ありふれ

ありふれた職業で世界最強/変態竜人ティオ・クラルスの変態以外の魅力は? 実は復讐心を胸に秘めていること

ありふれも10話に差し掛かり、残り話数が少なくなっています。

人気アニメの多くは序盤から高評価をもらうのがやはり多いですが、ありふれは当初は、大胆なカット、突然の回想などから、低評価とはいかないまでもグレーな感じの評価でした。

とはいえ、そんなありふれも着々と人気を集め、好意的な意見、次回が気になる人も多くなった印象を受けます。(回が進むにつれて好意的なファンが残るので、当然な部分ももちろんありますが)

「出そびれてしまったのじゃ…」

「でよいかな?」
「……」

「よいかな?」
「……」

その転換期となった部分は、元気いっぱいのシアの活躍と愛ちゃん先生の教師っぷり、そして意外なところで、変態+和服+竜で衝撃的な登場をしたティオ・クラルス(と、ハジメとの割とガチな掛け合い)だったんじゃないかなと分析してみたりします。

「お主に頼みがあるのじゃが 聞いてもらえるかのう?」

「……」

「えっこれってもしかして…」

「噂の放置プレイ!? ほう! こういうのもあるんじゃなー!」
「で何だ? 変態」

▲ 見た目は可愛いんだけどねぇ……wぴょんぴょん跳ねてガチで喜んでるから困るww(CV:日笠陽子)

変態は多いけど、案外罵られてないドMたちの現実

「それより全身が痛いのじゃ…痛みがこんなに甘美なものとは…」

いつからでしょうか、アニメに「変態」が多くなったのは。(哲学)

日本人の謙虚で知的で無思想な民族的性格に、覗き見趣味な性的嗜好に。語るとキリがなくなりそうなので、はしょりますが(笑)、ティオ・クラルスは紛れもなくそんな変態ヒロインの一人。

どこがなんて野暮ですね? 登場した時に即開発されたヒロインなんて、「即開発」という部分を深読みしなければ、多分初めて見ましたもん。あんなに“露骨”に、”穴”を、開発されたヒロインもとい、竜なんて。

「グリグリはらめぇなのじゃー! 話すからやめてたもうれー!」

▲ 原作の描写では「これアニメでやるのか……どうすんだろ? そのままやるの?」なんて思った開発シーン。ここまで竜を辱めて、さらにあまり竜側が堪えてないという視点で見ると、もっとレア度は増す

でも、不思議なものですね。見慣れてくると、「ああ~ん」も「いけず~」(←言ってない)も、面白おかしいシーンにしかミエナクナリマシタ。

ともあれ、そんなドMヒロインとハジメというドS主人公の構図は新鮮です。世の中にドMな変態キャラは数多くいれど、まだまだ日常系マンガで主題にできそうなくらい、しっかり罵って喜ばせる主人公ってほとんどいませんからね。

「もちろんただでとは言わん! お主をご主人様と呼び 妾の全てを捧げよう!」

「巣に帰れ! いやむしろ土に還れ!」

▲ アニメだと割りとガチギレしてるハジメ。ティオの「ちょっと可愛いのに」に負けない。体罰はないんだけどどこぞのダクネスさんが羨ましがりそう

それで罵る側のハジメが首を絞められる(ティオが喜ぶ)というのだから、ドMというのはいよいよもってだいぶ強者なのかもしれません。そこのところの二人のやり取りの面白さや新鮮さは、ありふれの一つの魅力でもあって、内容が内容だからかこっそりな控えめコメントで支持をしているのが散見されていました。

腐っても竜

「快感! ご主人様の愛を感じるぞい!」

「吹き荒べ頂の風 燃え盛れ紅蓮の奔流! 嵐焔風塵!」

色んな人から白い目で見られていくティオですが、ハジメパーティの一員になれるだけあって、強さはいわゆる世界級です。仮にもドラゴンで、さらには“黒竜”ですからね。

竜モードのティオとの戦闘が、死闘とはいかないまでも、なかなかいい勝負をしていた辺り、ティオの強さは押して知るべし、ですね。

数字としてのティオのステータスもwebの方で公開されていますので、引用しておきます。

ティオ・クラルス 563歳 女 レベル:93
天職:守護者   職業:冒険者   ランク:金

筋力:880  [+竜化状態8800]
体力:1250  [+竜化状態12500]
耐性:1250  [+竜化状態12500]
敏捷:700  [+竜化状態7000]
魔力:4990
魔耐:4620

技能:竜化[+竜鱗硬化][+魔力効率上昇][+身体能力上昇Ⅱ][+咆哮][+風纏] [+痛覚変換Ⅱ]・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作]・火属性適性[+魔力消費減少][+効果上昇][+持続時間上昇]・風属性適性[+魔力消費減少][+効果上昇][+持続時間上昇][+雷属性]・複合魔法・再生魔法・魂魄魔法
(第六章「登場人物紹介 パートⅠ」より)

参考までに、ハジメのステータスはオール1万越えです。ハジメは重火器を主に使用しているので、あまりステータスの暴力な強さは感じられないところですが、魔力操作[+変換効率上昇Ⅲ]により物理ステが1万を超えてくるシアと同じように、ティオは竜化するとそんなハジメに迫る勢いです。

初戦闘の時も、ハジメたちは何度も頑丈だと言っていて、ブレスも強いですし、そこのところはしっかりと「竜をしている」ティオだったりします。魔力の5000近い数字も、ユエほどではないまでも、人型モードで魔物の群れを軽く一層できるくらい魔法をバンバン撃つことができます。

復讐心を胸の内に秘めている

「妾の名前はティオ・クラルス。竜人族クラルス一族の1人じゃ」

そうして変態であり、最強の竜種であるティオは、ユエと同じように300年前を知る古き人物でもあります。500歳以上の年齢のままに意外と聡明なことは、物語が進むにつれて分かっていくところですが、

復讐心を胸に秘めていていることは、変態で、いつもへらへらしているティオに限っては少し意外に思う部分かもしれません。

竜人族と人と神

「そんな何百年と続く争いに終止符を打とうとする者たちが現れた。ある時 集団のリーダーは神の真意を知ってしまった。神は人々を駒に遊戯のつもりで戦争を促していた」
▲ 8話で、オルクスから語られたことを愛子に語っている時の一幕

かつての竜人族は最強と誉れ高い一族でした。と同時に、ユエが高潔と形容していたように、竜人族の国は、弱きを支え、邪悪を滅ぼし、そして種族を問わずに人々を迎え入れていたことで繁栄を極めていた国でした。

ですがその誉れ高い栄華は、人々による「竜人族は魔物ではないか?」という疑問により瓦解します。

人々はこれまで庇護されていたのをすっかり忘れたかのように竜人族を迫害をし始め、そして戦争へ。あんなにも強者であった竜人族は敗走しました。オルクスたちも気づき、ミレディをしてクソ野郎と言う神の手助けにより。

この大迫害によるティオの胸の内が明かされるのはずっと後ですが、やがてこの迫害を幇助した一大勢力である聖教教会の総本山を、愛ちゃん先生の知識(「発酵操作」によりメタン発酵、つまり可燃性ガスを増やしまくった)を借りて、ティオのブレスでキノコ雲へ。

この攻撃の内容が意図していたものではなかったにせよ、爽快だったというのはごくごく当然の感情であり、そしてその感情を否定して、「己は人とはかけ離れた姿であるからこそ厳しく己を律しなければならない」という心境も吐露するティオのシーン、そんなティオを目の当たりにした鈴と龍太郎が“一瞬”惚れるシーンは、感慨深いものがあります。

もっと楽しむ方法

ありふれた職業で世界最強は、動画ストリーミングサービスのサイトで一気見することができます。

動画ストリーミングサイトとはようするに、「月々いくら払ってアニメ見放題できる」というサイトのことですね。(視聴できるアニメは各サイトにより異なります)

ストリーミングサイトはしっかり管理されているサイトですので、動画投稿サイトで投稿された動画を貼りつけているサイトのように、ウイルスに感染したり、キャッシュが異様に溜まったりなどのそういったリスクは伴いませんから安心してみることができますよ♪ もちろん、違法サイトでもありませんから、安心して視聴することができます。

個人的におすすめなのはアニメの作品数が多い「dアニメ」です。なんといってもここは値段が安く、月に400円しかかかりません。OPとED飛ばしもしっかりあり、ほっといても勝手に次の話が視聴もできたり、UI(サイトの使い勝手)も良いです。

アニメだけでなく、映画やテレビドラマの視聴も視野に入れるなら、「U-NEXT」がおすすめです。アニメ数はdアニメほどではありませんが、人気作品はしっかり見ることができます。勘違いされそうですが、日本の会社が運営している動画ストリーミングサイトです。

どちらも初月無料で試せる上、解約の手間もないので、アニメファンにおすすめのサイトです。

一つデメリットを挙げるなら、見すぎてしまうことなので、そこだけは注意してください。(笑)また、見たいアニメが配信しているかどうかあらかじめチェックしておくのも、無駄遣いを防ぐ有効活用の方法ですね。

「dアニメ」の公式サイト
「U-NEXT」の公式サイト