10話では新キャラが新たに2名登場した回でした。
一人はレオス=クライトス。もう一人はOPにもいましたが、元宮廷魔導士団のジャティス。
話の内容は主人公に気のあるヒロインの元に婚約者がやってきてしかも決闘するという、よく言えば伝統感、(特にアニメでロクアカ初見の人にとって)悪く言えば既視感バリバリの内容。が、
「っつっても~」
「白猫ちゃんが選んだのは~」
「この俺なんだもんな~」
そこはグレン同様頭の回る(?)ロクアカ製作陣。ちょくちょくさらっと笑えるお馴染み“ロクアカ節”をいくつか挟んできていましたね。(笑)
この絵3回使ってるんだよね
「嘘じゃねぇぜ?なんたってこのかわいい白猫ちゃんは昨夜も俺のベッドで…」
「このバカ~!!」
過去記事でも作画の上手い使いまわしについて触れたところでしたが、今回はより分かりやすい形で使いまわしていましたね。
もちろん、ギャグパート。レオスとの登場時、俺のベッドで云々時、そして逆玉狙い宣言時の3回も使ってますこれ。(笑)(個人的にはシスティの「ですよね^-^」使いまわしが今のところ僅差で勝利。)
でも、今回はそれだけでなくて、吹き飛ばされたグレンが“シュタッ”とクールに着地してくるという。
1話から吹き飛ばされていたのを見ると、グレンは手馴れたものですねw(グレンの姿勢とルミアの有無だけという、1話とほとんど変わらない作画というのだから驚く。なんて高度な手抜きだ…)
▲ ちなみに、システィは3話のレイク戦でグレンから突き落とされた際に軽くゲイルブロウを使って衝撃の軽減をしてる。(グレンが着地に魔術を使わないのはギャグという意味もあるけど、おそらくは普通に詠唱の短縮ができない部分から。)
システィの顔芸とグレンのろくでなしっぷり
それにしても10話はなんだか1話~2話を彷彿とさせました。やっぱりそれは、「初手」に成功したロクアカの本分でもあるグレンのろくでなしっぷりがいかんなく発揮された回だったからでしょうね。
「俺こういうの興味ねーんだよな~」
といっても今回は授業は放棄、あげくシスティを泣かせたような真性のろくでなしだったわけでなく、セラとシスティの姿を重ねた上での私情を含んだろくでなしでした。
「おほ~!あの男いきなり結婚申し込みやがった!さぁ盛り上がって参りました~!」
「やれやれ。女の勘ってやつか?ま、それは置いといて!今はこれが面白すぎるぜ!」
グレンが妙にテンション高いのは、少しだけ無理をして(隠そうとして)いる感を演出しているためでしょうけど、少し無表情めに目を見開かせた作画も含めて、地味ながら斉藤さんの妙技だったなぁとおもいます。
▲ システィの「ヤッチャッタゼ!じゃないでしょ!」も早口&引きつってて面白かった。(笑)