ポケモンSV／星6ドサイドンレイド対策と攻略法　バフ・デバフ解除なしという男らしさ

かわいいのがいればかっこいいのもいて、不気味なのもいれば無機物的なフォルムまで揃えているのがポケモンですが、昔から怪獣的な魅力を持つポケモンとして人気なのがサイドンですね。

バンギラスなんかと似て、男子だったらおおよそ嫌いではないフォルムじゃないでしょうか。（サイドン、バンギラス、ボスゴドラ、ニドキング、ニドクイン、セグレイブを並べた時の怪獣圧よ）

とりもげは子供の頃はともかく今はとくに怪獣好き属性っていうのはないんですけど、サイドンは普通に好きです。なんならドサイドンよりサイドンが好き。残念ながらポケモンには弱点ダメージが4倍になる仕様があるので使い勝手はそこまでよくないんですけど、見た目いいですよね～。ドサイドンはまあう～ん。（4世代の初代追加進化ポケモンってデザイン的にいまいちだよね。個性は強いけど）

今回はそんなサイドン一族の最終進化系であるドサイドンの対策ですね。結構特徴のあるレイドです。

星6ドサイドン（地面・岩）の強さについて

がんせきほう

ドサイドン戦でまず気になるのは「がんせきほう」ですね。

威力150命中90の岩版ギガインパクトです。攻撃種族値140から繰り出されるので、痛さの極み。

例によって次のターンは動けなくなるわけですが、動けなくなるのは「次に動いた人」なので、連続的に受けることはあります。

ちなみにドサイドンとイワパレス族しか覚えないレア技。なので、脅威（威力）のほどはあまり認知されないことが考えられます。

地震もある

また、「じしん」もあります。

地面タイプだしドサイドンだし当然だよねという風にはなりますが、ライトユーザーと遊ぶ場合にはその常識は通用しません。

元々レイドでは地面タイプはタイプ的に優秀なのも相まって、所持しているだけで難易度が上がる技ですね。

硬い

そして硬いです。物理耐久はピカイチです。ドサイドンですから。

ドサイドンはHP種族値は115、防御も130あるんですが、SVの物理耐久指数的には12位ほどにいるようです。前後はイダイナキバやグラードン。

後半には「てっぺき」もあるので、特殊が出せるなら特殊を出したいところですね。

開幕砂嵐＆バフ・デバフ解除なし

あとドサイドンの最大の特徴とも言えるのが、「開幕砂嵐」「バフ・デバフ解除なし」のこの2点。

最強レイド感もある開幕の「すなあらし」は厄介ではありますがそれはともかく、バフ・デバフ解除ないんですって奥様。←

惚れ惚れするほど男らしいですが、そうなるとやることは決まってますね。

星6ドサイドンの技と種族値

「じしん」は威力100の地面物理技。固定技にもあり、残りHPが0.5割を切っても使ってきますが、こちらは全体技になってます。レイド的には割と最強技の部類ですね。

「がんせきほう」は威力150命中90の岩物理技。ドサイドンを体現する技です。上で書いたように、次のターンは動けませんが、次のターンとは「次に動いた人」のことです。残りHPが25％を切っても一度使います。

「メガホーン」は威力120命中85の虫物理技。とりもげ的にはちょっと忘れがちなんですが、ドリル（角）ポケモンであるのを体現する技です。

「ロックカット」は素早さを2段階上げる変化技。恒常技にあり、開幕にはよく積んでます。早い段階で上を取られることになります。

「すなあらし」は天候を砂嵐にする技。開幕に使用し、HPをごりごり減らしてきます。「メガホーン」があるので安易には草ポケモンは出せませんが、「じしん」持ちなのでグラスフィールドの使用で打ち消すのはおすすめ。

「てっぺき」は防御を2段階上げる変化技。残りHPが5割を切ると使います。以降は物理技が通らなくなります。

特性の「すてみ」は対象の自傷技の威力を1.2倍にする技。ムクホークなんかが持っていますが、ドサイドンは対象技を持っていないので死に特性になってます。

種族値は以下。

HP	114
攻撃	140
防御	130
特攻	55
特防	55
素早さ	40
合計	535

技のタイプ相性

タイプ相性はそこそこですが、地面があるので影響は結構強め。

定番内だと、テツノカイナ、ミライドン、ソウブレイズ、ハラバリーが抜群。

定番外では、ラウドボーン、レシラム、ウガツホムラ、タケルライコ、ドクロッグ、ムゲンダイナ、テツノイバラ、テツノイワオ、ドドゲザン、デカヌチャン、サーフゴー、ザシアン、ザマゼンタ、ハルクジラ、白馬バドレックス、レックウザ、ハハコモリ、ラランテス、ミュウツー、ミュウ、ダークライ、サザンドラなど。

ドサイドン（地面・岩）対策ポケモン

ドサイドン戦ではまず、岩・地面から抜群を取られない選出をします。

物理火力が高いのでもちろん物理耐久を意識したポケモンを出しましょう。

あとデバフ解除がないので、開幕から攻撃デバフ技をかけまくることで有利展開にできます。弱点をつかれやすい「じしん」を半減できる＆砂嵐ダメージを相殺できるグラスフィールドの使用もおすすめ。

アタッカー

定番内だとマリルリ、コライドン、コノヨザルがタイプ的には生き残り。

マリルリとコライドンはどちらも攻撃デバフ持ちなので悪くない選択。攻撃デバフをかけないならそれなりで、ロックカットやら岩石砲やらで被ダメないこともあるけど勝ちは保証できない択です。

コノヨザルはタイプ的には良い方ですが、憤怒の火力が上がる前に味方が沈むことが予想されます。最後まで結構攻撃的なレイド設計ですしね。コノヨは制圧力は低いので、挑発で鉄壁は封じておきたいですね。

定番外だとめぼしい浮沈艦拓＆扱いやすいアタッカー択はなさそうですが、グラードン、ガブリアス、ジャラランガ、ウェーニバル、ガチグマ辺りは岩半減拓で戦いやすめ。ただ、全員物理なので攻撃デバフで場を整えるのが必須ですし、つるまいなどは6段階までがっつり使うのが推奨。

なかでもガチグマは地味に「あまえる」が使えます。ガチグマの赫月が特殊拓でいい感じですが、赫月の方は「あまえる」はないので、勝ちやすさでは物理の方に軍配が上がります。

また、この辺がドサイドン戦のやりにくさの1つなのですが、等倍拓になってようやく特殊拓がちらほら出てきます。

フシギバナ、カイオーガ、ギラティナ、B振りアシレーヌ、黒馬バドレックス、ウネルミナモ、B振りウツボット、B振りヒスイゾロアーク、B振りイダイトウメス辺りは勝ちやすいポケモン。フシギバナやアシレーヌは甘える持ちで、ウツボットはヒスイダイケンキのですね。1段階攻撃デバフ持ちもちらほらいるので、使っていくことで確実に勝ちを引き寄せられます。

次点の等倍物理拓では、ハッサム、グライオン、オノノクス、チヲハウハネなど。全員攻撃デバフ持ちなので、使えば勝ちやすい択です。

あと、カミツオロチはメガホーンが抜群ですが攻撃デバフ込みでいけます。硬いですからね。グラスフィールドも使えるので◎。

サポーター

サポーターは物理対策ですね。デバフ解除がなく、シールドもとくに早くはないので、冷や水などの1段階下げ攻撃技より、甘えるなどの2段階下げ変化技を重視できます。

地震持ちも多いブルベリレイドではお馴染みですが、「グラスフィールド」も有用ですね。

HBヒスイドレディアでの対策

1匹目はヒスイドレディア。コーチングサポーターです。

甘える*3⇒応援防御⇒グラスフィールド⇒コーチング連打で完封します。

自身のタイプ相性的にも良い方なので、沈まない択です。そうだろうと踏んで育成したわけですが（フライゴン戦でイラっときたのもあるけど）、ブルベリレイドではちゃんと主役の一匹になってくれました。

HBキュワワーでの対策

2匹目はキュワワーです。元々注目していたポケモンですがようやく育成しました。

甘える*3⇒グラスフィールド⇒応援防御で盤石にしつつ、シールド前には挑発をして、グラスフィールド下で回復量が上がったフラワーヒールで回復もします。

他に出番あるかなぁな拓ですが、チリーンと同じくなぜか？挑発が使えるので、それなりに出番はありそうなポケモンです。とくにキタカミとブルベリレイドですね。

HBオーロンゲ、B振りママンボウ、ブラッキーでの対策

3匹目はオーロンゲ。最近は適性が高いポケモンが増えているので影が薄くなりがちですが、汎用サポーターとしては出番は依然多め。

今回もいつも通り、リフレクター⇒応援防御⇒冷や水連打しつつシールド前に挑発を入れて完封を目指します。

砂嵐ダメージがあるので、適宜応援回復を入れるのも忘れずに。ママンボウは封殺力という点では「あまえる」持ちには敵いませんが、物理耐久の高さと冷や水で最低限のサポートはこなせます。ブラッキーも甘える持ちで物理用カスタムをしているなら活躍できますね。嫌な音もいい感じ。

男らしいレイド

そんな感じで、ドサイドンのレイド対策でした。

戦況は予想通りで、デバフがあるかどうかが強く左右されやすめのレイドですね。あって打ち込んでいればまあ勝てるでしょう。

バフ・デバフ解除がない分というか、固定技にも「じしん」と「がんせきほう」があって攻撃的なレイド設計で、またレイド用ポケモンに多い物理には強いということで、デバフを撒かないライトユーザーで固まるとそれなりに厳しい戦いになっていることは予想がつきます。

でもバフ・デバフ解除をなくした上でドサイドンを奮戦させる良いレイド設計になっているんじゃないでしょうか。個人的にはいつメン以外が使えて結構面白かったレイドです。