以前には対デカヌチャンの対策記事をあげましたが、今度は使う側です。
実はデカヌチャンはレイドで使うとなると少し扱いが難しい部類のポケモンだったりします。
なぜ難しいのかその辺に触れつつ、レイド用デカヌチャンの育成法と使い方についてフォーカスします。(もちろん野良での運用前提です)
なぜ使うのが難しい?
端的に言えば、
攻撃値が低いから
です。これに尽きます。だいたいアタッカー運用だと思いますしね。
デカヌチャンの攻撃種族値は75です。この攻撃値は実は、アタッカーとしての起用をじゅうぶんに諦められるレベルの数値だったりします。
例えばレイドでお馴染みの物理アタッカーの攻撃種族値を挙げてみると、
テツノカイナ 140
コライドン 135
ドドゲザン 135
ガブリアス 130
ソウブレイズ 125
コノヨザル 115
ニャイキング 110
デカヌチャン 75
マリルリ 50(特性により実際の攻撃値の2倍になる)
と、こんな感じでいかにデカヌチャンの攻撃値が低いか分かるかと思います。特性でのブーストもないですしね。
なので、ただ殴っていては活躍しづらいのです。「デカハンマー」は強いんですけどね。
ただ殴る人はレイドに慣れてない人や対策を講じてない人も多いかと思うので、あまり初心者向きでないポケモンとも言えるわけです。
活躍させるためには
有利相性をとる
それで活躍させるためにはどうすればいいのかというと、まずはタイプ相性で弱点をつくことです。
当然と言われればそうなのですが、デカヌチャンを扱う上では徹底します。
デカヌチャンは鋼・フェアリータイプで、「じゃれつく」と「デカハンマー」がタイプ一致の主力技になるかと思うので、戦うレイドポケモンのテラスタイプが
氷、岩、フェアリー、格闘、ドラゴン、悪
であることが起用の前提です。(下に挙げているような物理耐久の低い特殊相手なら、等倍でも多少は戦えるとは思いますけどね)
剣の舞を使う
次に「つるぎのまい」です。
お馴染みの攻撃2段階アップの技ですね。せめて1回は積みましょう。これでダメージが2倍になります。(剣の舞はわざマシンで覚えられます)
積まずに攻撃する人をたまに見かけますが、デカヌチャンは1回積んでからようやく一人前です。基本的には開幕に積むようにした方が◎。
物理耐久の低い相手に起用する
それと、物理耐久の高い相手には出さないようにします。火力が出にくいですからね。
出したいのは特殊アタッカーです。特殊アタッカーは物理耐久が低いポケモンも多いですし、デカヌチャンは特殊耐久が高いので相性がいいのです。あと毒タイプもですね。
星6だと、
サーナイト、エーフィ、キラフロル、ゲンガー、シャワーズ、タイカイデン、ドラミドロ、ニンフィア、モスノウ、ハピナス、タギングル
などですね。
この辺のポケモンでテラスタイプの相性有利を取れるなら、活躍してくれることでしょう。ライトユーザー的には結構この辺は盲点かもしれないとは思いますね~。(そもそもとりもげの記事を読む人に野良レイドのライトユーザーがいるのかという疑問はある。うん)
サポート能力が高く耐性もある
また、デカヌチャンはサポート能力が高いです。
素早さが高く、多くの耐性もあり、両壁を覚えて「でんじは」や「スキルスワップ」まで覚えます。
何もレイドにおける活躍はアタッカーであることがすべてではないので、この辺も考慮して技構成を考えてみてください。結構使いがいのあるポケモンですよ。( ˘ω˘ )
努力値の振り方と技構成
とりもげは諸々は以下のようにしてデカヌチャンを起用してます。
ポピュラーなビルドではあると思いますが、参考にしてください。
【育成例:デカヌチャン】
性格:いじっぱり(攻撃↑特攻↓)
努力値:HP252 / 攻撃252 / 素早さ4
特性:マイペース
技:じゃれつく / デカハンマー / つるぎのまい / ひかりのかべ(スキルスワップ)
道具:たつじんのおび
立ち回り
デカヌチャンでレイドをまわってみるとデカヌチャンと一緒になることも多かったのですが、なるほどなぁと思わされた立ち回りがありました。
剣の舞⇒デカハンマー⇒剣の舞⇒デカハンマー
と交互にうっていく立ち回りです。
テラスタルゲージを溜めつつ、バフ解除対策もしつつ(バフ解除は各ポケモンで設定されてるけどくるタイミングの見極めはほぼできないため)、レイドポケモンのHPも削るというわけです。
全部まとめてやっているだけなんですが、2回連続でうてないデカハンマーを使っていく上では相性がいいのはもちろん、他のポケモンでもいくらか流用できそうな立ち回りです。適当に見えて堅実かつデカヌチャンを上手く扱っている戦い方と言えます。