アニメ

ロクアカはグレンが魔術講師だけあって白、黒、錬金、二反響唱など様々な種類の魔術と応用技術が登場する

ロクでなし魔術講師と禁忌教典のギャグは軽妙軽快でどうにも忘れがちになりますが(笑)、ロクアカはしっかり「魔術アニメ」をしています。

どの辺りがといわれたら、やはり2話での詠唱の際の文節に関する実践講義が印象強かったところ。今のところの全話を通しても、グレンは魔術の封印を行い、マナ欠乏症という症状があったりなど、ロクアカには具体的な魔術の専門性があります。

「つまり【セルフイリュージョン】がうまくいかなくなったってことはイメージがまだあやふやだってことだ」

▲ かといって、その魔術の専門的要素に捉われすぎず、噛み砕いたり、横にそらしてくれている辺り、ロクアカはしっかり見やすく楽しいラノベであり、アニメの原作であり、先生ものでもある

今回はそんなロクアカの、グレンのろくでもない性格から(笑)「それはまぁ置いておいてだな…」扱いをされがちな各種、細かい魔術の種類や技術にスポットを当てました。

魔術の主な種類

魔法が存在しているファンタジー作品なら必ず設定されている魔術(魔法)の種類。ロクアカにもいくつか種類があります。

ルミアが得意とする回復魔術や、身体能力や精神に働きかける「白魔術」、

システィやセリカに適正がある、エネルギーを扱う「黒魔術」、

リィエルが扱える数少ない魔術、物質を生み出す「錬金術」、

そして、レイクが召喚しましたが、使い魔などを呼び出す「召喚魔術」など。

またここには、白魔術と錬金術をかけあわせた「白金術」もありますが、白金術は生命そのものを扱うということもあり、ロクアカでは研究方面やきなくささの方で目立っています。

魔術の技法や応用術

詠唱をすれば魔術は発動するわけですが、発動のタイミングをずらしたり、2連続発動は難しかったりと、ロクアカの魔術には明確な魔術の技術や応用魔術が存在しています。

その種類はかなり多岐に渡っていて、網羅的なのも特徴です。

・「一節詠唱」
システィたち学生が使っていますが、魔術をより短い詠唱文で発動させることができる初等の技法。

誰でもできるわけではありませんが、魔術師の評価には大幅な影響があります。グレンは(こればかりではありませんが)この基礎技術である一節詠唱ができないことで魔術師としては三階梯という低い評価が下されています。

・「軍用魔術」

殺傷力が極めて高いため学生に習得させることは許されていない、【ライトニング・ピアス】など、軍属魔導士が使用する戦争用の魔術。難易度も高い。

・「時間差起動」(ディレイ・ブート)
詠唱済みの魔術を任意のタイミングで起動させる高等技法。

・「二反響唱」(ダブル・キャスト)
一度の呪文詠唱で二度同じ魔術を起動する高等技法。(セリカは三回同じ魔術を起動する「三重唱」(トリプル・キャスト)が可能。)

・「遠隔連続召喚」(リモート・シリアル・サモン)

遠隔地に複数の使い魔を呼び出す召喚魔術の超高等技法。召喚魔法自体はそこまで難しいものでもなく、グレンは主に悪巧みに使用。(笑)

・「条件起動式」

対象に初期設定した条件が達成された時に自動で術を起動する、古くから呪いや制約(ギアス)に使われる術式。

・「結界魔術」
数多くの手順を踏んで構築・行使される儀式魔術の一つ。並みの黒魔術を凌駕するほどの防御性能と効果範囲を発揮できますが、その性質から近接魔術戦には不向き。アルザーノ魔術学院にも厳重な結界が張られていますが、ヒューイにより改変されました。

・「人工精霊」(タルバ)
人工的に神や悪魔、精霊を生み出す禁呪に近い錬金術の奥義。

・「眷属秘呪」(シークレット)
固有魔術の一種。血中マナ特性(=魔力特性)を術式に組み込む魔術で、一代限りの固有魔術とは違い、その血族が先祖代々受け継ぎ発展させることが可能。

・「魔闘術」(ブラック・アーツ)
拳や脚に魔術を乗せ、インパクトの瞬間、相手の体内で直接その魔力を爆発させるという異色の近接戦闘術。

固有魔術の面白さ


▲ タロットカードはレイクの剣と同じ魔導器

主人公グレン=レーダスは固有魔術【愚者の世界】の使い手です。その「魔術の起動・発動を封じる」という効果にはジンやレイクをはじめとして敵対する相手のほとんどが驚きます。(カードゲームやSRPGなどでは思考遊びの一つでもあり、ほくそ笑めてストレス解消にもなるけどいわゆる友達は失う戦術。)

なぜならロクアカの世界は主役が魔術師たちだから。グレンのように格闘術(帝国魔導士団時代は+銃)で戦ったり、いわゆる武器など用いる白兵戦は既に退廃している戦術です。

そんな魔術師たちが主体の世界で、その魔術を封印してしまい、白兵戦を手がけるグレンの“愚者”っぷりは、最近の変り種なラノベ主人公ないしはなろう主人公らしさがありますね。

しかもこの固有魔術が、単純にレベルの高い魔術であるという意味を持つだけでなくて、システィが【ゲイル・ブロウ】を改変したように、誰でも閃いたり、使い込んだりすればその人独自の強力な魔術になり得ると説いているのだから、なるほど、ロクアカの面白さはある意味固有魔術にこそあるのかもしれません。それはつまりその生徒の個性だとも取れるし、先生ものとも繋がりますしね。(ちなみに今回の記事の細かい魔術の設定は公式でも地味にしっかり補足しているので、気になる人は見てみてください。)


▲ 各話STORYの下部「Lecture ○ 用語集」のところ(⇒「公式各話用語集」

「だが次はないぞ!さらばだ!」

もちろん、ロクアカにはグレンのしょうもなさも必要なんですけどねw(*´∀`)