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ポケモンSV/星6オーロットレイド対策と攻略法 もりののろい+ウッドハンマーというお茶目な設計

植物をモチーフにした生物ないし植物の要素が含まれる生物はポケモンのお家芸なところですが、意外といないのが樹木そのものをモチーフにしているポケモンです。ファンタジー世界にはおなじみのトレントやエント系ですね。

ひねりがないと言えばそうなのかもしれません。ポケモンのデザインは個性的ですからね。(同じくエント系初代のナッシーはいきなりナシの木モチーフだし)

で、そんな数少ないトレントまたはエント系がオーロットですね。結構怖い見た目のままに図鑑テキストも「森を荒らす人間は死ぬまで森から出られないようにする」「森を荒らす者を喰ってしまうといわれる」などと物騒なことが書かれています。ボクレーの鳴き声は個人的に好きなんですけどね。ホイーヨヨヨ。

というわけで、オーロットのレイド対策ですね。

星6オーロット(ゴースト・草)の強さについて

タイプ一致ウッドハンマー

オーロットでまず脅威なのは「ウッドハンマー」持ちであることですね。

ミミッキュなんかが持っていましたが、草タイプの物理技で威力が120もある技です。

当然自傷技なのですが、例によってレイドで相手が使う分には自傷ダメージはほとんどありません。本当の意味で最強技になっています。開幕には「グラスフィールド」もありますし、タイプ一致技なので弱点であればひとたまりもありませんね。

もっともオーロットは所持技に「もりののろい」があり、割と高頻度で使ってくるという抜け穴っぽい点があります。

ただ、とりもげが試してみた限りでは、抜群時には「もりののろい」はあまり使ってきませんでした。なのでここでは、草が抜群になるタイプを避けるべきなのは変わらないと仮定しておきます。

鬼火持ち

それと、「おにび」を持っています。

火傷になると物理技が半減するので、物理は出しにくいです。

森の呪い

あと、上で触れましたが、「もりののろい」を持っています。

脅威というよりオーロットの個性お披露目みたいな感がありますが、この技は受けると草タイプを追加するという一風変わった技です。タイプが2個ならタイプは3個になります。

草タイプが追加されるので、ブーストしているはずのウッドハンマーが割と受けれるようになったりします。お茶目。ただ、さきほども言いましたが、等倍以上の時に使うと見た方がいいです。

あと留意点として、テラスを切ると追加された草タイプがなくなります。

マイナーポケモン

また、マイナーポケモン扱いなのかタイプを知らないような選出を結構見かけました。

草はシルエットで分かり、ゴーストの方は察せられないと言われたら分かるといえば分かる話です。

ラウドボーンとソウブレイズはよく見かけました。回復のできるソウブレイズはともかくラウドボーンは一緒に戦わない方が無難でしょうね。

星6オーロットの技と種族値

ウッドハンマー
シャドークロー
もりののろい
おにび
固定:グラスフィールド 開幕
固定:かなしばり 残りHPが7.5割の時
固定:ウッドハンマー 残りHPが2割の時
特性:しゅうかく

「ウッドハンマー」は威力120の草物理技。本来は与えたダメージの33%を受ける技ですが、上記の通り、レイドの敵が使う分には微量のダメージしかありません。

「シャドークロー」は威力70のゴースト物理技。急所+1(12.5%)内蔵技です。

「もりののろい」は相手のタイプに草タイプを追加する変化技。2タイプのポケモンの場合は、草が3タイプ目になります。タイプを追加する以外に特別な効果はありませんが、オーロットを体現する技ですね。

「おにび」は火傷にさせる命中85の変化技。この技があることにより、炎タイプの採用順位は上がります。

「グラスフィールド」は5ターンの間、場をグラスフィールドにする特性。毎ターン1/16のHPを回復し、草タイプの威力が1.3倍になります。ウッドハンマーがかなり痛くなりますね。開幕に使います。

「かなしばり」は相手の使った技を4ターン使えなくする技。固定技ですが、地味に嫌な技ですね。残りHPが7.5割の時に使います。

特性の「しゅうかく」は使った木の実が50%の確率で復活する特性。晴れの時は100%。道具は持ってないので死に特性ですね。

種族値は以下。

HP 85
攻撃 110
防御 76
特攻 65
特防 82
素早さ 56
合計 474

技のタイプ相性

物理・草:ウッドハンマー⇒水、地面、岩
物理・ゴースト:シャドークロー⇒エスパー、ゴースト

タイプ相性は狭いですね。エスパーやゴーストはレイドでは強いので、影響は狭い割にはあります。

定番内だと、マリルリ、ソウブレイズ、コノヨザルが抜群。

定番外だと、カイオーガ、ヒスイダイケンキ、グラードン、ドサイドン、ワルビアル、ガチグマ、テツノイバラ、テツノイワオ、ミュウツー、ミュウ、エルレイド、白馬黒馬バドレックス、ネクロズマ日月、テツノイサハ、テツノカシラ、サーフゴー、ラウドボーン、ギラティナ、ハバタクカミなど。

バフ・デバフ解除

デバフ解除はありません。バフ解除は残りHPが5割を切った時。

オーロット(ゴースト・草)対策ポケモン

オーロット戦はまず、ゴースト・草が抜群でないポケモンから探ります。

デバフ解除がないので攻撃デバフを持っていたら戦闘を楽にできます。「おにび」があるので、特殊アタッカーかつ挑発持ちは理想の1つですね。ミストフィールドでもOK。

あと、上述の理由で「もりののろい」で楽になるのは草が等倍以上の場合と見た方がいいです。弱点の場合、ウッドホーンを打たれた時のリスクも大きいですしね。

アタッカー

定番内だと、テツノカイナ、コライドン、ミライドン、ハラバリーが生き残り。

勝ちやすいのはワイブレ・挑発持ちのコライドンですね。テツノカイナは腹太鼓で火傷分は多少目をつむれます。

定番外だとまず、草食のメブキジカとリキキリンがダメージを一切くらいません。(鬼火のダメージはありますけどね)

ただ、リキキリンは特殊アタッカーだと思うので鬼火は意味ないですし効果的な選出ですが、メブキジカの方は物理な上、挑発もないので適性は低めになりますね。

他にもドドゲザン、B振りマスカーニャ、サザンドラ、ガラルファイヤー、ガオガエンなどが浮沈艦拓。攻撃デバフ+挑発のあるサザンドラ、マスカーニャあたりは勝ちやすいですね。

あと、ダークライやヒスイゾロアークなんかのゴースト半減草等倍拓は、森の呪いで草も半減するので(細かい検証はとくにしてませんが)実質浮沈艦拓ですね。もっともダークライは攻撃デバフはありませんし、ヒスイゾロアークは耐久がお察しなのでB振りは前提です。


等倍拓だと、アローラナッシー、ハッサム、ハリテヤマ、レックウザ、ガブリアス、B振りドクロッグ、リーフィア、ディアルガ、パルキア、ヒードラン、グライオン、ハハコモリ、オノノクス、ヒスイヌメルゴン、ザシアン、ザマゼンタ、レシラム、ゼクロム、ジャラランガ、セグレイブ、ハルクジラ、ウネルミナモ、カミツオロチ、ウガツホムラ、タケルライコなど。結構います。


ハリテヤマなんかは根性だと鬼火は来ないので、火炎玉を持たせたままでOKです。リーフィアは晴れ+リーフガードで安定火力、ギラティナは霧払いでグラスフィールドを除去、セグレイブ(熱交換)は延々と鬼火がきて、レシラムやヒードラン、ウガツホムラなども火傷を気にせず動ける択ですね。

サポーター

サポーターは物理対策ですね。デバフ解除がないので、デバフ撒いていれば戦況は安定しますね。

ミストフィールド持ちだとさらに安定します。金縛りは無視していいかな。

HBオーロンゲ、HBプリン、HBフラージェスでの対策

1匹目はオーロンゲです。

ミストフィールド⇒リフレクター⇒冷や水連打⇒バフ解除に応援防御で完封します。

挑発はとくにしなくてもいいですね。プリンは進化の輝石持ち。プリンとフラージェスは甘えるもあります。

HBエルフーンでの対策

2匹目はエルフーン。こちらはミストフィールドと冷や水はないけど甘える持ち。

ミストフィールド⇒甘える連打⇒バリア後は応援をするなどして完封。

HBアマージョ、HBヤレユータン、H振りブラッキー+αでの対策

3匹目はアマージョですね。こちらはフィールドではなく挑発で対処する組。

挑発⇒リフレクター⇒トロピカルキック連打⇒バリア後は応援防御で封殺します。

バリア前に攻撃を3回出来れば挑発を入れ直します。ヤレユータンは冷や水で、ブラッキーは甘える。

あとタイプ的に安心なハリーマンなど。サポーターは出しやすいレイドなので、他にも色々いますね。

選出は結構油断できない

そんな感じで、オーロットのレイド対策でした。

「もりののろい」が一風変わっているスキルである以外ではそこそこの難易度のレイドですね。

ただ、結構選出は不安なレイドです。とくにゴーストの方ですね。

余談:ちょうど時期的にマスカーニャ関連の動画を見ていたのでご紹介。サンダースの対策記事で紹介した動画作成者と同じ作者(Patafoin)です。

動画(ボクシングゲームパロ風のポケモン対戦アニメ)は普通に面白いんですけど、仮面の下のことはまともに考えたことなかった……。

ニャオハもニャローテも目の周りに模様があるので、マスカーニャの仮面の下、つまりマスカーニャの顔面にも模様があるのは合点がいきますね。