アニメ

転スラ/シュナはかわいい(結論) シオンとの正妻争いがあるけどシュナの頬ずりは転スラの役得的な象徴

シュナ? シオン?

転スラのメインヒロイン論争は、やっぱりこの二人に分かれるんでしょうね。

「シオン 秘書のお仕事はちゃんとできているのですか?」

「もちろんです シュナ様」

話が進んでいくうちに可愛らしいキャラもぞくぞくと出てくるんですけど、中盤までのメインキャラということもあり、シオンが一度死亡してリムルが激おこになった事件もありで、二人を超えるメインヒロイン級の女性キャラというとむなかなか難しいものがあります。

清楚系と秘書系、くわえてぞっこんというダブルガードは手ごわいです。(笑)

「いらしてくれたんですねリムル様!」
「う、うむ…!」

▲ はい、メインヒロイン。ありがとうございます!(?)

非戦闘要員のお姫様

そんな女性キャラシュナ(朱菜)は、ベニマルの復讐心をきっかけにリムル陣営に加わったオーガ一族の一人でした。ベニマルの妹で、姫呼ばわりされているように、シオン、ハクロウ、ソウエイ、クロベエ4人の主でもあります。

ほかの5人が武器を手に持って物々しかったのに対してシュナは武器の類は持っていません。美少女というのも納得の外見のままに(美少女って、アニメ界隈ではほぼ全員美少女扱いなので微妙に納得しづらい部分もありますが、シュナに関しては、シオンの野性味も含めてしっかり美少女の描きわけができてる)、シュナは魔法を得意とする非力キャラです。


「ランガ、この倒れてる者たちはどうした?」
「魔法により眠らされております。あの桃色の髪の仕業です」
▲ 炎の壁をつくってランガの邪魔をしたり、魔法でホブゴブリンたちを眠らせることくらいはできる

実際に魔法でなにかするといったシーンは登場時以来ほとんどないのですが、〈自然系魔法〉〈元素系魔法〉〈呪術系魔法〉などが使えます。リムル曰く、「戦闘は向かない」であり、治療の際には活躍しています。

「似ている気はするが…」
「これには封魔の力が備わっているようです」
▲ アニメでは魔法に関する解説役に。ベニマルかっちょいい

ちなみにweb版でのオーガたちとの出会いは、アニメ版や書籍版のようにリムルとシュナたちが戦うシーンはなく、ドワーフたちと同じように手負いのオーガたちを回復薬で治療することで和解するというかなりアッサリとした出会いになっています。(web27話

名づけ後はお留守番役&織物職人

名づけ後はクロベエと同じく、職人としてリムル陣営を支えます。名付け前にも織物が得意で、織姫とも呼ばれていました。

「私がリムル様のお世話をしてもいいのですよ?」

「いいえ姫 それには及びません。私がきちんとお世話いたします」

有事にはリムルと一緒にいられないこともあって、常に一緒にいられるシオンに嫉妬してちょっとうっぷんが晴らすときもありますが、のちにリムルの家ができると、リムルを膝に乗せて日向ぼっこをしているのどかな風景がコミック版ではよく描かれています。

「(なんかこの2人張り合うんだよな…)」

▲ 「なんか」というのだから、日常茶飯事…

男性主人公に頬ずりなんてするわけがない?


冒頭でも触れましたが、アニメ版のこのシーンのシュナには個人的に強烈なインパクトがありました。

かわいいとかうらやましいとか、男性なら当然抱いてしまう第一感情は別として(笑)、こうやって主人公にめいっぱい嬉しそうに頬ずりするヒロインはそういえば、そういないなあと。謙虚で、男女間の物理的な距離も遠く、精神的な距離にしてもほどよくあることがいいとする、外国人からは「クール」と形容される日本人の気質では、リアルであれアニメであれそうそうお目にかかれない光景です。

あることはあるんですけどね。ちょっと精神的にか世間常識的にかで幼い系ヒロインが多いでしょうか。あとは、酔っぱらってとか、枕にぐりぐりしているのを見つかるとか。(笑)スキンシップは基本的にお色気キャラの特権で、主人公には初心な性格も多いため、関係が発展することはなくからかうに留まるのが通例です。

頬ずり=役得=シュナの特権

シュナがこうやって、酔っぱらったときのレアイベントだとか、お色気キャラの特権だとかを無視してリムルに頬ずりをするのは、スライムであることの役得の意味があります。

「当然です!」
「えっ!?」
「リムル様ならばオークロードなど敵ではありません!」
▲ シオンも負けないけれども。ぱっと見はリムルの御姉さんってイメージ

ホブゴブリンたちをはじめ、パブのエルフたち、シオンなど、みんな膝にリムルを乗せたり、胸を押しつけたり。スライム状態にあることで生まれるアニメ・ラノベ的な役得は、当初から描かれていましたし、わざわざエルフだけのパブを用意したのはドワーフ国の人種のるつぼを描く意味もあったでしょうし、他に何か理由があるのかもしれませんが、ほぼこれを描くためにあったんじゃないかと個人的には思ってます。アニメにはたいていラッキースケベがありますが、それがここで。


そうしてリムルと女性魔物キャラたちの役得的な付き合いのなかで生まれた、リムルのデフォルトスタイルは、シオンがよくしていますが、腕に抱いて、胸を頭に乗せるスタイル。胸が強調されつつも、リムルが周囲をよく見えるようにする(主として仰ぐ感情も強いシオン的に言えば、リムルの御姿をみんなに見せつけるという意味も)というやんごとなき正統な理由もあります。

そこにくると、感情に任せた、頬ずりレベルの親密なスキンシップを図るとなると、シュナの特権みたいな部分があります。ゴブリナたちは恐れ多くて率先してはしなさそうだし、シオンはリムルの秘書イメージのままに私情優先にはあまりならないだろうし(恥じらいも少ないし)。作者である伏瀬さんによれば、シュナ紹介欄の備考にも「リムル大好き」ともありますからね。

▲ とはいえアニメ版では描かれませんでしたが、リムルが人型時には、魔物同士の強さとか権力の垣根を越えて着せ替えを楽しむくらいには、女性特有の仲間意識のようなものを彼女たちは持っているようです。(コミック版4巻より)

頬ずりなんて、小学生低学年くらいならまだしも高校生くらいだと主人公が超級のリア充になってしまうため、なかなか描かれないところですが、シュナの頬ずりは、頬ずりする方もされる方も嬉しそうで、なんだかほほえましくもなります。オバロの記事で触れた気もしますが、魔物の方がピュアな愛情が描きやすいのは、人間ないし日本人に対するちょっと皮肉みたいな部分もありますよね。


「分かりました!私は頼られているのですね!」
「そ、その通りだ 頼むぞ」
「(一体俺は何を頼んでいるのか!?)」