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転スラ/ベスターは改心してテンペスト国の開発班に それにしてもガビルと仲良しになるとは思わなかった

アニメには、公式サイトのキャラ紹介でメインキャラ数名で終えているものと、ガンダムや軍隊ものや戦記もののように、10名も20名もキャラクター紹介がされているものがありますが、転スラは後者。2クールなことも影響していますね。

また、なろう系出身のアニメが、どれもキャラクターの紹介数が多いかと言うと別にそうともいえません。転スラは劣等生やリゼロのように、もの凄ーく練られている作品かと言われると、そこまでのレベルではありませんが、リムルの「ファミリーライク」によって仲間になる、ないし登場する魔物の顔触れは、スライム、ゴブリン、リザードマン、ドワーフ、オーガに、竜に、魔王にと、これ以上もないほど豊かです。

ドワルゴン国の大臣だったベスターも、ふつうのアニメだったら、あの悲劇で出番は終えているところでしょうか。悲劇といっても、ドワルゴ王から寛大な許しももらって、あれ以上の幕引きもありませんでしたけれど。

ですが、転スラですからね。ベスターはテンペスト国に配属になり、開発担当になっています。皮肉屋だった以前よりも、ずっと生き生きとした顔を見せながら。

カイジンと王に生温かく見守られる研究者

なぜテンペスト国で開発職に携わって生き生きとしているのかというと、ベスターはもとから研究者気質だったからです。

大臣職が合わなかったというわけではないとは思いますが、研究に没頭できる人間は、人付き合いが上手くないことが多く、ストレスを溜めこみやすかったりします。(リムルも神経質っぽいとは言っていますね)その人付き合いの下手さ加減、性格のねじくれ加減の一つが、カイジンに対する嫉妬と異常な執着心でもありました。

ベスターは大臣職に就いていた以前は、王宮騎士団工作団の副官という地位にありました。

元々貴族出で、プライドが高いこともあって、平民出身なのに団長の地位にあったカイジンとはちょくちょくぶつかっていました。エルフパブの「夜の蝶」での出来事をはじめ、アニメでもしっかり演出されていましたが、平民と貴族の確執はまあよくある話ではありますよね。


《果実酒、アルコール濃度7%》
「(いや大賢者そんな情報はいいから)」
▲ 数少ない大賢者のジョークもあった

といっても、カイジンの方は、そんな自分にきつくあたるベスターに割と大人な対応を見せていました。

当時研究で大失敗したベスターから罪をなすりつけられて、騎士団をやめた時も特別な抵抗はせず、さらには、5話での事件のときには客人に被害が及んだということで殴りつけはしたものの「俺がいなくなったらあいつはまともになるかもな…」とこぼすほどでした。

「ただ奴も別に悪人ってわけじゃないんだ。俺とは馬が合わなかったが元々研究熱心で努力家だ。功を焦ったのも王の期待に応えようとした結果だしな」

▲ 別にベスターの父親に関する描写は特別ないですが、カイジンの対応はさながらみなしごベスターの義父のような擁護の仕方

カイジンが父親のようでなければベスターは失敗が露見して今現在に大臣職には就けなかったかもしれませんし、ガゼル王がベスターの行いに目をつぶっていなければ、今のように憧れのガゼル王と言葉を交わす機会もなかったかもしれません。

▲ ガゼル王に憧れていた子供の頃のベスター。王のために生きるという夢は叶えた

自分が友人や知人はもちろん不特定多数の誰かしらに支えられている、その認識の無さが、ベスターの性格の致命的な短所でした。登場時のベスターがそうでしたが、傲慢・横柄というやつですね。とくに自分より地位が下の者に対して。

「お前の行いがあの魔物とのつながりを絶った。何か言いたいことはあるか?」

「何もございません…王よ…王の期待を裏切ってしまい申し訳ありません…」

「ベスター、二度と余の前に姿を見せるな。そして最後に一言お前に言葉を贈ろう。――大義であった!」

サブキャラにしては、改めなくても、地味ながらいいお話でしたよね。ベスターがいろいろと優遇されているように見えなくもないですが、もろもろの謀略を抜きにしても国への貢献度が大きかったとはガゼル王の言です。

まさかのガビルと仲良しに

「はっきりさせておくと、ここでは俺の命令には従ってもらうぞ?
魔物だからと、相手を見下したり、そういうの禁止だぞ! 大丈夫か?」
「勿論です。ワタシも反省しましたよ。そもそも、カイジン殿への嫉妬が始まりでしたしね…。
もう二度と、間違わないつもりですとも!
好きな研究に全力で打ち込みたい、その気持ちに偽りはございませんよ!」
「俺としては、優秀な研究者が増えて助かるぜ?
何かあったら、俺が責任をと取ります。
リムルの旦那、ここは俺を信じて、コイツを許してやって下さい!」

そうしてベスターは、やがてテンペスト国に。経緯は、ガゼル王の「優秀なこいつを野放しにするのはなんだからな」から。盟約を結んだ直後なのもあって、有能な王らしく、その技術をドワルゴンで享受する意味もあります。

王の命でもあったこともあり、ベスターはしっかりリムルとカイジンに1時間ほど謝罪の後、開発の仕事に就きました。


もちろん、作るのは例のポーションです。結果、作成には成功して、転移の魔法陣をつくるなど貢献しまくるのですが、やがてまさかのガビルと仲良しになるのだからちょっと驚きでした。

 ベスターは、ガビルと仲良く草を弄ったりと楽しげにしている。
案外、気が合うようであった。
「なんだ、仲いいな。ベスター、何ならここに部屋作るか?」
冗談で言ったつもりだったのだが、
「宜しいのですか!? ワタシも、こういう洞窟内部は落ち着きます。秘密の研究施設のような雰囲気が!」
などと、目をキラキラさせていた。(web 47話

二人がしゃがんで草をいじっているシーンは、想像するとちょっとかわいいんですよね。(笑)なんでしょうね、ガビルのあのおバカちゃんな感じに、ストレス緩和作用があるのでしょうか(´∀`*)ベスターのリムル陣営参入は2クールの放送範囲内なので、是非アニメで出してほしいところです。

ちなみにガビルはリムルから投げやり的に、ヒポクテ草の栽培と、ヴェルドラの封印されていた洞窟の警備担当になっていたのですが、ポーションの開発部屋が洞窟内につくられたために交際が生まれたのでした。

ドワーフの見分け方

余談ですが、このベスター記事を書いているにあたって、ベスターって人間じゃないの?ドワーフなの?ていう疑問がむくむくと沸きました。ほぼ人間だもん。

さらっと調べたところ、転スラのドワーフには、従来のドワーフのイメージ通りのカイジンのような等身が低いタイプと、ガゼル王やベスターのように等身も見た目も人間だけど、肌が浅黒いタイプの二種類いるようです。

ドワルゴンはさまざまな人種が集っている国ですが、声優がしっかりあてられそうな動き回るキャラクターでドワルゴンにいる人間っぽいのは、種族としてはひとまず初見はドワーフとみてよさそうです。(=判断は無理そう)