ゲッコウガもそうでしたが、野良星6レイドには技が物理と特殊で分かれているポケモン――いわゆる両刀のポケモンがいくつかいます。
バチンウニ、ファイアロー、ドヒドイデ、ケンタロス、ギャラドスなど色々といますが、偏りとしてはドラゴンポケモンに一応寄ってます。
ボーマンダ、サザンドラ、ガブリアス、ヌメルゴン、モトトカゲ(?)など。火炎放射が多いですけどね。(笑)
で、そんな両刀のポケモンの中でおそらく対策しにくい部類なのがヌメルゴンです。
というわけで今回はヌメルゴンにスポット。
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目次
星6ヌメルゴンの強さについて
4種タイプ使い
まず、ヌメルゴンで脅威なのが攻撃技のタイプが4種類あることです。ドラゴン、水、毒、草ですね。
タイプが多いと対策しづらくなるのはもちろん、味方が弱点をつかれる可能性も高くなります。つまり攻略難易度が上がるということ。
耐久のあるサポーターよりアタッカーの選出が圧倒的に大変でしょう。
しかも両刀
また、両刀です。
特殊*3、物理*1という偏りで、対策するなら特殊受けできるポケモンになるのですが、物理技は威力120の「パワーウィップ」なので結構痛いです。(命中85なのが救いですが、外れるのを期待して対策するのはあまり良い対策とは言えません)
たまに見かけますが、マリルリを出した場合は「ヘドロばくだん」と「パワーウィップ」でダメージ量の多い方を使われるかと思います。
くわえて天候使い
さらに「あまごい」持ちです。
天候技ってちょっと対策しづらいんですよね。他の補助技と比べて優先順位は低いし、強いし。フィールド技に比べると味方が使ってるのも見ません。(とりもげが使う側だからかもしれないけど)
ヌメルゴンの水技は「なみのり」なんですが、1.5倍になるので威力は135になりますね。
そんな感じで攻撃方面にだいぶ寄ってるせいかヌメルゴン戦は比較的味方により防御応援がかけられることが多い印象です。4種タイプ、両刀、あまごい持ち。そういうムーブにもなります。
特殊相手には鉄壁
で、さらにさらにヌメルゴンは600族ですからね。ステータスが高いです。
とくに特防です。150あります。ランキング2位だって。フラージェスの154に次いで。特殊受けを意識して特殊アタッカーを出したところでっていう。
一方で防御種族値は70なので、結局物理アタッカーで攻めることになるでしょう。抜け穴があって幸いですが、難儀な相手です。( 一一)
星6ヌメルゴンの技と種族値
りゅうのはどう
なみのり
ヘドロばくだん
パワーウィップ
あまごい
特性:ぬめぬめ
技で厄介なのは「なみのり」ですね。上でも触れましたが、「あまごい」により威力が135に。またヘドばくの3割毒も厄介ですし、パワーウィップの威力も120で高いです。高水準の攻撃技を揃えています。
上で書いたように、応援の防御は欲しいですし、水以外は半減以下にする鋼タイプは有望でしょうね。
そんなヌメルゴンの種族値は以下。
HP | 90 |
---|---|
攻撃 | 100 |
防御 | 70 |
特攻 | 110 |
特防 | 150 |
素早さ | 80 |
合計 | 600 |
技のタイプ相性
技のタイプ相性はこんな感じ。
ドラゴン・特殊:りゅうのはどう⇒ドラゴン
みず・特殊:なみのり⇒炎、地面、岩
どく・特殊:ヘドロばくだん⇒草、フェアリー
くさ・物理:パワーウィップ⇒水、地面、岩
タイプ相性的には定番の面子は結構つぶれる印象ですが、テツノカイナとコノヨザルは生き延びてますね。
雨乞い持ちなので、せめて水では弱点をつかれない選出をしたいところ。威力が高いので草もですね。また、水準以上の耐久値も欲しいですね。
ヌメルゴン対策ポケモン
では対策ポケモンですね。
まずはアタッカーから。特殊耐久が高すぎるので特殊は出しません。
アタッカー
定番どころでは、弱点をつかれないテツノカイナとコノヨザル辺りが候補です。
いつもは基本的に定番外からおすすめポケモンを選ぶのですが、今回はコノヨザルをおすすめに挙げておきます。
ただ、とりもげのコノヨザルはちょっと違う使い方をしていて。特性は「まけんき」の方で、急所アタッカー(きあいだめ+ピントレンズ)です。
今回重要なのはまけんきの方です。
ヌメルゴンの特性は「ぬめぬめ」で、直接攻撃を受けると素早さが1段階下がる特性なんですが、これを逆に利用してやるとドレパンで回復しつつ攻撃を2段階上げられます。イベントムウマージでも利用した戦法ですね。
序盤は回復しながらバフを積みつつ、ふんどの威力を上げたらあとは殴るだけ。とりもげは基本ソロはしませんが、ソロっぽい戦い方ですね。「パンチグローブ」を持ってるとぬめぬめは発動しないので、この戦法を試す場合は外してください。
次点はドドゲザン。こちらも「まけんき」により攻撃を上げられます。
タイプ相性的にかなり有利で、自身も「つるぎのまい」があるのでコノヨザルより優秀なように見えますが、結局波乗りをくらい続けると思いますし、回復手段がないので次点です。あと唯一無二のふんどには勝てない。
この辺が定番ポケモンとの境目。耐性は高いので、特防振りにして汎用性を高めたり、「バークアウト」を覚えさせたりして、コノヨザルと使い分けるといいですね。
ナゲツケザルやウォーグルなど、まけんき自体はいくらか覚えるポケモンがいて抜群も取られないので、同じ戦法を取りやすいかと思います。
デカヌチャンやミミッキュも無理しなければいけそうです。壁はあったらいいですが、開幕に応援防御を入れるのは前提です。ハルクジラは耐久振りも意識していたら活躍できるでしょう。
サポーター
サポーターは半減を諦めて「弱点を取られないこと」が基準になり、結構拓が広くなると思いますが、2匹挙げておきます。
ジバコイルでの対策
1匹目はジバコイルです。鋼タイプなのでドドゲザンと同じでくる技を絞れますね。毒もくらいません。
開幕に特攻を2段階下げる「かいでんぱ」を入れられるのが大きな選出理由。命中100%ですしね。次いで応援の防御を入れて、リフレクターを貼り、味方が誰も死んでなかったら勝ち星はかなり近づいてるかと思います。
怪電波はシールドを貼られるとうてませんが、壁と応援、そして日本晴れを適宜うつことにより盤石になるかと思います。あとは味方次第。
ジバコイルは「ちょうはつ」はないので、厄介な変化技が少ない一方で攻撃力に寄っている特殊相手に強く出れるポケモンです。怪電波により開幕の準備、戦うための地盤を整えやすいのが強みです。
あまごい(天候)はポンコツAI?
ヌメルゴン戦をやる中で気になる現象がありました。
上の画像の戦いでは、味方のマリルリが「あまごい」をして応援のいけドンもかけて火力を高めるという戦法がとられていました。弱点属性かつ味方がなみのりで沈まないと分かれば、悪くないです。(とりもげのジバコイルはやることがなくなってしまうけど)
で、この時のヌメルゴンは「あまごい」を連発していました。「ゆきげしき」AIを思い出させるぽんこつAIでした。ヌメルゴンこんなにポンコツだっけ? と。(笑)まあ、自らあまごいをうつことはそうないと思いますけどね。ちなみにこの戦いはマリルリの足並みが揃っていて完勝しました。
ブラッキーでの対策
で、話は逸れましたがもう1匹はブラッキー。
あまりにもやれることが多く手頃すぎるので、できるだけブラッキーをおすすめに挙げたくなかったりするのですが、この手の器用かつ有効な対策をしづらい相手には適当な対処法の1つではあります。
特殊・物理の両方とも受けられつつ、光の壁、リフレクター、バークアウト、日本晴れと、挑発含めヌメルゴン戦でほしい技はすべて覚えます。優秀の一言。型で数匹持っていていいポケモンですね。
抜群取られるとどれも痛い
そんな感じでヌメルゴン対策案を紹介しました。(コノヨザルの動画の方はぎりぎりで勝ちました。さすがにここまで入るとは思わなかった)
ヌメルゴンは当初からレイドには安定して出てきています。対策難易度こそ高めですが、ゴリ押し戦法でもワンチャンあることはありそうで、今度も減ることはなさそうなレイドです。
微妙に強くなさそうな見た目なのも減らない原因になっていそう。技が4つもあるとどれか1つ忘れててもおかしくはないですし、どれで抜群とられてもじゅうぶん痛い目見れますからね。
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