ニドランからはじまり、ポケモンにはオスメスが存在し、姿も異なっていることが多々ありますが(ズバットの牙の長さが違うとか知らなかった)、種族値まで違うのは少ないです。
イダイトウはそんな数少ないポケモンの1匹ですね。オスが物理型で、メスが特殊型です。
水の物理は雨ごいウェーブタックルやお墓参りがあるので、対戦の使用率つまり瞬間火力に関してはオスに分がありますが、旅パやレイドではどっちでもいいでしょうね。結構どっちを使っても楽しめる設計になってるとは思いますけどね。
というわけで、今回はイダイトウメスのレイド対策です。
シルエットの見分け方は胸ヒレが重なったアゴヒゲにより分かれているか否かで、オスは分かれていて、メスはアゴヒゲがないので分かれがありません。
↓オスのレイド対策
目次
星6イダイトウメス(水・ゴースト)の強さについて
雨ごい+波乗り
イダイトウメスの主力は「なみのり」です。威力90の水特殊技ですね。
後半には雨ごいもあるので、等倍でも受け続けるのはそれなりに危険です。
タイプ一致シャドーボール
それと「シャドーボール」持ち。オスの方は差別化かどういうわけかゴースト技はなく、「かみくだく」を持っていました。
水もゴーストも通りがいいので、耐久の低いポケモンは出しにくいですし、回復リソースのない場合は何らかの対策を練りたいところ。
恒常技:こわいかお
そして恒常技に「こわいかお」を持っています。素早さを2段階落とす技で、オスと同じですね。
あわせて固定技には「こごえるかぜ」もあるので、基本的に上を取られる戦いになるかと思います。
また、「こわいかお」があるってことは例の戦術でへなちょこにできるってこと。
星6イダイトウメスの技と種族値
なみのり
アクアジェット
シャドーボール
こわいかお
固定:こごえるかぜ
固定:あまごい
特性:かたやぶり
「なみのり」は威力90の水特殊技。追加効果こそない安定技ですが、全体技で、ダイビング中にはダメージが2倍というちょっとした効果もあります。(ダイビング……)
「アクアジェット」は威力40の水物理技。先制技ですが、レイドでは死に技のようなものですね。
「シャドーボール」は威力80のゴースト特殊技。2割で特防が下がります。タイプ一致のもう1つの主力技ですね。
「こわいかお」は素早さを2段階落とす技。開幕に高確率でうちますが、恒常技なので、相手の素早さが自分より高いと優先的にうつようです。
「こごえるかぜ」は威力55命中95の氷特殊技。確定で素早さを1段階落とします。固定技なので全体技になってます。オスと同じで、残り時間9.5割の時にうちます。
「あまごい」は天候を雨にする技。水技が1.5倍になり、炎技は半減になります。残りHP5割の時に使用。
特性の「かたやぶり」は一部の特性を無視する特性。イダイトウメス戦では、「ちょすい」「かんそうはだ」「クリアボディ」「おうごんのからだ」「あまのじゃく」「ぼうだん」などが対象特性なのを覚えておくといいでしょうね。
種族値は以下。
HP | 120 |
---|---|
攻撃 | 92 |
防御 | 65 |
特攻 | 100 |
特防 | 75 |
素早さ | 78 |
合計 | 530 |
技のタイプ相性
水・特殊:なみのり⇒炎、地面、岩
水・物理:アクアジェット⇒炎、地面、岩
ゴースト・特殊:シャドーボール⇒エスパー、ゴースト
範囲はそれなりですね。ただ、半減しにくいのが水とゴーストの組み合わせ。「こごえるかぜ」の氷は4倍以外は考慮しなくていいでしょう。
定番内だと、ソウブレイズが抜群。
定番外では、ラウドボーン、エースバーン、ガブリアス、グラードン、ガチグマ、テツノイバラ、クエスパトラ、ミュウツー、ミュウ、白馬黒馬バドレックス、ギラティナ、サーフゴーなど。
イダイトウメス(水・ゴースト)対策ポケモン
出すポケモンは水とゴーストで抜群を取られないのは基本前提ですね。
欲しい技は日本晴れ。もしくは挑発でもOK。
挑発をうつ場合は、雨ごいを使うのが少し遅いので、2~3ターン目にうっておくと御しやすいでしょう。
アタッカー
定番内だと、マリルリ、テツノカイナ、コライドン、ミライドン、コノヨザル、ハラバリーが戦えます。
コライドンとミライドンは「こごえるかぜ」で抜群ですが、タイプ不一致で使うのが1回きりなので、問題ありません。オスの方はコライドンが使いやすいですが、メスは特殊なのでミライドンが◎。挑発とバークアウトで封殺しつつ勝てます。
定番外だと、サザンドラ、メブキジカ、ヒスイダイケンキ、D振りダーテングなどがタイプ的に優秀かつ有用な技もあります。なかでもサザンドラはバークアウトをタイプ一致でうててそのまま主力技にできます。動画では日本晴れを持ってませんが、挑発、バークアウト、日本晴れと欲しい技が全部揃ってます。
ハハコモリ、D振りドクロッグ、オーガポン岩草、ムゲンダイナ、ゴリランダー、ウネルミナモなども扱いやすいでしょう。ハハコモリは飛びかかる&虫の抵抗にくわえて両壁が扱える逸材でサポート力が高く、ドクロッグは「かんそうはだ」は無効化されますが、アシッドボムと悪だくみで圧倒的な攻撃力を誇ります。オーガポンは例によって、草を半減されないテラスタイプで出します。
ディアルガ、パルキアも候補ですが、やることはオスと同じでトリックルームがおすすめ。トリックルーム自体は使えるポケモンは他にもいますが、この2匹はタフですし、アタッカーとしては積み技がなく今一歩ということでトリックルーム役として手頃です。
次点で、デカヌチャン、D振りドドゲザン、ザシアン、ガラルファイヤー、チヲハウハネ、D振りイイネイヌなどがいます。チヲハウハネは虫の抵抗しつつ晴れでブーストもできますが、やや火力不足なのでアタッカーとしては結構突き詰めないと爽快感はないです。
イイネイヌはずっとどこかで使いたくはあったのですが、積み技がないので悩んでいました。結果、D振り格闘+メトロノーム型にしています。
サポーター
サポーターは挑発や日本晴れですね。
ブラッキー(HD)&オーロンゲ(HD)での対策
1匹目はブラッキーです。
雨ごいが少し遅いので開幕に挑発をしないのは肝ですが、特殊の相手をするブラッキーに関しては語ることはもはやなく、光の壁⇒挑発⇒応援防御⇒バークアウト連打で完封案件。
仮に雨ごいをされてしまっても日本晴れがあります。特殊受けオーロンゲも晴れはできませんが、バークアウトがソウルクラッシュになるだけで同じ流れです。
トドロクツキ(HD)&バルジーナ(HD)&アローラベトベトン(HD)での対策
2匹目はトドロクツキ。
こちらは壁ができないだけで、応援防御⇒挑発⇒バークアウト連打で封殺します。日本晴れもあるので、アフターフォローもOK。
バルジーナとアローラベトベトンも同じです。
ディアルガ&パルキアでの対策
3匹目はディアルガですね。前述したように、メスの時と同じでトリックルームを使います。
ただ、特攻デバフ技はないので、アタッカーを兼ねます。
応援防御⇒トリックルームで封殺し(怖い顔連打になる)、万が一には日本晴れを使いつつ、タイプ一致の鋼かドラゴンで攻撃します。とりもげは差別化も考えるのを経て、ヘビーボンバーを使わせてます。動画はなんか貝殻の鈴ですが、ほぼ攻撃されないのでメトロノームが◎。
パルキアは何でしょうね。本分は物理相手に冷や水を使うことですが、今回は特殊なので、亜空切断させてもいいかもしれませんね。
オスと同じでトリックルームにちゃんと弱い
そんな感じで、イダイトウメスのレイド対策でした。
オスよりは戦いやすいかもしれませんが、そこまで差はないかなという印象です。あっちは火力が高いとはいえ、実質水だけ見ればいいですからね。
なんにせよ、トリックルーム戦法はガチです。やりにくいテラスタイプがあったらトリムはおすすめです。