アニメやゲームで魔法、魔術は切っても切れない関係ですよね。
ロクでなし魔術講師と禁忌教典も、タイトルの通り主人公のグレンが魔術学園の講師をしているので当然魔法・魔術アニメなわけですが、
さすがにタイトルにしているだけあってか、先生なだけあってか、魔術について他作品よりもちょっと細かい部分まで設定がなされています。
MPが切れたからといって何もないわけじゃない
「ブッ飛べ有象無象!黒魔改イクステンション・レイ!」
強力だけど使いすぎると使用者がへたれてしまうのが魔法。ゲームでは主に「MP(マジック・ポイント)」という概念で表され、魔法の使用には回数制限があるのもまた常です。
ロクでなし魔術講師と禁忌教典の世界でも魔術を使いすぎると、3話でグレンが見せたように「マナ欠乏症」に陥り、酷使すれば吐血したりなど、生命の危機に陥ります。
▲ しっかり顔が青白くなった
生命の源であり、魔力の源でもある「マナ」
マナも魔法の源としてよく使われている言葉ですが、ロクでなし魔術講師と禁忌教典でも同じように、人間が有している生命力のことを指しています。ふわっと言ったら、「元気玉」や「気功」で、ファンタジーらしく言うと、雲を突き抜けるほど巨大な大樹「ユグドラシル」が象徴的。
ユグドラシルはその幹と根に膨大な量のマナを抱えています。空気や土や植物に大量のマナを分け与え、ないしは動物たちを育てている存在のため、ユグドラシルが枯れたり切り倒されることは世界の破滅を意味します。(ユグドラシルは、機械のCPUにあたるコア部分にもよく名付けられてる。)
マナ・バイオリズム
ロクでなし魔術講師と禁忌教典で凝っていて、面白いのが、この魔術を使用する際、マナ的にいえば人体がどういう状態に陥るのか、それがしっかり設定されているところ。
これには主に3種類あり、
通常の状態を「ニュートラル状態」、
精神集中や呼吸法などで魔術を使える状態にした「ロウ状態」、
そして、マナが乱れた状態の「カオス状態」があります。
魔術を使うと、誰であっても「カオス状態」に傾きます。完全な「カオス状態」になると人は一切の魔術が使えません。こうした人体におけるマナの仕組みをロクアカでは「マナ・バイオリズム」と言います。
3話のvsレイクのグレンは、このマナ・バイオリズムの仕組み――魔術の起動時には必ずカオス状態に傾き、その他の魔術の行使に一瞬でも制限がかかること(つまり、【ブレイズ・バースト】の発動で、発動中の剣の魔導器の動きが一瞬止まる。)を見越して二択を突きつける、歴戦の魔導士とはレイクの賞賛ですが、まるでカードゲームか何かのような熟練の立ち回りを見せました。
「私があのまま魔術攻撃を選択すればそれを封印し近接格闘戦」
「剣による迎撃を選択すれば至近距離からのライトニングピアス…貴様一体何者だ?」
「ただの魔術講師だよ。非常勤だけどな」