レイドポケモンには攻撃力が高いのもいれば、防御力重視のポケモンもいます。
あの手この手で引っかきまわして時間切れ勝ちを狙ってくる害悪系に相当するポケモンも。
今回焦点を当てるコータスは防御力の高さと害悪系を併せ持つ設計のレイドポケモンになってます。
どうしようもならなくて放置した人もいるんじゃないかと思います。
例えば等倍相性でテツノカイナやマリルリなどの腹太鼓アタッカーが揃った時とかですね。テツノカイナやマリルリが揃ったとしても打開が困難になるのがコータスです。
目次
星6コータスの強さについて
硬すぎる
コータスで厄介なのはまず硬さですね。
物理耐久に関しては上から数えた方が早いです。
クレベース、カバルドン、キョジオーン、ドドゲザン、ヘイラッシャ、ミミズズなど、この辺の面々に次ぐ硬さです。
クリアスモッグ
ただ、「クリアスモッグ」の存在によりコータスは害悪系であると同時に最上級の硬さになっていると言っても過言ではないです。
「クリアスモッグ」はバフとデバフを消して能力を元に戻す技です。
つまり、積み型物理アタッカーたちを一瞬で無力化します。腹太鼓アタッカーに関してはコータス側からしたら、HPを半減させる技を使ってるようなものです。
あくび&ふんえん+のしかかりで状態異常
さらにくわえて「あくび」もあります。やれやれ……。
また、コータスは「ふんえん」と「のしかかり」を駆使します。どちらも威力は80前後なのですが、3割で火傷と麻痺が入ります。
クリアスモッグされた上にあくびに、火傷と麻痺まで入るとくれば……戦意喪失するのも無理はない話です。
あと地味に両刀だったり。害悪系ここに極まれりですね~。( 一一)
星6コータスの技と種族値
ふんえん
のしかかり
クリアスモッグ
あくび
にほんばれ
てっぺき
見るとため息がつけそうな技のラインナップですね、ほんと。「てっぺき」まであるのかよって。ただ、鉄壁はHPが残り2~3割くらいになった時に使う技なので、常時使うわけではないです。良心。
「のしかかり」は命中100の威力85物理技、「ふんえん」は命中100の威力80技です。外れない。
能力変化を元に戻す「クリアスモッグ」(威力50)もまた外れません。こちらが使う分には外れてくれないのはありがたいんですけどね。
そんなコータスの種族値は以下です。
HP | 70 |
---|---|
攻撃 | 85 |
防御 | 140 |
特攻 | 85 |
特防 | 70 |
素早さ | 20 |
合計 | 470 |
技のタイプ相性
炎・特殊:ふんえん⇒草、氷、虫、鋼
ノーマル・物理:のしかかり⇒なし
毒・特殊:クリアスモッグ⇒草、フェアリー
さすがにというか、抜群を取れる範囲は広くないですね。
コータスは特攻は低めですが、長期戦になりますし「にほんばれ」もあるので炎への耐性は持っておくと◎。
なので、定番ポケモンたちはだいたい生存しますが、ハルクジラ、ドドゲザン、ハッサム、デカヌチャン、サーフゴーなんかの準定番ポケモンたちは出せませんね。
クリアスモッグは一応入れましたが、威力低いですしタイプ不一致なので、こちらはおそらく無視してもOK。バフは消されますけどね。
コータス対策ポケモン
先に言っておくと、コータス戦で有効なのは「積まずに強い特殊アタッカー」です。デバフが主体だったり、技が強かったりするポケモンですね。
物理耐久が高い上にクリアスモッグもあるので、腹太鼓アタッカーはもちろん、積み型物理アタッカーたちは軒並み最悪の相性と言えます。(急所アップは消されません)なので、物理アタッカーも出すなら積まなくても強いポケモンが候補。
コータス戦はこんなありさまなので、ブラッキー戦ほどではないですがいつもと違うポケモンを選出することになるかと思います。どちらかというとサポーターよりアタッカーが重要です。
アタッカー
アタッカーは3組挙げます。
キラフロル&テツノドクガでの対策
1匹目はキラフロルです。オモダカが使っているポケモンでしたね。レイドではあまり見ないポケモンですが貴重な岩&毒特殊アタッカーで、ポテンシャルも結構あります。
コータス戦ではすべての攻撃を半減しつつ、「アシッドボム」主体のアタッカーなのでバフ消しによる憂き目も見ませんし、安定的にダメージを稼げます。相性等倍でも活躍が出来るポケモンです。
テツノドクガでもOKですが、のしかかりは半減できませんし、耐久面はキラフロルが優れています。結構硬いんですよね、キラフロル。
ただテツノドクガは「エレキフィールド」を使えるので眠り対策とテツノカイナやミライドンの火力ブーストができます。
クエスパトラでの対策
2匹目はクエスパトラです。最近は多少減った印象ですが、こちらはもはやメジャー級でしょうか。
デバフ技としては最高峰の「ルミナコリジョン」を駆使して大活躍をしてくれること請け合い。「サイコフィールド」でブーストしてもいいですね。
ただ相性的に半減はできず、クエスパトラ自身も耐久面はテツノドクガ並みにそこそこなので、壁を貼ったり味方の回復をもらいつつ、焦って攻撃して死なないようにします。
ハラバリー&ミライドンでの対策
3匹目はハラバリーです。こちらもクエスパトラ並みにお馴染みですね。持ち物はもちろん「メトロノーム」。
ハラバリーは「アシッドボム」のデバフと特性の「でんきにかえる」を駆使して戦うアタッカーなので、こちらも「クリアスモッグ」による憂き目にあいません。
耐性的には等倍相性ですが、回復力もありますし、こちらも頼もしい活躍を見せてくれるでしょう。「エレキフィールド」を使えば火力が増すのはもちろん眠ることもありません。
同様にミライドンも有効ですね。
サポーター
サポーターは状態異常を防げるポケモンが頼りになります。「ミストフィールド」や「しんぴのまもり」ですね。
中でもフラージェスは抜群を取られず「しんぴのまもり」と「ひかりのかべ」が使えて、「かふんだんご」もあるので回復も出来ます。「リフレクター」はありませんが、「ひやみず」を覚えてくれます。
▲ なんかアタッカーしてるけど、基本はサポートです(SEが面白い……)
ただ、味方が物理アタッカーばかりだったらフラージェスを出すよりも特殊アタッカーを出す方が勝ちやすいかもしれません。
ブリムオンも「ミストフィールド」を使えば似たようなサポートができ、壁もどちらも貼れます。一応「マジカルフレイム」もあります。ママンボウも「しんぴのまもり」「ひかりのかべ」「ひやみず」持ちで相性◎。
難儀だけどレイドが楽しくなる
コータス戦はもしかすると、コノヨザルやアーマーガアなどと同じく対策案を初めて練った相手に挙げる人は多いのかもしれません。
見た目から明らかに硬いし、古いポケモンでもあるので初見の心構えはできるけど、実際は「まさか使ってこんやろ~」という最悪のパターンを軒並み汲まれてもっと害悪だったっていうパターン。
まあ、こういうレイドもあるってことですね~。( ˘ω˘ )ブラッキー戦もそうですが、レイドを楽しんでる人向けのレイドかな。でもブラッキーやドヒドイデなどに比べると対策はしやすい&アタッカーも活躍しやすいと思うので、案外結構楽しい部類の害悪系になるのかもしれません。