ポケモンSV／レイド用のウネルミナモはどう使ったらアタッカーとしての本領を発揮できるか

先日はヒスイゾロアークのレイド用ビルドについて記事をあげましたが、今回はウネルミナモです。

現在もイベントレイドが開催中の1匹ですね。

個人的には「Pokémon Presents」直後に出てきた件の3匹はどれも見た目がいいので、活躍させることができるならさせたいな～と思ってます。

ちなみにヒスイゾロアークは普通に活躍してます。記事を投稿したあとも色々戦ってみてますが、いい感じです。（イサハはなかなか難儀そうだなぁ……）

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さて、ではウネルミナモですね。

種族値

まず、ウネルミナモの特徴の1つとして、ステータスが高いことが挙げられます。従来のパラドックスポケモンのステータスより20多いですね。

特攻値が125と抜けてる一方でステータスバランスもよくて、耐久値も耐久に振ったヒスイゾロアーク以上の耐久が普通にあります。比べるのも酷だけど。（笑）

タイプ相性もフェアリーとドラゴンが弱点なだけなので、順当に物理受け、特殊受けのどちらもいけそうな印象。ライトユーザーは扱いやすいポケモンでしょうね。もちろん特殊アタッカービルドです。

ライバルはテツノツツミですね。（あととりもげは使っていませんが、タイプ的にはシャリタツも）

テツノツツミは環境では使用率が上位である一方、レイドではあまり見ないポケモンです。が、使えばなかなか手堅いサポーター兼アタッカーです。

ウネルミナモの覚える技

▲ でかい。アギャス並

ウネルミナモの習得する技で、レイド（とくに星6戦）で使えそうな技を挙げてみると

こんな感じ。

ヒスイゾロアークとは違い、ウネルミナモはレイドで有用な変化技は少ないです。

とはいえ、野良レイドをよくやっている身としてはやはり「ひやみず」と「バークアウト」が揃っていることに注意が向きます。

記事にもしていますが、攻撃や特攻を追加効果で確定で下げる技はテラスタルシールド時にも通り、味方の生存力も上がるので、レイドにおいて優秀ですからね。

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「ひやみず」は特殊技で、ウネルミナモ自体も特攻が高いので相性もいいです。テツノツツミでも実感済みですが、威力50でもそこそこ威力が出てくれます。（テツノツツミとウネルミナモの特攻種族値は1しか違いません）

「にほんばれ」は専用技の「ハイドロスチーム」と特性の「こだいかっせい」用ですね。日本晴れを採用するなら「かえんほうしゃ」も一応視野に入ります。「あまごい」は水技の強化や、炎技を使うポケモンの対策に使えます。

残念な点として、パラドックスポケモンにはお馴染みですが、ミナモには特殊の積み技がありません。

なので火力を上げるためには天候技を駆使したり、「ブーストエナジー」を持たせることが必要になってきます。

気になったこと

ウネルミナモの技や種族値を見ながら気になったことがいくつかあります。

日本晴れか雨ごいか

ウネルミナモには専用技の「ハイドロスチーム」があります。

威力80の水特殊技で、日本晴れ時には“下がるどころか”1.5倍になる技ですね。せっかくの専用技なので出来れば使いたいところ。

ただ、ダメージが上がってくれるのは嬉しいんですが、レイドは一人で戦うわけじゃありません。（とりもげはソロは基本的にしないので）

ミナモは水アタッカーなので必然的に水タイプのポケモンと一緒になることが多いのですが、味方のマリルリをはじめとする水ポケモンの技威力を下げてまで「にほんばれ」を使う価値は残念ながらない寄りです。

日本晴れを使わないなら、「なみのり」が手堅いです。

「ハイドロスチーム」に何か有益な追加効果があればよかったのですが、凍ってる状態でも使えて、氷を溶かすだけですしね。使えないわけじゃないけど限定的です。

冷や水とバークアウト

あと、「ひやみず」と「バークアウト」。

タイプ一致の「ひやみず」は個人的には確定技です。問題は「バークアウト」を入れるかどうかという話。

入れたら物理と特殊の両方、もしくは特殊受けにするなら特殊の相手をすることができますね。魅力的です。

水単でいくかドラゴンも狙うか

また、ウネルミナモは「水・ドラゴン」なので、ドラゴンタイプ技も候補に挙げました。

候補は「りゅうのはどう」か麻痺も狙える「りゅうのいぶき」辺り。

ただ、役割次第では技枠の余裕はありません。ドラゴンタイプで抜群を取れるのもドラゴンタイプの1タイプだけなので悩ましいところ。

結局こうなった

と、そんな感じで色々悩みつつ、ひとまずこういう感じに落ち着きました。

物理受け特殊アタッカーですね。特殊技は受けれないわけではないです。

ハイドロスチームはやめました。さよなら～。自分から日本晴れうつ機会そんなになかったしね。

冷や水でデバフをかけ続け、隙あらば「あまごい」をして味方の水ポケモンの威力をあげつつ、ミナモ自身もアタッカーとしての役割をまっとうするビルドですね。（挑発持ちには初手に雨ごいでもOK）

テツノツツミと被るのは避けたかったんですが、レイドの環境的には特殊アタッカーはやはり物理を相手にした方がダメージの通りはいいです。なにげに積み技なしのブーストエナジー使用で真面目にアタッカー運用するのは初だったので、その辺を気にしてみました。（でもツツミはそういえば水技は波乗りがなくて水の波動かドロポンしかないので、アタッカー運用は結構厳しいところがありましたね）

上の辺りのポケモンたちはテツノツツミは抜群が取られてしまいますが（結構多い）、その点ミナモは安心して対峙できますね。ルガルガンも挑発をされる前にあまごいがうてます。速い速い。

逆に以下はドラゴン＆フェアリー技持ちでミナモでは相性不利のレイド。ブイズのテラバは省いてます。（*はいけそうな相手）

ちなみに「ブーストエナジー」は、ブーストエナジー持ちの古代・未来種ポケモンにデデンネ辺りの「ものひろい」持ちのポケモンで対峙させて、「まもる」を使って逃げると延々と回収できます。

冷や水のダメージ量が多い

で、ヒスイゾロアークよりもインパクトないだろうなと思いつつ戦ってみたんですが……冷や水のダメージがやばいです。

抜群を取ると威力50であることを忘れるダメージが素で出ます。ブーストエナジーの火力ブースト力はじゅうぶんなようでした。

冷や水連打＋応援を挟みつつ後半はテラスタルで波乗りをうちつつで割と勝てます。戦況次第では冷や水しかしてないこともありました。もちろん雨ごい＋波乗りは冷や水以上のダメージが出てくれます。

あとは「りゅうのはどう」はやっぱり相性有利の範囲が狭いので、「バークアウト」にして両受けにしてもよさそうだな～という印象がちらつきます。（その場合は一番簡単だとHP・特攻極振り）

と、そんな感じで、思っていたよりはずっと活躍のできるポケモンになってくれました。半端なアタッカーになりそうな予感もあったのでとりあえず安心。

余談ですが、この子

水面を歩くようです。普通に歩いてたから驚いた。波紋とかが出てたらかっこよかったね。