転スラ

転スラ/ポテチ大好き元社長トレイニーは名づけもされないけど美女筆頭でオーガたち並みに強い珍しい魔物

転スラの世界には多くの魔物がいて、主人公でありスライムでもあるリムルが着々と仲間(魔物)を増やし、町を大きくしていきます。

そうしてやがて一つの国にもなる町に滞在している魔物の名づけはまさかの1万匹以上にものぼり、リムルの名づけの超絶下積み加減もうかがえるところなんですけど(笑)、なかにはもちろん名づけをされないまま仲間になる珍しい魔物もいて、

リムルが来る前に、森を管理していたドライアド(樹妖精)のトレイニーはその筆頭でもあります。

森で起こっていることならすべて知っている

樹木や植物を通じて、森に起きている出来事を把握しているトレイニーは、森の平穏を脅かす存在だったオークロードの行軍を察知、これをどうにかするべくリムルの元に11話にて初登場しました。

リムルの元にきたのはもちろん、リムルがヴェルドラの加護を受け、オークロードを倒すほどの強大な力を持った魔物であると判断したから。

「リムル・テンペスト。魔物を統べる者よ あなたにオークロードの討伐を依頼したいのです」

単身でそんな魔物であるだけでなく、かつてジュラの森で指折りの魔物だったオーガたちを侍らせ、名付けにより進化したオーガのなかでもエリート中のエリートである鬼人になっていることからも、“その後”に関しても割と信頼は寄せていました。

▲ 文明食であるポテチを食べてもっと信頼した、かもしれない(笑)ちなみに原作ではポテチをまるっと全部食べてカイジンが内心で驚いてます。

その辺りは、トレイニーの言葉の落ち着きっぷりからも見て取れるんですが、はじめはお呼びして!とか言ってトレイニーの登場にテンションがあがっていたリムルも、やがて「食えない姉ちゃん」「社長ポジション」などという感想を抱くようになっていきます。

「それにオークロード誕生のきっかけとして魔人の存在を確認しております。あなた様は放っておけない相手かと思いますけど。いずれかの魔王の手の者ですからね」

「(森で起きたことは大抵把握しているか…食えないお姉ちゃんだ)」

ちなみに三姉妹のうち長女で、魔王ラミリスが精霊女王であった時代は配下でした。

「リムル様ならばオークロードなど敵ではありません!」
「まぁやはりそうですよね」
▲ 地味に「まぁキャラ」でもある

中盤の主力級キャラ

「森を乱した罪であなた方を排除します」

冒頭にも書きましたが、そんなトレイニーは名づけがされない珍しい魔物の一人です。

リムルの物語は名づけにより力を与え、リムルに忠誠を誓う仲間を増やしていく転生もので、最近見かける魔物使いの物語に近くもある話なので、名づけがされないためにトレイニーの力が弱いとか、登場機会が少ないとか、そういう運命を辿りそうなもの。

「断罪の時です。罪を悔いて祈りなさい」

「精霊召喚シルフィード!」

でもそうはならずにトレイニーの力は植物の力や風の刃、召喚術を駆使してラプラスたち中庸道化連たちを圧倒でき、ランク的には鬼人となったオーガたちと同等かそれ以上の力を持っています。人化した姿ですが、イフリートと同じ精神生命体でもあり、本体は大樹です。

そんなトレイニーは最終的に妖精王ラミリス(リムルの味方)の元に戻り、全肯定&めちゃくちゃ甘やかすようになります。(笑)

リムルは美人キャラのエルフとドライアドには縁がない

▲ ドライアドのリムルイメージ図(笑)

そういえばリムルはお気に入りキャラ(美女キャラ)には90~’00年代の絵で妄想する癖がありますが、エルフも、トレイニーたちドライアドたちも、名付けをするには至っていません。

エルフたちは懇意の知り合いのようなもので、ドライアドにしても盟主として仰いでいるので、仲間には違いないんですが、この辺りちょっと曰くつきというか。

両者ともに元から知性が人間のようなものですから、人間ないし人間らしい魔物には名づけをしないという転スラの暗黙なルールな部分にスポットを当てるより、リムルが37歳まで童貞だったことが関連付けられていると深読みしてみるのが面白いかもしれません。