先日の記事ではクロベエが一番地味だと形容していましたが、ある意味で “地味” なのはソウエイですよね。
ある意味で、というのはもちろん、ソウエイは隠密で、目立った行動は控える隠密特有の行動理念がしみ込んでいるからという意味です。地味というか、職業病というか。(笑)
隠密部隊を束ねるオーガ
といっても、隠密という職業はリムルが名づけの際につけたまで。分身なども名づけ以降に覚えたスキルです。
実際にソウエイが、オーガの集落でかつてベニマルの家臣の一人としてどのような仕事をしていたのかは、詳細には語られていません。でも、ソウエイの立ち振る舞い、静かな語り口、分身などののちのちに習得するスキルを見るに、やはり隠密に向いているスキルを所持していて、ベニマルもといオーガ一族の影として暗躍する仕事が多かったのだろうと思います。
▲ インパクトのあった襲撃時のソウエイの顔。ブサイクといえばブサイクですが、オーガとしても実際に相手に突進しつつ殺意を向ける顔にしてもリアルといえばリアルで、とても印象に残ります。
ちなみにそんなソウエイは、アニメでははしょられていますし、作中でもあまり触れられていませんが、ベニマルと同年代のオーガで、親友でありライバルの間柄でもあります。
「悪い話ではない」
「だが決めるのはお前だ。我らはお前と姫様に従う」
ベニマルとともに女性の影あり
「どうした?」
「偵察中の分身体に接触してきた者がいます」
「接触?」
刀と小刀を背中につけて、分身したり、糸を扱ったりと、外見的な隠密(忍者)らしい部分はもちろん、分身をして偵察をする・連絡を取るなど、しっかり諜報活動にも長けているソウエイですが、イケメン設定であることもほんのり生かされてもいて。
ソウエイは、リザードマンの首領の親衛隊長であるソーカから憧れられています。
▲ この子
そのフラグは、ソーカをオークの襲撃から救ったことによるものから。
その後ソーカは名づけをされて進化するのですが、その想いによるものか、リムルの人間に対する根底の願望によるものか、いずれにしても人型になってユフィちっくになったソーカとソウエイの二人は並ぶとなかなかのお似合いっぷりです。
▲ コミック版4巻より
このときソウエイは、同じくリザードマンの首領(アビル)を救ったこともあって、首領からも一目置かれる存在に。ソウエイからしたら忠実に任務遂行しただけではあるんですけど、ソーカの父親は首領なので、フラグの外堀はしっかりかっちり固められています。(笑)
ここでのソウエイの活躍っぷりは、リムル陣営内で冗談抜きの冷徹さを実行してくれる数少ない人物として、ファンが多いのも納得の一にも二にもかっこいいの一言なので、1期アニメ終盤でどう表現されるか楽しみなところです。