2018年の冬から放送を開始した転生したらスライムだった件も、2クール目に入り、現在20話を近くしています。
まだ5話を残しているのでクライマックスの前菜といったところなんですけど、1クール作品にせよ、2クール作品にせよ、このアニメの放送終了を考えるようになる時期は毎回寂しい思いに駆られちゃいますね~。。
筆者は現在とりもげではSNSを使っていないのですが、アニメはSNSでとても盛り上がります。
とくにtwitterはハッシュタグでアニメ作品の名前が放送日に浮上することがよくあり、盛り上がりもひとしお。そういうお付き合いを楽しんでいた人は筆者よりもずっと寂しい想いになるのでしょうね。
転生したらスライムだった件13.5巻カバー、特殊な装丁でしたので発売後の公開となりましたが引き続きよろしくお願いいたしますー! pic.twitter.com/FstqR68TAU
— みっつばー (@mitz_vah) 2019年2月7日
さて、そんな転スラ!
今回は2期製作についての記事です。後々追記したりすることもあるかもしれませんが、一応現状を踏まえての考察なので、そこのところはご了承ください。
転スラの2期放送はありそう?
結論から言えば、ある可能性は高いと思います! ただ少し気になる点があります。これについては後述します。
2期製作に必要なもの
アニメ作品の2期を作ろうとするとき、当然ですがお金が必要です。主だったお金の捻出先は、1期のBD/DVDの売上げと言われています。
この法則が今でも通じるのかは定かではないのですが、「5,000枚売れれば2期製作費用はクリア、3,000枚でギリギリ」とはひとまずよく知られているところ。
小説やマンガは出版社に利益がいくので、アニメの制作会社自体は潤いません。関連グッズはアニメにより波がありそうです。ただどちらにしてもスポンサー会社が潤ったり、作品の認知度はあがるので、売れるには越したことがないです。
転スラのBD/DVDの売り上げは、ひとまず6,000枚を超えているようです。Amazon’s Choiceタグもつけられていますしね。
この数字は2018年の年末の数字ですので、もう少し期待できますね! 1万枚を超えてくれば、作画や音楽など、2期内容のクオリティがあがったり、製作日時が早まったりするなどの期待を持つことができます。
2期放送日はいつになるのか
放送日は売り上げ含め製作サイドの都合によるのでなんとも言えませんが、参考までに、小説家になろう発(web発)作品とライトノベル作品の2期放送日時をまとめておきます。(選出は2期あるファンタジー作品+新しい作品)
まずはなろう勢から。
作品名 | 1期開始日~終了日 | 2期開始日 |
SAO | 2012/7~12 | 2014/7~ |
ログホラ | 2013/10~2014/3 | 2014/10 |
オバロ | 2015/7~9 | 2018/1~ |
このすば | 2016/1~3 | 2017/1~ |
リゼロ | 2016/4~9 | 製作決定済み |
SAOは少し古いので参考にしづらいですが、オバロやリゼロを見ると、それなりに期間が空いています。どちらも劇場版やOVAやスマホゲームなど多方面で展開がありますが、がっつり作りこんだ+大ヒットアニメなので、資金面はもちろん構想面などからも、間が長くなってしまったのでしょうね。
早い方ではログホラ・このすばが1年で放送と早かったようです。ログホラはNHKだから、このすばは全10話だから多少お金が浮いた、そんなところにありそうです。
作品名 | 1期開始日~終了日 | 2期開始日 |
とある | 2008/10~2009/3 | 2010/10~ |
ノゲラ | 2014/4~6 | 発表なし |
新妹魔王 | 2015/1~3 | 2015/10~ |
ダンまち | 2015/4~6 | 2017/4~ |
GATE | 2015/7~9 | 2018/7~ |
一方で、2期以上放送しているライトノベル勢(受賞作品)は、上のような感じ。なろう勢と同じくファンタジー+新しい作品で絞ってます。選定理由はそこまで深く突き詰めていないので、気軽に見てください。
ライトノベル勢は、なろう勢と比べても2期製作の早さに関してそんなに変わっていないようで、出版社の力というべきものはそれほど目立ったものはないようです。新妹魔王は、確か事前に2クール放送が決まっていました。
考察結果
こう比べて見てみると、仮に転スラの2期が早い段階で製作が決定したとしても、1年は手堅そうです。
なので、早くても2020年の春ごろですね。3年かかっているのもあるので、もう1~2年積んだ2021~22年くらいを目途に気長に待ったほうがよいかもしれません。
気になる点:漫画の売り上げがヤバイ
【9/27記事閲覧ランキング2位】「転スラ」の新スピンオフ4コマ『転生しても社畜だった件』のコミカライズ連載が開始 テンペスト商事を舞台に描く社畜コメディ https://t.co/uZFRoOdHmZ pic.twitter.com/IbTwII1qbO
— ラノベニュースオンライン (@lnnews) 2018年9月28日
▲ スピンオフも刊行し、人気なことも、なろう系では異例。ヴェルドラ……ww
で、上で書いた「気になる点」について、補足します。
気になる点というのは、原作の売り上げが凄まじい点です。小説&漫画合わせて700万部を突破したようです。おめでとうございます!
オバロやリゼロ、このすばも原作の売り上げが凄まじかったことはよく知られていますから、なろうファンは案外そんなに驚かないかもしれませんね。(笑)(追記:書籍版は現在合わせて1,200万部突破しているのだそう。とんでもない…w)
ですが転スラの場合は、GCノベルズの小説版だけでなく、コミック版の方も売れているんです。2018年の漫画の売り上げ年間ランキングが発表されたのですが……転スラの漫画、9位です。(;・∀・)うひ(「【2018】年間コミック売り上げランキングが発表!!!」より)
いや、筆者も漫画コンプしてますから、その魅力はよくわかっているつもりですよ? でも、ワンピとかヒロアカとか、七つの大罪とか、東京グールとか……“そういうランキング”に転スラの名前があるんですよね。
確かにグイグイ読ませる力は転スラのコミック版にはあります。絵もびっくりするほど綺麗ですし、諸々の技術的な崩れなんてほとんどありません。このランキングを見ると、転スラの漫画版の絵は“少年週刊誌並みの絵の綺麗さ”だと言われても納得ができます。
それに転スラの主人公は少年ないし男子ではありません。スライムです。
もう1回言います。スライムです。魔物が主人公の作品は既にたくさんありますが、日本を代表する上位のマンガランキングから見てみると、当たり前のように人間が主人公だし、流行異世界転生もまだまだです。そこを踏まえてみてみると、転スラは革命起こしちゃっていますね。。w
異世界転生ものは、小説の方は、既になろう勢ないしラノベ勢が各売り上げのランキングに詰め掛けていますが、マンガの方は異世界転生勢ないしラノベ勢(コミカライズ)はまだそこまでではなかったので、転スラが一足先に異世界転生ものの代表として踏み込んだと言えるでしょうか。転スラは「異世界転生の入門書」とかささやかれている辺り、いよいよ現実味がありますね。
この結果を見ていると、単純な話、スポンサー面・資金面がかなり楽になるのでは?と思います。なぜって、とにもかくにも少年誌漫画並みに売れてますからね。日本のマンガ=少年誌漫画でもあり、知名度もありますし。転スラは、原作が小説ではなく漫画扱いになっているので、アニメの方でも何かしら影響が出てきそうです。(ちなみにこの漫画のヒットっぷりは、なろう出作品では初快挙とのことです。)
▲ アニメ『転スラ』読売新聞で全面広告 新章開幕でスライム姿のリムルが一面ジャック
もともと、読売新聞を“ジャック”していた転スラです。スマホゲームも、アニメよりも早く出していたくらい。ある程度の強力なスポンサーや、売り込む力があることは知られていました。だけどスポンサーたちもここまでくるとは思っていなかったのではと思ったりもしますし、年末の円盤の売り上げは、期待作にしてはなちょっと物足りない感がありましたからほっとしているのやもしれません。
内部事情は外部の僕らには分かりませんが、転スラは期待値の高い内容が多いですね~。アニメ、スマホゲームときていて、最近の人気アニメ(なろうアニメ)の流れなら次は劇場版やOVA・ゲームといったところではあるのですが、案外2期発表が早まったりするのかもしれませんね。楽しみなところです(⌒∇⌒)
3/27追記:2期の製作が決定したようです! 今のところは放送時期は「2020年・時期は未定」とのことです。