ラプラスはかなりの人気を誇るポケモンの1種です。
首長竜と亀を合わせたようなフォルムは完成されていて(巻かれた耳がちょっと気になるくらい)、眼差しは慈悲深く、昔は驚くほど人間味がありました。初代の特徴でもありますが、振り向いた絵も結構あり、見返り美人的な印象もあるでしょうね。
▲ 2世代・3世代は模様が濃くなり、デフォルメキャラ寄りというかふっくらしていて、4世代からはシュッとして等身のバランスが取れ、CGになった今ではアニメキャラ的な生物的容姿に落ち着く。
いつからかポケモンのデザインの「統一感」は薄まりました。ざっくり言えば時代の変遷ですが、ポケモンをデザインするクリエイターが増えたことも由来しています。
そうして各々のデザインの主張が強まっていくにつれて、初代のポケモンたちともども存在感は薄くなった感はありますが(逆に濃くなったという見方ももちろんできる)、ラプラスに関して言えば乗り物ポケモンとして各シリーズには出てきていましたし、アニメでも海回とくれば出番があり、専用の歌もつくられていたほど。
剣盾ではキョダイマックス姿をもらい、今は色んなポケモンをピックするGOやら各種別種のゲームもあります。ラプラスは、ゲンガー、ヤドン、カビゴン、ミュウツー辺りと同じで、存在感は薄まっていない方でしょうね。個人的にはギャラドスと並ぶと、初代の水ポケモンだなぁと感じますが、ジュゴンとかも初代らしい水ポケモンですね。
というわけでラプラスのレイド対策ですね。ちなみにスパイスレイドです。
目次
星6ラプラス(水・氷)の強さについて
開幕ゆきげしき+ふぶき
ラプラスは最強レイドのように開幕に「ゆきげしき」をしてきます。
「ゆきげしき」の防御1.5倍の効果自体は、テラスが氷の時のみ影響を及ぼしますが、「ふぶき」の方は必中になります。
氷タイプの主力ですが、威力110のタイプ一致ですからね。痛いです。凍ることも珍しくありません。
雨ごい+ドロポン
で、面白いのが、後半に入ると「あまごい」をしてきます。
2種類の天候を操ってくるわけですね。ラプラスのタイプ的に合っている戦術ですが、恒常レイド的には新しい試み。
もちろん「あまごい」以降は1.5倍威力になった「ハイドロポンプ」をうってくるでしょう。つまり、氷と水の対策が必要になるってわけです。
うたう持ち
あと、「うたう」を持ってます。ラプラスの代名詞的な技ですね。
命中55%で、眠り技としては底辺の技のはずですが、なんで当たるんだろうね?_(:3 」∠)_<寝る時によろしく
あ、あとHP高いです。ラプラスですからね。
星6ラプラスの技と種族値
ふぶき
ハイドロポンプ
のしかかり
うたう
固定:ゆきげしき
固定:あまごい
特性:うるおいボディ
「ふぶき」は威力110命中70の氷特殊技。1割で凍ります。前述したように、雪が降ってると必中になります。
「ハイドロポンプ」は威力110命中80の水特殊技。追加効果はありません。
「のしかかり」は威力85のノーマル物理技。3割で麻痺します。この技があるためにラプラスは両刀になってます。最近はほんと両刀増えましたね。
「うたう」は命中55の眠らせる技。命中55%ですが当たる時は当たるので(レイドでは5回くらいは行動するし)、何かしらの対策が欲しいところではあります。
「ゆきげしき」は天候を雪にする技。テラスが氷なら、防御が1.5倍になります。開幕に使います。
「あまごい」は天候を雨にする技。雨中は水技は1.5倍、炎技は半減に。残りHPが5割を切ると使ってきます。
特性の「うるおいボディ」は雨時に状態異常が回復する特性。レイドでは相手にかける分には状態異常の有用性は低いので、気にする必要はとくにない特性です。
種族値は以下。
HP | 130 |
---|---|
攻撃 | 85 |
防御 | 80 |
特攻 | 85 |
特防 | 95 |
素早さ | 60 |
合計 | 535 |
技のタイプ相性
氷・特殊:ふぶき⇒草、地面、飛行、ドラゴン
水・特殊:ハイドロポンプ⇒炎、地面、岩
ノーマル・物理:のしかかり⇒なし
タイプ相性はそれなりですね。氷は何かと嘆かれがちな不遇なタイプですが、ドラゴンも多いレイド環境においては相手がそうである分には影響の強い部類のタイプ。そもそもテラスで自分が氷タイプじゃないしね。
定番内だと、コライドン、ミライドン、ソウブレイズが抜群。
定番外では、ラランテス、テツノイサハ、カミツオロチ、ガブリアス、グラードン、ガラルファイヤー、レックウザ、サザンドラ、ムゲンダイナ、ギラティナ、ジャラランガ、タケルライコ、ラウドボーン、エースバーン、テツノイバラ、テツノイワオなど。
ラプラス(水・氷)対策ポケモン
ラプラス戦は、まず水と氷から抜群をつかれないこと。
アタッカーは隠密マントを持たせると凍る心配はなくなりますね。後半の雨ごいは挑発や晴れで対策します。
眠り対策の方は「ミストフィールド」「エレキフィールド」「しんぴのまもり」、特性の「やるき」などがありますね。
アタッカー
定番内だと、マリルリ、テツノカイナ、コノヨザル、ハラバリーが生き残り。
マリルリは攻撃あるべしですが、一応ミストフィールド持ちです。テツノカイナ(D振り)とハラバリーはエレキフィールドを出して、コノヨザルはやる気+日本晴れを使わせると◎。
水と氷を半減できるのはほとんどが水タイプです。ドククラゲ、ミロカロス、オーダイル、ヒスイダイケンキ、オニシズグモ辺りが特攻デバフ持ちで勝ちやすいでしょう。
「うたう」を封じられる「じごくづき」を覚えるポケモンもいるので、あわせて使うとシールド後も安定して封殺できます。カイオーガは上からすぐに雪を降らせられます。後半は雨がくるけどね。
水の方を半減する択だと、ディアルガ、ヒスイヌメルゴン、ブリジュラス、シャリタツ、ウネルミナモ、オーガポン水なんかがいます。味方が水マリルリとかだとあれですが、ミナモは晴れ型だと相性いいですね。晴れ型でなくとも冷や水とバークアウトを使えるので、ブルベリレイドでは使いやすい部類だと思う。
氷半減だと、フォレトス、ハッサム、ネクロズマ日、デカヌチャン、ザシアン、ザマゼンタ、ドドゲザン、サーフゴー、テツノカシラなど。
こちらはいつもの鋼メンバーですが、ハッサムやフォレトス、ザマゼンタは特攻デバフにくわえて晴れを使え、タイプ的に補完もできてるので、勝率では頭1つ抜けるでしょうね。サーフゴーはいつものようにラプラスの美声にも耳を傾けません。( ´ω` )
等倍拓では色々といますが、エルレイド、ダークライ、レシラム、ウガツホムラ、ハバタクカミ、チヲハウハネ、D振りイイネイヌとか。イイネイヌは例の3匹のうち誰も使わないのはな~ということで割と無理やり育成してみたものですが、なんだかんだ出せてますね。
ウガツホムラはバークアウトにくわえて晴れももちろんできるのでテラス後も無茶できます。物理も特殊も相手できて強いポケモンです。用意できるなら、対物理と特殊で用意するのは全然ありだと思う。気になるのはメインウェポンが大憤激かヒートスタンプかってことくらい。ちなみにラプラスは重いので大憤激です。
サポーター
サポーターは特殊受けと眠り対策ですね。
アタッカーは少し選びづらいですが、サポーターの方はたくさんいます。いるすぎるくらい。
アブリボン(HD)での対策
1匹目はアブリボンですね。この子はアマージョと同じで「スイートベール」があります。自分・味方が眠らなくなる特性ですね。
応援防御⇒光の壁⇒虫の抵抗連打⇒雨後に日本晴れで完封します。
アマージョは対物理なので、差別化はできますね。
ミロカロスでの対策
2匹目はミロカロスです。やっぱりすっかり常連顔。
神秘の守り⇒応援防御⇒光の壁⇒這いよる一撃連打で完封。晴れはありませんが、後半だしなんとか大丈夫でしょう。
とりもげのミロカロスはBCにしたままですが、全然問題ないです。両刀も多いので、HB辺りで使いまわすのがいいんじゃないかな。
クレッフィ(HD)、チリーン(HD)+αでの対策
3匹目はクレッフィ。こちらもブルベリでは常連気味。
ミストフィールド⇒応援防御⇒光の壁⇒這いよる一撃連打、後半は晴れを使って完封します。
チリーン、サーナイト、エルレイドも同じ流れ。チリーンは神秘の守り、サナ&エルレイドはミスト&マジフレです。
オーロンゲ(HD)、ブラッキー、ブーピッグ+αでの対策
4匹目はオーロンゲ。オーロンゲは晴れはできないけど挑発とミストができる組。
ミストフィールド⇒応援防御⇒光の壁⇒ソウルクラッシュ連打で完封案件。
他はブラッキー、ブーピッグ、バルビートなど。この3者は晴れはありますが、状態異常対策がありません。
他にも色々いるかと思います。
水×氷の対策タイプが偏る
そんな感じでラプラス対策でした。
そこまで難儀ってわけでもないですが、水だけでなく氷の方のダメージも痛いということで、適当に参戦すると痛い目は見れるレイドです。「うたう」の55%が当たるのも含めてね。
水と鋼以外を出すとなると等倍拓寄りになりそうだし、詰めようと思うと少し手間というか。カイナやハラバリーのエレキフィールドにせよ、晴れ持ちやる気コノヨにせよ、定番拓の使い込みの具合、対応力の度合いも分かるレイドでしょうね。
今日の1枚:そこどいてくれない?
近寄っても襲ってこないいいヤツのナッシーでしたとさ。