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ロクアカ/セリカをも上回った存在アール=カーンの正体とは?【最初の絵本が重要】

セリカ=アルフォネアは主人公で非常勤講師のグレン=レーダスの育ての親ですが、アルザーノ魔術学院の名声のみならず、世界で唯一の第七階梯として大陸一の魔術師としても知らぬ者はいない存在です。

…なのですが、身内に最強の存在がいるのならそれを上回る存在が出てくるのは創作では定石中の定石。

ただしセリカの場合は“人”ではなく、「魔人」でした。

魔煌刃将(まこうじんしょう)アール=カーン

『その尊き門に触れるな、下郎共』

魔煌刃将アール=カーンの登場は第6巻から。セリカのクローズアップに伴い、アルザーノ学院地下迷宮の89階で、突如としてその姿を現します。

放映中のアニメ(1期)が綺麗に5巻までの内容で終えそうなため、もしアニメの2期が放送されるなら、セリカの生い立ちの謎に迫るとともに、真っ先に展開される話でしょうね。

グレンと同じ魔術師に強い魔人

闇が顕現した存在とも描写されているアール=カーンは、左手に魔術を打ち消すことができる赤き魔刀「魔術師殺し(ウィ・ザイヤ)」、右手には“霊体そのもの”を傷つけられる黒き魔刀「魂喰らい(ソ・ルート)」を武器としている双刃の魔人。

対峙するは帝国一の女剣士の記憶を魔術で読み取り、歴戦の剣士と化していたセリカ。が、その左手のディスペル剣で卓越した剣技は打ち消され、その後振るわれた左手の剣によりわずかながら背中に傷を負わされた末に戦闘不能に陥ってしまいます。

アール=カーンの正体

油断も要因ではあるのですが、そんなセリカを容易く斬り伏したアール=カーンの正体は、童話『メルガリウスの魔法使い』に登場した魔王直属の部下の一人でした。1巻で幼いグレンがページをめくっていた童話のことですね。(昔の童話は「子供向け本」という認識がそもそもなかったので普通に分厚かった。というのは現実の史実の話。)

▲ 朗読するグレンの後ろで微笑む、明度をあげると出てくるセリカ

結果として、システィのメルガリアン(文献研究者)としての見識とグレンの戦術、最後の力を振り絞って【私の世界】を発動したセリカにより、アール=カーンを退けることに成功しました。ただ、消えたアール=カーンは「自分は影の者だ」という言葉を残した辺り、先々の物語でも「本体」が再登場しそうなのが恐ろしいところ。

『愚者や門番がこの門、潜る事、能(あた)わず。地の民と天人のみが能う――汝等に視覚為し』

それにしてもアール=カーンは、セリカを「凋落した」と侮蔑したり、当時は「空(セリカ)」と呼び主として敬っていたらしいことや、「地の民」「天人」、などなど数々の重要ワードを残しました。

それらは読者の想像力を刺激するワードたちでもあり、今後グレンたちが、クロノトリガーのように天空城へ(投影技術や記憶の実写などのVR的なものになりそう)行けそうなことや、セリカが天空城の元住人、あるいは天人の血筋である想像もかきたてもするところ。

この話で登場するナムルス(名無し)を名乗ったルミア似の女の子が『感応増幅者』としてはRe=L計画を補強してしまうほどの力を持つルミアの謎を解き明かしそうなことはもちろんですし、アール=カーンが再登場する頃には一気にロクアカの世界の謎に迫りそうで楽しみです。


▲ この魔法使いや『メルガリウスの魔法使い』の原作者ロラン=エルトリアの何らかの登場はありそうだけど、さすがに魔王の登場は…あるのかな。