野良レイドをやっていると、よく募集がかかっているポケモンと、そうでないポケモンが出てくるのですが、ドラパルトは圧倒的に後者です。
初期環境の頃からあまり見ないポケモン筆頭でしたが、DLCの前編が1ヵ月後に控えた今でもあまり見ません。なんででしょうね? 動画を撮るのも一番時間かかりました。
ドラパルトは前作とは違い、今作の対戦環境では他のドラゴンタイプに押されてあまり見ないポケモンとなっているようですが、その辺の影響も強そうですし、レイド的には結構めんどくさい相手であることも要因になっていそうです。
というわけで、ドラパルトのレイド対策ですね。
目次
星6ドラパルト(ドラゴン・ゴースト)の強さについて
のろわれボディ
冒頭で触れためんどくさい理由の1つが、特性の「のろわれボディ」です。ゲンガーも持っている特性ですね。
3割で使われた攻撃技を一時的に封じる特性なので、ドラパルト自身防御面は脆いとはいえ、戦闘が長引く傾向にあります。壁もありますしね。
ドレパンなどの回復攻撃技に依存するポケモンはやりにくいですね。
4種フルアタ(特殊)
また、ドラパルトは4種フルアタ構成です。
シャドーボール、竜の波動、10万ボルト、火炎放射を持っています。
幸い、ドラパルトの特攻は100とそこそこですが、4種タイプの面倒を見るのはなかなか難しく、抜群をつかれたらそれなりにくらう羽目になります。
壁2種搭載+一番素早い
くわえて、「リフレクター」と「ひかりのかべ」を所持しています。物理と特殊どちらも2/3に威力を落としてきます。
剣盾の対戦で遊んだ人にとってはドラパルトの壁貼りはおなじみですが、なかなか振り切った構成です。
ちなみにドラパルトは星6レイドでは142と一番の素早さ種族値を誇ります。なので、上を取るのは現実的ではありません。このレベルまで速いと「トリックルーム」が有効技の圏内になってきます。
星6ドラパルトの技と種族値
シャドーボール
りゅうのはどう
10まんボルト
かえんほうしゃ
固定:リフレクター
固定:ひかりのかべ
特性:のろわれボディ
「シャドーボール」は威力80のゴースト特殊技ですね。2割で特防が落ちます。「りゅうのはどう」は威力85のドラゴン特殊技。追加効果はありません。この2つが元タイプ一致技なので、優先順位としてはまずこの2種から抜群を取られないようにします。
「10まんボルト」は威力90の電気特殊技。1割で麻痺です。「かえんほうしゃ」は威力90の炎特殊技。こちらも1割で火傷に。
「リフレクター」は物理技を2/3にする変化技。残り時間が8.5割の時の前半に使います。
「ひかりのかべ」は特殊技を2/3にする変化技。残りHPが2割を切った時に使います。なので、物理よりは特殊が戦いやすいでしょう。
特性の「のろわれボディ」は使ってきた攻撃技を3割で封じます。効果は3ターン。
種族値は以下。
HP | 88 |
---|---|
攻撃 | 120 |
防御 | 75 |
特攻 | 100 |
特防 | 75 |
素早さ | 142 |
合計 | 600 |
技のタイプ相性
ゴースト・特殊:シャドーボール⇒エスパー、ゴースト
ドラゴン・特殊:りゅうのはどう⇒ドラゴン
電気・特殊:10まんボルト⇒水、飛行
炎・特殊:かえんほうしゃ⇒草、氷、虫、鋼
4種タイプということで範囲は広めです。
定番内では、コライドン、ミライドン、ソウブレイズ、コノヨザルが抜群をつかれます。
定番外だと、エルレイド、ミュウツー、黒馬・白馬バドレックス、クレセリア、テツノイサハ、ラウドボーン、サーフゴー、ガブリアス、オノノクス、サザンドラ、レックウザ、ムゲンダイナ、ウネルミナモ、ヤドラン、カイオーガ、ラランテス、ブリガロン、ハルクジラ(≠厚い脂肪)、デカヌチャン、ドドゲザン、ハッサムなど。
ドラパルト(ドラゴン・ゴースト)対策ポケモン
ドラパルト戦を対策するならまずドラゴンとゴーストで抜群を取られないことは前提に、「のろわれボディ」をどうにかするところから。
なので、特性を変えるのがベター。できないのなら攻撃技は2つは必要です。この役目はドラパルト戦において、アタッカーはちょっと担いにくいです。
次いで、壁を封じるべく挑発をしたり、壁を壊したりします。
アタッカー
定番内だとマリルリ、テツノカイナ、ハラバリーが相性的には生き残り。
どれも有効サポート技が少ないのでぼちぼち。運が良ければマリルリとカイナは攻撃し続けられるでしょう。もっとも「運が良ければ」というのは対策にならないのでとりもげは省きますが。
定番外だと、タイプ相性的にすべての攻撃を半減できる浮沈艦はいなくて、意外なところで活躍しやすかったのはパーモット(D振り+貝殻の鈴)でした。6~7割サポーターなのですが、「なかまづくり」「かわらわり」「ほっぺすりすり」「ローキック」と有効技をたくさん持っています。しかもタイプ一致。
タイプ相性を優先すると、めぼしい特性を変える技持ちアタッカーはパーモットくらいのものでした。電気テラスだと「でんこうそうげき」でもう少しアタッカーとしての活躍も見込めます。
残念ながらパーモットは特攻デバフ技は持っていないので、他のレイド対策で挙げているメタポケモンたちと比べると残り時間は少なめにはなるのですが、対ドラパルト戦での相対的に見てメタポケモンかつ、パーモットの数少ない活躍の場です。積み技があれば最高だった。
他だと、特性は変えられないけどデバフ技持ちで、テツノドクガ、D振りストリンダー、D振りハルクジラ、D振りテツノイバラ、テツノブジン、D振りボルトロス、D振りバサギリ、D振りエースバーン、剣なしザシアンなどです。何匹か挑発持ちもいます。ブジンはトリックルームも使えます。カイオーガは貝殻の鈴持たせて普通にいけそう。
ハルクジラは「なかまづくり」を持ってはいますが、自分の氷技の威力を半減することに。また、テツノブジンはクォークチャージは渡せないので、特性を変える役目は担えません。
上記のポケモンたちは「のろわれボディ」の運ゲーがあるので、まずは主力技を使うのを控えるのがいいですね。デバフ技であればなおいいです。封じられたら主力技や応援でターンを稼ぎます。
あとはサポートできない組でヒードラン、グラードン、ガチグマ辺り。ヒードランとガチグマは一応挑発ができますね。
サポーター
サポーターは3組。
ブラッキー&ヤミラミ(HD)&デカヌチャンでの対策
1匹目はブラッキー。特殊受けの方です。
スキルスワップ⇒挑発⇒光の壁⇒応援防御⇒バークアウト連打で完封案件。
堅実に勝利できる択ですね。いつもながら頼もしい。ヤミラミも同じ。
デカヌチャンも挑発こそできませんが、スキスワ、光の壁、這いよる一撃でサポートができます。
ハブネーク(D振り)&カエンジシ(D振り)での対策
2匹目はハブネーク。ペリッパー対策では数少ない活躍の場と書きましたが、ドラパルト戦は踏ん張れるレイドの1つです。
胃液⇒挑発⇒応援防御⇒バークアウトで盤石にします。
やや耐久面で苦しいところはありますが、じゅうぶん活躍できます。「すりぬけ」を生かせないのが残念。
カエンジシも「なかまづくり」で同様のやり方。
ハピナスでの対策
3匹目はハピナスです。
スキルスワップ⇒光の壁⇒応援防御⇒電磁波をしたあとは命のしずくで回復役にまわります。
確実に勝つとなるとなかなか一番の拓にはならないハピナスですが、今回はスキスワと電磁波が使えるので優先度が上がってます。
あとは特性は変えられないけど、オーロンゲですね。使う場合はサブウェポンに「ローキック」あたりを持たせると◎。
パーモットで遊べるレイド
そんな感じでドラパルトの対策でした。
対策案を練ってみると改めてやりづれ~と思う相手はいくらかいたものですが、ドラパルトもまたそうですね。特性を変えつつアタッカーができる拓が少ないの一言。それでパーモットにスポットが当たると言うのもまた珍しいというかなんというか。
サポーターを出せばいい話ではありますが、ドラパルト戦の有効対策のしにくさを物語っている気もしますね。検索でなかなか出てこないのが一番厄介ではあるけど。