ポケモンホームは歴代ソフトを通じてポケモンを預けられるソフトないしアプリです。
ポケモンの数は、今作SVで1000匹を越えました。途方もない数です。
この増えに増えたポケモンを1つの場所に集めるべく「ポケモンホーム」というアプリがリリースされたのはごく自然の成り行きだったと思いますが、育成できるモンスターがここまで多岐に渡るのはポケモンならではなので、ポケモンというゲームを体現しているソフトとも言えるでしょうね。
今回はそんなアルバムソフトで遊べる「GTS」という機能について。
目次
GTSとは
GTSとは「Global Trade Station」の略です。
それぞれ国際的・交換・駅(所)といった意味の単語で、そのまま世界のユーザーとポケモン交換をできる場所といった意味です。
実際、GTSには他国の言語のポケモンで溢れています。
収集目的なら言語については気にならないと思いますが、和名のポケモンを欲しい場合でも、交換内容で言語を指定することもできるので、その辺は問題なく解決します。
交換機能で遊べる?
冒頭では「遊べる」と書きました。
交換アプリで遊べるとはなんぞや? という疑問符が浮かぶかと思いますが、GTSでは以下のような遊び方ができます。
・自分の欲しいポケモンを入手する
・伝説ポケモンや色違いポケモンをはじめとしたレア度の高いポケモンを入手する
・レア度の低いポケモンからトップクラスのレア度のポケモンを獲得する
・ポケモンホームにすべてのポケモンを記録する(500年前のマギアナの入手)
・ポケモンホームのシールをすべて集める
他にもあると思いますが、おおまかに上の5つの遊び方なんじゃないかなと思います。人によってはポケモン本編よりハマると思う。スマホのみで操作ができるのもポイントですね。
5つをそれぞれ簡単に解説します。
自分の欲しいポケモンを入手する(各シリーズの図鑑埋め)
まずは1つ目。ポケモンホームの一番ポピュラーな利用の仕方ですね。
欲しいポケモンがソフトに1匹しかゲットできないようなポケモンでないなら、おおよそ低レートでゲットできます。
もちろん、出現率の低いポケモンや各バージョンでしか入手できないポケモンは多少レートは上がりますが、伝説ほどではありません。(一部例外を除く)ちなみにミュウ、セレビィ、ダークライなどといった幻ポケモンはゲットできないというか、流通させることができません。
掲示板などを用いての通信交換は、ソフトが発売して3ヵ月くらいまでがピークです。
3ヵ月くらいを過ぎると、色違い交換などにシフトしていって、図鑑埋めなどの単純な交換はやりづらくなっていきます。
一方でGTSではその辺の憂き目、影響は少ないです。交換を求める人の母数が違いますからね。
ソフトの図鑑埋めをするにも最適のアプリというわけです。とりもげもGTSを始めたのは割と最近ですが、2週間経たないうちに剣盾の図鑑400匹を埋めることができました。ブリザポスが一番高レートだったかな。
伝説ポケモンや色違いポケモンなどのレア度の高いポケモンを入手する
▲ コライドンを提示した場合の交換ポケモンの例。(ちなみにこの5匹の価値はどれもコライドンと釣り合ってない)
2つ目はレア度の高いポケモンの収集ですね。
1つ目と少し被りますが、こちらが相手の求めるポケモンを用意できれば、伝説系などのレア度の高いポケモンであってもゲットできます。
伝説系は当然レートは高くなりますが、価値は流動的です。
例えば具体的には、「対戦で使わない(使用率が低い)・各シリーズでよく出ている・今作でリストラ中・GOでもゲットできる」などといったポケモンはレートが低くなり、入手は比較的容易です。
使用率についての詳細はひとまず省きますが、3レジ、ウルトラビースト、BW準伝など、この辺は現在においては価値が低め。
逆に、今作のミライドン・コライドン、ラブトロス、レイスポス・ブリザポス・バドレックス、ガラル山鳥、ザシアン・ザマゼンタ辺りは入手経路が少なく価値が高いです。
ガラル山鳥、ザシアン・ザマゼンタはGOで出ていますが、頻繁に出るわけでもないので、依然として高めです。
低レートのポケモンからトップクラスのレア度のポケモンを獲得する
3つ目は「GTSの特徴」を用いてわらしべ長者的なことをする遊び方。
GTSの特徴とは、レートが必ずしも安定しないという部分。
ポケモンには子供のユーザーもいますし、ポケモンのレートなんて把握していない人はざらにいます。
対戦をよくする人にとっては、対戦で使わないガラル山鳥よりも、現環境で主力である色ハバタクカミの方が価値が高いと考える人もいるわけです。
実際のところ、どっちが価値が高いのかと言われれば、世論的には色ハバタクカミなのかもしれませんが、ハバタクカミの色違いはいくらでもゲットできる一方で、ガラル山鳥は剣盾かGOで偶然ゲットできるかのどちらかだと思うので、価値としては明らかにガラル山鳥です。(ガラル山鳥は持ってても仕方がないと言われたらそれまでなんですけど。一応ダブルでは使えるようです)
また、SVのイベントやポケモンGOの存在もあります。ミュウツーレイドが開催されればミュウツーの価値は当然落ちますし、GOで伝説レイドが開催すればそのポケモンの価値は下がります。
その辺を見極めて交換していって、価値の高いポケモンをゲットするというわけですね。
ちなみにオシャボでポケモンの価値は上がりません。正確には上がりはしますが、そのポケモンを求めている人が多く、溢れている場合にのみボールの選択権が発生し、そこで初めてオシャボか否かの観点は機能します。
よく交換されずにいるのを見かけますが、よほどのポケモンでない限り、孵化余りのラブボ進化前ポケモンよりも断然ハイボランドロスの方が価値はあります。後述しますが、ボール指定の交換はGTSではあまり向いてません。
ポケモンホームにすべてのポケモンを記録する(500年前のマギアナの入手)
4つ目は、ポケモンの全収集。ようは図鑑埋めですね。
ポケモンホームにも図鑑機能があるので、これを埋めていく遊び方。埋めるにはホームに一度預けるだけでOK。
図鑑埋めはポケモンの遊び方の1つですから、お馴染みですね。
ただ、図鑑埋めの難易度は各シリーズと比べて段違いに大変です。
というのも、集めるポケモンは全ポケモンだからです。つまり、1000種類以上。フォルムチェンジないしカラーチェンジも含めると途方もないですね。技まで収集できます。(言語集めとかいう途方もない遊び方をしている人もいる様子)
ちなみに図鑑を埋めると500年前のマギアナがもらえるのですが、SV発売以前から報酬として存在し、890種類の収集でもらえるそうです。おそらく今も890種類じゃないかな。
ポケモンホームのシールをすべて集める
5つ目も収集ですが、シール集めですね。
ポケモンホームには、トレーナーカードのようなものがあって、デコレーション機能があります。このデコレーション要素にシール貼りがあります。
シールは結構な数があり、それぞれ該当する内容を満たすともらえるというもの。
例えば、
おくびょうな性格のポケモンを10匹預ける
メテノの姿を7種類登録する
ヌメルゴンとヒスイヌメルゴンの交換
といった条件があります。
中には、「ポケモンHG・SSのホウオウを登録する」「コンペボールに入っているポケモンを預ける」といった、人によってはかなり厳しいものもあり、全シリーズ持っている人にとってはやりがいのある内容になってます。
GTS(ポケモンホーム)を準備する
で、肝心のGTS交換のやり方ですね。
先に言っておくと、スイッチバージョンのポケモンホームではGTS交換はできません。スマホ版のみの機能となっています。
ダウンロード
スマホ版のポケモンホームは、iPhoneなら「App Store App」から、Androidなら「Google Play」からダウンロードできます。
他のスマホアプリと同じなので、とくに変なことはないです。
初期設定
スマホ版を起動して、初期設定を行います。
言語、地域、生年月日、ニンテンドーアカウントの連携などです。
ニンテンドーアカウントの連携はしないとスイッチ版のポケモンホームと連動ができないので、必ずします。
ポケモンを預ける
▲ SVと連動すると御三家がもらえる。
この時点でもう交換はできるのですが、ボックス内にはもらったピカチュウしかいません。
ピカチュウから交換していくのも乙ではあるとは思いますが、記念だしなんとなくとっておきたいしね?(笑)
スイッチ版のポケモンホームをダウンロードして、各ソフトと連動し、ポケモンを預けておきます。
これで交換する準備はできました。
GTS交換のやり方
さて、交換には「4つの方法」があります。
ミラクルボックス
GTS
グループ交換
フレンド交換
の4つですね。
今回焦点を当てるのはGTS交換ですが、他の交換機能はほとんど使わないでしょうね。
「ポケモンを預ける」
GTSをタップすると、「ポケモンを預ける」「ポケモンを探す」「求められているポケモン」の3つの項目があります。
「ポケモンを預ける」というのは、「自分のポケモンを預けて、条件に合致したポケモンと交換してもらう」という機能です。最大で3匹預けることができます。早く交換できることもあれば、時間がかかる場合もあります。
条件内容
この自分が求めるポケモンの条件には
性別
レベル
すがた
つれていけるタイトル
言語
の5つを指定できます。
性別はそのままの意味で性別で、オスかメスか指定できます。性別の無いポケモンは指定できません。
レベルは「1~10」「11~20」「21~30」といったようにレベル帯の指定ができます。基本的には指定しないかと思います。
すがたは、ようはフォルムの指定です。サンダーであれば、通常サンダーか、ガラルサンダーかを指定できます。
つれていけるタイトルは、そのポケモンをつれていけるタイトルを指定できます。あまりこの機能を有効活用したことはありませんが、ピカブイはピカブイ産しかホームから連れてこれません。
言語は、9種類の言語から指定できます。日本であればJPN、英語ならENGです。
指定できない条件
逆に指定できないのは
色違い
どのシリーズ産か
ボール指定
リボンや証の有無
サイズ
改造産かどうか
といったところです。
色違いを探す場合は、別の項目で探します。
「ポケモンを探す」
2つ目の「ポケモンを探す」という項目は、「こちらで能動的に指定したポケモンを探し、相手の求めているポケモンと交換する」という内容です。ようは直接市場に足を運んで、モノを現地調達することに相当します。
探すポケモンは上記と同じ「性別」「レベル」「すがた」「つれていけるタイトル」「言語」の5つの詳細指定ができます。
また、下部には
伝説や幻などの特別なポケモンを探している人を含む
自分が持っていないポケモンを探している人を含む
の2つのチェック項目があります。
「伝説や幻~」の方は、言葉通り、相手の指定しているポケモンが伝説や幻などのポケモンを含んでいるかどうかです。
欲しいポケモンが一般ポケモンならチェックを入れる必要はなくなってきますし、伝説同士の交換ならチェックを入れる必要はあるでしょう。もちろん、色違いの場合は伝説を求めていたりします。
「自分が持っていない~」の方も言葉通り、自分が持っていないポケモンを相手が指定している場合に、表示するかどうかの是非を聞いています。
預けているポケモンが少ない場合や相場が分からない場合は、とりあえずチェックを入れるのがおすすめ。相場の勉強になります。
「求められているポケモン」
3つ目の「求められているポケモン」は、「自分の預けているポケモンを欲しがっている人を探す」用途です。
ヤドランを交換に出すのであれば、ヤドランをタップして、「交換に出す」をタップ。すると、ヤドランを欲しがっている人の交換に出すポケモンがずらっと出てきます。
ここから選んで交換するわけですね。
色違いを交換したい場合
もし色違いを入手したい場合は、「ポケモンを探す」か「求められているポケモン」のどちらかで、相手の欲しいポケモンを差し出して入手します。
色違いの判別は、表示されているポケモンの姿を見る他ありません。なので、コレクレーのような、見た目で見分けがつかない色違いポケモンはホームでの入手はほぼ無理です。
「ポケモンを預ける」の項目で色違いを求めても、基本的にこないでしょう。預けたとしても、色違いであることを条件指定はできないからです。
ボール指定・証持ち・サイズ指定はできない
また、ボール指定・証持ち・サイズの指定などはGTSではできません。
なので、この辺でこだわりたい人は、交換掲示板などで呼びかける他はありません。
ただ、ボールに関してはポケモンと同じく表示はされているので、色違いと同じで能動的に選ぶことはできます。
まとめ
一応ざっくりとですが、使い方の解説をしました。
交換に慣れ、相場が分かってくれば、色んなポケモンを集められるようになってきます。色違いはもちろん、フォルムが複数あるポケモンも余力で集められるくらいにはなります。
上でも触れましたが、逆にボールや証を指定したい人には向いていないアプリとなっています。その辺をとくに気にしないのなら、本編の補佐として使うにせよアプリ単独で遊ぶにせよ、優れたポケモン収集アプリです。