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ポケモンSV/星6ローブシンレイド対策と攻略法 パルデアにいても違和感なし

旧作であるBWの特徴の1つとして、赤緑のポケモンの生態的なラインナップを踏襲していることが挙げられます。

多かれ少なかれこの類似要素、および伝統配分とも言うべき部分は他のシリーズにもあるのですが、ことBWに関してはかなり初代に寄せています。

ダンゴロ族はイシツブテ族、コロモリ族はズバット族、タブンネはラッキー、オタマロはニョロモ族、ナゲキ・ダゲキはサワムラー・エビワラー、ユニラン族はケーシィ族と言った風に。ストーリー中は「新ポケしか出ない」という徹底っぷりもありました。

この事例はBWの目指していたものが、赤緑から3世代分を経て続けてきた伝統を受け継ぎながらも、今後は新シリーズに向けて刷新していくという開発陣の意図、および声明みたいなものだったように思います。

刷新の部分はもちろん、「ポケモンの開放」というポケモン的にはゲームの根幹を揺るがすほどの革新的かつ歴史的な革命を目論んでいたゲーチスを頭に据え置いたプラズマ団とNのストーリーに如実に表れていますね。

だからBW(とくにストーリーの部分)はポケモンの1つの転換期であり、意欲作であり名作でもある所以となっています。国内ではこの辺の事情は結構無視されているように思いますけどね。(理由を述べるときりがなくなるのでここでは省きますが、国内ではゲームと読解力・批評力が共存できていない光景はよく見かけます)

今回はそんなカイリキー枠であったローブシンのレイド対策ですね。

星6ローブシン(格闘)の強さについて

ビルドアップ*2

ローブシンで脅威なのは、まず「ビルドアップ」を2回積むところでしょうか。

攻撃と防御を1段階上げる変化技ですね。1回ならともかく2回だと結構厄介です。

メインウェポンが「インファイト」なので、そのデバフ効果も多少緩和してきます。

タイプ一致インファイト

それと、上でも触れましたが「インファイト」持ちです。

タイプ一致にくわえてローブシンは攻撃値140の化け物なので、等倍でもかなり痛いですね。

バフ・デバフ解除あり

あと、バフ・デバフ解除がそれぞれあります。

バフ解除が残り時間3割と遅めですが、どちらもあると厄介なのは言うまでもありません。

挑発を一度もしていないのなら、バフを消されてビルド2回積んだローブシンを止めるのが難儀なのは言うまでもないですね。

星6ローブシンの技と種族値

インファイト
マッハパンチ
いわなだれ
たたきつける
固定:ビルドアップ*2 残りHP8.9割、残りHP4.9割の時
特性:てつのこぶし

「インファイト」は威力120の格闘物理技ですね。攻撃後に防御と特防が1段階落ちます。痛い技ですが、受け続けることに意味が出てくる技でもあります。

「マッハパンチ」は威力40の格闘物理先制技。基本的に使われないでしょう。

「いわなだれ」は威力75命中90の岩物理技。3割でひるみます。一応全体技。この技があることにより、格闘をすかせるラウドボーンとソウブレイズでもそこそこダメージを負います。

「たたきつける」は威力80命中75のノーマル物理技。いつか上方修正されそうな技です。威力80で命中75はひどい。

「ビルドアップ」は攻撃と防御を1段階上げる変化技。残りHP8.9割、残りHP4.9割の時の2回使います。発動数値がなぜか半端。とりもげは基本ポケ徹に書いてあること以上の技の仕様の細かい部分までは把握していないので、なにかしらの影響を及ぼすかどうかは不明。

特性の「てつのこぶし」はパンチ系の技の威力を1,2倍にする特性。該当技は「マッハパンチ」のみなので、脅威ではありませんね。

種族値は以下。

HP 105
攻撃 140
防御 95
特攻 55
特防 65
素早さ 45
合計 505

技のタイプ相性

物理・格闘:インファイト⇒ノーマル、氷、岩、悪、鋼
物理・格闘:マッハパンチ⇒ノーマル、氷、岩、悪、鋼
物理・岩:いわなだれ⇒炎、氷、飛行、虫
物理・ノーマル:たたきつける⇒なし

タイプ範囲はそこそこですね。

定番内だと、ソウブレイズが抜群。

定番外では、ハルクジラ、テツノイバラ、ドドゲザン、ヒスイダイケンキ、サザンドラ、デカヌチャン、ディアルガ、ヒスイヌメルゴン、ザマゼンタ、ブリジュラス、ラウドボーン、マフォクシー、ウガツホムラ、レシラム、ガラルファイヤー、ハハコモリなどが抜群。

バフ・デバフ解除

バフ解除は1回、デバフ解除は2回あります。

バフ解除は残り時間が3割を切った時。デバフ解除は残りHPが9割を切った時と、5割を切った時。

ローブシン(格闘)対策ポケモン

ローブシン戦はまず、格闘が弱点でないポケモンを探ります。今回は可能な限り、半減させたいですね。なのでゴーストは有望株。

攻撃力が高いので、物理耐久が低いポケモンは相応の調整はしなくてはなりません。

デバフは攻撃デバフですね。冷や水、ワイドブレイカー、飛びかかる、甘える、色々とあります。

あと、「ちょうはつ」も欲しいです。開幕に使っとけば1回目のビルドは防げます。

アタッカー

定番内だと、マリルリ、テツノカイナ、コライドン、ミライドン、コノヨザル、ハラバリーが生き残り。

コノヨザルは格闘無効で、半減のいわなだれを受けるだけで、メタ択です。開幕に挑発したあとは憤怒連打でさっさとしばいてやりましょう。


次点でコライドンですね。もちろん挑発と攻撃デバフ込み。テツノカイナは使ってみましたが、B振りでまあ安心って感じ。ただ、例によって安心なのは自分だけです。

定番外では、ゴルーグ、シロデスナ、サーフゴーが浮沈艦拓。ゴルーグはお遊び拓になりそうですが、頼もしいアタッカーのサーフゴーは筆頭メタですね。シロデスナはサポかなぁ。

あと、ギラティナ、ガラルヤドラン、ガラルヤドキング、B振りヒスイゾロアーク、ルナアーラ、ネクロズマ月、レイスポス、黒馬バドレックスあたりも格闘無効or1/4拓で次点のメタ択ですね。

格闘半減拓では、ヤドラン、ミュウツー、ミュウ、B振りドクロッグ、B振りエルレイド、グライオン、B振りアシレーヌ、B振りチヲハウハネあたり。半減でもそれなりに痛いと思うので、デバフはしっかり撒きたいですね。

等倍拓では、B振りアロナッシー、B振りハッサム、スイクン、グラードン、ガブリアス、B振りオノノクス、ゼクロム、H振りジャラランガ、ウネルミナモ、タケルライコなど。

等倍拓は結構ありましたが、数はだいぶ減らしました。結構辛いと思います。挑発がないならなおのこと。最終的には時間がそこそこ残って勝利するかもしれませんが……とりもげは星6では基本的に自分が一度も死なない上で勝てる拓を模索しています。

オノノクス、ジャラランガ、タケルライコあたりは挑発+攻撃デバフ持ちで頼もしい面子です。耐久面的に安心なのはもちろんタケルライコですけどね。(てか挑発するんだとふと不思議に思った。ライコウの頃の落ち着き払った眼差しがあるので出来なくても違和感ない)

サポーター

サポーターは物理対策ですね。

等倍拓を出すくらいならサポーターを出したくはなる相手です。

HBブーピッグ、HBハギギシリ、HBヤレユータンでの対策

1匹目はブーピッグですね。

挑発⇒応援防御⇒リフレクター⇒冷や水⇒挑発⇒冷や水連打で完封します。

インファイトが来るので、可能な限り動いて防御を落とすのが◎。ハギギシリとヤレユータンも同じ流れ。ヤレユータンは格闘半減拓ではないので注意。

HBアマージョでの対策

2匹目はアマージョ。順当に火力が高いので、こちらも壁込みの手堅い戦術寄りになるようです。

挑発⇒デバフ解除後、甘える⇒応援防御⇒リフレクター⇒挑発⇒トロピカルキック連打で完封。

HBネオラントでの対策

3匹目はネオラントです。ビルドアップ*2の方に着目した末での選出です。(あと一度は使いたいという)残念ながら挑発はないので、ちょっと一芸枠寄りではあります。

甘える⇒1回目のビルド後、くすぐる*2⇒応援防御⇒冷や水連打で封殺します。

ビルドアップの効果をくすぐるで打ち消すというシンプルな内容です。どうでもいいけど可愛いよね、ネオラント。

HBオオニューラでの対策

4匹目はオオニューラ。こちらは完全な趣味というか。オオニューラの色違いをゲットできたのでなんとか使いたいな~と思っていました。

挑発⇒バフ解除後、応援防御⇒コーチング連打⇒ビルドアップしつつ、インファイト誘導で早めの勝利を目指します。

インファイトがあるので早めに決着はつくことはつくが

そんな感じで、ローブシンのレイド対策でした。

単タイプですが、結構強いレイドだと思います。

野良民的にはゴーストタイプもいるし、カイナやコライドンもいるしで、そこまでの脅威には思わないかもしれませんが、強烈な攻撃力は一定の敗北確率があります。

バフ・デバフ解除もしっかりあるので、挑発持ちがいない状態で一度押されたら結構きついでしょう。

余談:大量発生イベントにて。わらわら。