ボタンはストーリー序盤で登場こそするものの、ちゃんと“本来の素性”で交流するのはストーリーの終盤も終盤。
それでもネモやペパーとの絡みは割と自然というか。
引きこもりだったがためのネット民的な歯に衣着せぬ言動も年齢相応の範囲に収まっていて、とりもげ的にはクオリティの高いキャラだと思わされました。
一番好きなキャラに挙げる人も多く、ペパーとのカップリングを想像しているとかしていないとか。
そんなボタンですが、父親が既に割れているようです。
▲ 大穴探索が楽しかったのとあまりにも自然な会話内容(みんなで親について話す)だったのでまったく気にしてなかった
父親の人物像
事の発端はこの会話ですね。
ボタン:ドが つくほど ウザい……
ネモ:過保護ってこと?
ボタン:声は デカイし スキンシップ ヤバいし
ボタちゃんとか 変な呼び方 するし!
パルデアの大穴を最下層に向けて移動中(第三観測ユニット探し中)の会話ですが、ボタンは親から愛されてるんだな~と思わされつつ、確かにウザくもありそうなある程度の人物像が浮かぶところ。
スター団大作戦
で、話は少しさかのぼってボタンの出身について。
スター団フェアリー組のオルティガと戦う際、イヌガヤという執事と話をすることになります。
実はこのイヌガヤはアカデミーの元校長なのですが、校長を辞職した理由が、「スター団大作戦」なるスター団たちのいじめっ子たちへの報復事件でした。
この事件は何も実害はありませんでしたが、いじめていた生徒たちはみなアカデミーを辞めました。また、イヌガヤ校長をはじめ教師たち全員が辞職をして、さらにもみ消されてしまうという結構な事件でした。
ボタンもまた事件の責任を取るといって、イヌガヤ校長からは「留学」を言い渡されます。留学というのは表面的なもので、ようは自粛期間ないし療養期間ですね。
この時ボタンが赴いたのが、実家のあるガラル地方であり、ボタンはガラル出身であることが割れます。つまり、何もなければ父親もまたガラル出身ということになりますね。
ピオニーとシャクヤ
そうして、父親の特徴です。「ド」と聞くと、挙がるのは剣盾のDLC「カンムリ雪原」で登場した例のオヤジです。
ピオニーですね。
娘のシャクヤもピオニーの言動をウザがっていましたね。呼び方も「シャクちゃん」でした。
ただピオニーとは肌の色が違いますし、娘のシャクヤもやや色黒です。瞳の色もボタンは緑ではありません。
ぱっと見はあまり遺伝的な関係は見いだせませんが、ピオニーのリーグカードに写っている写真には母親が写っていて、彼女は肌が白いです。シャクヤの髪は2色展開なので、その辺もボタンとの姉妹的な共通項に見えてきます。
瞳の色は、母親の方が目を閉じている写真しかないので何とも言えませんが、ボタン準拠でいくと濃褐色なのでしょう。
この説が確かならボタンはローズの姪っこになりますね。ポケモン勝負が強いわけです。
芍薬と牡丹
ただ、ゲーム内で見いだせるピオニー父親説を裏付ける要素は(おそらく)ここまでです。あとは考察要素。
1つ濃厚な説としては、「立てば芍薬(シャクヤク)座れば牡丹(ボタン)」という言葉。ピオニーは芍薬の英語名で、芍薬はボタン科の植物です。シャクヤとボタンの髪の色もなんとなく芍薬と牡丹に寄せている気がします。
元々ポケモンの人物名は植物にあやかっていることが多いですし、なかなか説得力がありますね。この言葉には「歩く姿は百合の花」と続きますが、百合は母親の方を指すのでしょうか?
1つ確かなのは、この名づけはピオニー出ではないということですね。
あの無神経オッサンピオニーがこんな教養のある名づけが出来るわけない( ˘ω˘ )間違いなく母親由来でしょう。
まあ、とりもげはピオニー嫌いじゃないです、うん。
やっぱ、ダメかも。←(そういえば娘のこととなると迷惑オヤジでもあった)
ピオニーはボタンにとっていい父親ではある?
ちなみにピオニーは優秀なローズと比較され続けた末にグレていた時期がありました。
ボタンの療養期間ないし帰省は、ウザかっただろうけど、いい環境だったんだろうなというのも推察ができるところ。家族付き合いを失敗した人が、自分のつくった家族の方には強い愛情を注ぐのはごく自然な感情です。
追記24/1/14
DLC番外編で明らかになりました。笑い方で特定できたっていう話ですけどね。(笑)
▲ あと一応、キビキビしてる時に父親の“ウザい血”が目覚めてるような言動。餅怖い
タロの父親もヤーコンで確定しましたし(リーグ部にネモを招待すると話が聞ける)、粋なことしてくれますね。