視聴しているアニメがぐんと面白くなる瞬間というのは、主人公が大活躍する回を経たり、好きなヒロインや声優が登場してきたり、人によってさまざまだと思いますが、
筆者はこの8話で、特に畑山愛子先生の活躍がそれに相当したようです。
8話の概要
「行方不明者の捜索?」
「そうだ。北の山脈地帯調査に向かった冒険者一行」
うざかったミレディ大迷宮をクリアした後、商業都市フューレンで、依頼を受けることになったハジメたち。
その内容はウィルという人物を捜索してほしいという内容。本来のハジメであれば、無視するところだったが、世界と事を構えるのも辞さない自分たちのこれからのために巨大な後ろ盾は“時間の節約”的な意味であって損はない。
「静かだと思ったらやっぱり寝てる」
「このままノンストップで行くから休めるうちに休ませておけ」
ハジメ、ユエ、シアの三人は目的地である北の大山脈のふもとにある湖畔の町ウルに向かうのだった。
待ち望んだ?再会の回
「いえ人違いです。では」
「ちょっと待ってください!南雲君ですよね?先生のこと”先生”と呼びましたよね?」
「いや聞き間違いだ。あれは…そう方言で”ちっこい”って意味だ」
▲ 苦しすぎる言い訳がおもろい
冒頭にも書きましたが、今回の8話では、一緒に転移したクラスメイトたち、もとい愛ちゃん先生とハジメが再会した回になりました。
もちろん既に苦笑いが癖な気弱な高校生の面影が完膚なきまでになくなったハジメですからね(笑)、二人の再会はそんなに感動的なものになるわけもなく。
「だから行儀良くしろって」
▲ エヒト教から疎まれている亜人――シアへの悪口や、ユエへの大人げない罵詈雑言にプッツン。ただし、いわゆる「ゴム弾」でしっかり手加減はしている。ちなみにこの神殿騎士は愛ちゃんにほだされ立派な愛ちゃん信者に
ハジメのひたすらの無関心・情報の非開示と、それに乗じて勃発してしまう諍いを通じて判明するハジメの圧倒的な力に、一同は口を閉じざるを得ないという状況で幕を閉じました。
最強の冒険者から単なる不良生徒へ
「ともあれ無事で良かったです。でもあの後 何があったんですか?」
「超頑張った」
「なぜ髪を白く染めたのですか?」
「超頑張った結果」
「その右目のアイパッチと左腕の鎧は?」
「超超頑張った結果」
「真面目に答えなさい!」
▲ うけるし、個人的にはおそらくありふれの名言的なやり取りの一つ。超超頑張ったなんて、なにそのひねくれ高校生の代名詞、的な感じ。(笑)愛ちゃんの髪を白く染めたという言葉からは、「髪が白いなんて普通」というファンタジー世界の常識を知らない一般社会人の全く“ありふれた”観点が見れる
超超頑張ったの件を始め、この時点で既に個人的には面白かったのですが(ハジメがブレず、奈落に落ちる前の典型的な主人公像に戻らなかった安心感から)、そんなハジメに愛ちゃん先生が全くめげなかったという構造は改めて“アレ”を彷彿とさせました。
アレとは、不良生徒とそんな生徒を更生させんとする先生の奮闘劇ですね。
筆者の脳内漫画棚からは真っ先にGTOと、野球ものではあるけどルーキーズが出てきますが、ハジメ完全に不良生徒の態度でしたからw
あっさりとバイクを作ってしまったように、(主に製作側の都合で)転生最強道を爆走するハジメに、現実観を一切捨てていない愛ちゃん先生の組み合わせは色々と考えさせられるし面白会組み合わせです。
「南雲君…女の子のファーストキスを奪った挙げ句 二股なんて…」
「お説教です!そこに直りなさい!」
▲ この有名なポーズと台詞がこんなにシマらない場面も珍しい。(それがかえって面白いという不思議な構造)ハジメは既に性格的にバリバリ鬼畜王だし、愛ちゃんはハジメの苦労を知らない。ありふれを面白く思っていると、熱血教師のやかましさは一番いらないもののはずで、義眼義手なハジメの姿がイタくも見えてくるけど、不思議とこの先生は可愛いの感想に集約する。
「白崎さんは諦めていませんでした。自分の目で確かめるまで君の生存を信じると」
「白崎は無事か?」
さてさて、アニメではハジメの愛ちゃん先生たちに対する態度はこれでもだいぶマイルドになっているところですが、
「そうすれば南雲君の言う通り この町でお別れできますよ?」
「分かったよ。でも話せることなんてほとんど無いけどな」
「先生はぶれないな。どこでも何があっても先生か」
▲ 弱さの辛さを知っている元いじめられっこの不良生徒(違)だから先生の存在――ハジメのいじめられっぷりをどうにかできたわけではないけど、生徒のことを第一に頑張っていた愛ちゃん先生の存在は一応認めている
「当然です!」
9話はどう進んでいくのか、二人がどう絡んでいくのか楽しみです!(今回の8話は特にもっと尺が欲しかった……!)
もっと楽しむ方法
▲ ちょっと笑った今回のエンドカード。先生は実は外人騎士たちから大人気
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