慎重勇者

慎重勇者/9話感想 超概念の死神には因果律をもねじ伏せる隔離技で あの戦帝が親じゃ犬にならざるを得ない

別に見下していたわけではないのですが、慎重勇者の8話は色んな意味で感心させられました……。

堂々とは神回とはちょっと言えないんですけど(笑)、作画方面以外での製作陣のポテンシャルの高さを垣間見たような気がした筆者です。絶好調ですね!←

そうして気になる9話です。今回はついに三人目の四天王が登場していましたがどうなるでしょうか。

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9話の概要

「あ…あんたが聖哉と戦うっての!?」
「とてもとても。私が勝てるような相手ではありません」

四天王の一人であるキルカプルと対峙することになった聖哉たち。

キルカプルは、かつて竜族の里に向かうときに訪れたイザレの村を焼き尽くしたのはまさかの自分だという。

戦うつもりがないというドワーフのキルカプルは、村の人々の命をはじめ、嫁や娘、そして自分の命を捧げて最強の魔物――“超概念の死神”を召喚するのだった。

超概念の死神とは

「これが超概念の死神クロスド=タナトゥス…は!?何これ!?」

クロスド=タナトゥスと呼ばれて召喚したのは、死神風の魔物でした。

慎重勇者内で、もといコメディアニメ内で、世界観がどうのこうのと言うつもりはないのですが、超概念という言葉なりにデザイン的には慎重勇者の世界観から結構外れています。(ちょっとわくわくしたのはここだけの話)

クロスド=タナトゥスは超概念と形容されているだけあって、ステータスが文字化け、当然のように切っても効果がないという有様。(死神という空想的な存在を言葉としてキャラとして顕現させて、こういった「超概念級化け物」扱いになっているのはある意味正しい。)

分裂して力が弱まるといった描写も特にないので、物理的に、あるいは魔法的にどうにかできる相手ではないことが察せられるところ。魔王も勝てないんじゃ? と思わせます。

「(あの聖哉が攻撃をくらった!?)」

さすがの聖哉もまともに攻撃を食らいました。(100ダメージだけど。それにしてもこの剣幕で100ダメージかぁ……w個人的にはもう少しダメージを負ってほしかったけど、この辺もフラグかもしれない)

まさかの神界に侵入

「え!?そ…そんな!次元を突き破って来るなんて!」

最初の四天王だったケオス・マキナもいくらか神界に干渉していた上、召喚される場所を読んでいたので、フラグは立っていましたが、死神さんまさかの神界に乱入です。

「くらいなさい!神々の絶対的な力を!トルネードチップス!」

「キルブラックサンダー!」

「アイスラッツハーゲン!」

▲ ポテチにブラックサンダーにハーゲンダッツに……お菓子かよw地味に笑った

統一神界の神々はもちろん対峙し、タナトゥスを倒そうとしますがバッタバッタと倒れます。神にしても名前も挙がらないようなモブキャラですが、色んな意味で見ていて恥ずかしくなるようなキャラクターたちです。(笑)

「落ち着けリスタ。どうやったら勝てるかまったくわからん敵に出会った時の対処法は既に用意してある」

あのアデネラでさえもあっさり倒され、手の打ちようがないようにも思えましたが、一応どうにもならない場合にどうにかしてくれるかもしれない策はあったようです。

「見かけによらず趣味は絵を描くことだそうだ。奴は神界一面を見渡せる屋上でいつも絵を描いているらしい」

そう、あの人。ヴァルキュレでした。

最強女神のフルパワーでなんとか……

「フフフ…ハハハハハ!イシスター!!オーダーだぁー!!」

「因果律を超えて敵を飲み込む回避不能の対象直撃破壊術式…」

結局、ヴァルキュレをして、オーダーによりフルパワーになった上で、ヴァルハラ・ゲートという名の究極の隔離技により終焉。

「ふむ。他の神とは比べ物にならんな。ま、神とは本来このくらい人智を超越した存在であって然るべきだが」

▲ 天井につくようなインフレが着々と進みますが、ステータスを見た聖哉のこのコメントにはちょっと納得してしまった。

次元を超えてくる相手には因果律をということにしても、ここで最強の隔離技を使うしかなかったのは先が不安になる感じですが、聖哉は例によって修行相手にヴァルキュレを選びます。不穏なやり取りがあったので、そろそろ聖哉は神以上の存在にでもなるのかもしれませんね。

「ほんとのほんと?神様に誓う?」
「神はお前だろ。馬鹿なのか?」
「わかった~…あまり信じられないけど。けど信じる」

▲ このやり取りはちょっと可愛かった。酸っぱい体臭だったり、藁人形に全力で引かれたり、(今更だけど)今回は特別いいとこなしな感じのリスタだけど、そういえば聖哉はなんだかんだリスタのことを突き放さないなぁとか

瞬殺される最後の四天王

「人間共!お前達で一番強い者を出せ!帝国は腰抜けばかりか!」

そうして怒涛の四天王戦。

……なんですが、8話の時同様に、ヤバイ奴が前半パートを占めることになったようで……四天王のイレイザ=カイゼルはまさかの戦帝により瞬殺されてしまいました。

「マッシヴ・セイントライト」

さらには、魔物の大軍も一瞬で蒸発。やばすぎる。前回の8話は別の意味ででしたが、インフレがすごいです。

これは娘のロザリーがファザコンになってわふわふ犬になっても仕方がない……。もはや人間を超えてるもの。戦いの後、戦帝は赤ちゃんになってしまいましたが、赤ちゃん期間が長いとか、結構やばげの状況なのでしょうか。

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もっと楽しむ方法

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