剣盾で登場したジュラルドンは進化を持たないポケモンでした。ドラゴンタイプだし、キョダイマックス姿もしっかりもらっていて、結構貫禄あったんだけどね。
なので進化先の追加は驚いた人も多かったのかもしれません。晴れて新600族として参入し、対戦でも強かったりと今作の待遇と立ち位置はかなりもの。
こうなると今後のポケモンで、クリムガンやバクガメスといった未進化ドラゴンポケモンの進化先追加も気になるところです。あと1進化のオンバーンとかドラミドロとか。(A-Zだと新しいメガシンカになるのか)
というわけで、今回はジュラルドンのレイド対策ですね。
目次
星6ジュラルドン(鋼・ドラゴン)の強さについて
タイプ一致両刀*2

ジュラルドンで厄介な点を挙げるとしたら、タイプ一致で物理・特殊の攻撃技を2つも揃えているところでしょうか。
鋼は「ラスターカノン」と「メタルクロ―」、ドラゴンは「りゅうのはどう」と「ワイドブレイカー」です。唯一無二でしょうか、このタイプの設計は。
なので必然的に、鋼とドラゴンが弱点のポケモンは基本的に出せないレイドになってます。ダメージの出る方で狙い撃ちしてきますからね。
厳密にいえば、攻撃種族値の方は95であり、「メタルクロ―」が威力50で「ワイドブレイカー」も威力60しかないという抜け穴っぽい部分はありますが、どちらも厄介な追加効果があります。
メタグロスは1割で攻撃が上がるコメパンは採用されませんでした。ひるみ戦法なのもありますが、メタルクロ―の採用は攻撃値の控えめなジュラルドンだからこそ許されたというべきでしょうか?
ワイドブレイカー持ち

引き続きピックしますが、「ワイドブレイカー」持ちなのは結構厄介です。
レイドでは十八番な技ですが、確定で攻撃を一段階落としますからね。なので腹太鼓型以外の物理陣は封殺されがち。ダメージ量の比較以外では、積み量に反応して使ってくる印象もあります。
ただ、威力的にメタルクローより優先度が高いということで、逆に利用する戦法は取りやすいです。
両壁
そして、両壁持ちです。「リフレクター」と「ひかりのかべ」ですね。
固定技で、終盤に壁を貼ります。残り体力が4割と3.5割の時に使うので、一気に使われるケースは多いでしょう。
あと、開幕に「ステルスロック」を使ったりしますが、こちらはスルーでいいですね。一応ちゃんと復帰後にダメージがあります。
星6ジュラルドンの技と種族値
ラスターカノン
メタルクロ―
りゅうのはどう
ワイドブレイカー
固定:ステルスロック 開幕
固定:ひかりのかべ 残り体力4割
固定:リフレクター 残り体力3.5割
特性:すじがねいり
「ラスターカノン」は威力80の鋼特殊技。1割で特防が落ちます。「メタルクロ―」は威力50命中95の鋼物理技。1割で攻撃が上がります。
「りゅうのはどう」は威力85のドラゴン特殊技。追加効果はありません。「ワイドブレイカー」は威力60のドラゴン物理技。確定で攻撃が1段階落とします。
「ステルスロック」は使用後、交代後に出てきたポケモンに最大HPの1/8ダメージを与える変化技。レイドでは倒れた後にダメージが入ります。ダメージの仕様も同じだと思う。
「ひかりのかべ」は特殊ダメージを1vs1では半分、レイドでは2/3にする変化技。残り体力が4割を切ると使います。
「リフレクター」は物理ダメージを1vs1では半分、レイドでは2/3にする変化技。残り体力が3.5割を切ると使います。
特性の「すじがねいり」は「ひらいしん」やこのゆびとまれ」などの影響を受けずに攻撃できる特性。レイドではこの手の技の効果は無効化されるので、実質死に特性です。
種族値は以下。
HP | 70 |
---|---|
攻撃 | 95 |
防御 | 115 |
特攻 | 120 |
特防 | 50 |
素早さ | 85 |
合計 | 535 |
技のタイプ相性
鋼・特殊:ラスターカノン⇒氷、岩、フェアリー
鋼・物理:メタルクロ―⇒氷、岩、フェアリー
ドラゴン・特殊:りゅうのはどう⇒ドラゴン
ドラゴン・物理:ワイドブレイカー⇒ドラゴン
両刀で犠牲になっているとはいえ、タイプ相性の範囲は狭いです。ただ、ドラゴンもあるので影響はそこそこ。
定番内だと、コライドン、ミライドンが抜群。
定番外だと、ハルクジラ、白馬バドレックス、テツノイワオ、ニンフィア、テツノブジン、ガブリアス、サザンドラ、ジャラランガ、レックウザ、ギラティナ、オノノクス、レシラム、ヒスイヌメルゴン、ウネルミナモ、カミツオロチ、ウガツホムラ、タケルライコなど。
バフ・デバフ解除
バフ解除はありません。デバフ解除は残り体力が8割を切ってから。
ジュラルドン(鋼・ドラゴン)対策ポケモン
ジュラルドン戦はまず、鋼・ドラゴンから抜群をつかれないポケモンを探ります。
アタッカーはワイブレの憂き目を見ないので特殊がいいです。種族値的に通りもいいですしね。ついでに特攻デバフも撒ければ◎。物理は隠密マントを持ちたいところ。
壁破壊はできれば。でもそれよりはデバフを防ぐ「しろいきり」かな。タイプ範囲的にも使いやすいと思います。それか「ちょうはつ」ですね。
アタッカー

▲ エンペルトの手(ペンギン的には羽)って刃になってたんだ。
定番内だと、マリルリ、テツノカイナ、ソウブレイズ、コノヨザル、ハラバリーが生き残り。ハラバリーは安定するでしょうね。ソウブレイズは隠密マントがなければ苦汁を舐めそうです。マリルリとカイナは腹太鼓なのでなんとかなるでしょう。(ただ、カイナを使った時にはワイブレ連打されました)
コノヨザルは有効。それほどくる印象はないですが、「まけんき」でバフがかけられますからね。「かわらわり」も一応あります。
定番外だと、ハッサム、ネクロズマ日、ザマゼンタ、コバルオン、エンペルト、ドドゲザン、サーフゴー、テツノカシラ、メタグロスなどがまず浮沈艦拓。いつもの鋼陣ですが、ドドゲは負けん気ですし、デバフ技にかわら割り(サイコファング)あたりも使える面子ですね。
あとエンペルトが数少ないタイプ相性以外に目立てる場。特性の「かちき」にくわえて白い霧とかわら割り持ちでメタ択に片足つっこみつつ、デバフ解除が早めの1回なので金属音も入れやすいです。テツノカシラも活躍しやすいですね。メタグロスはクリアボディ。ザマゼンタはボディプレなので、デバフも気にせずいけますね。
等倍拓は多すぎるので、白い霧やクリアボディ持ちで先に絞ってみます。
カメックス、ラプラス、ミュウツー、ランターン、スイクン、ルギア、ミロカロスあたりは白い霧所持&戦えそうな面子。分かりやすいところでミュウツー、特攻デバフ持ちでランターン、スイクン、ミロカロスですね。クリアボディはドククラゲ。こちらもサポ寄りですが両刀デバフ持ちの優秀デバッファー。
で、等倍拓に戻して。めぼしいのは、カイオーガ、オーダイル、ディアルガ(特殊)、ヒスイヌメルゴン、クワガノン、ラウドボーン、D振りブリジュラス、ガラルファイヤー、B振りエルレイド、ジャローダ(ラランテス)、ハハコモリ、マフォクシー、ガチグマ&赫月、黒馬バドレックス、テツノイバラ、イイネイヌなど。
カイオーガ、ヒスイヌメルゴン、クワガノン、ラウドボーン、D振りブリジュラス、ガラルファイヤー、ジャローダ(ラランテス)、マフォクシー、ガチグマ赫月、黒馬バドレックスなどが特殊アタッカーで扱いやすいです。特攻デバフ持ちも多くていいですね。ガラルファイヤーやジャローダ、黒馬は挑発もあります。逆にマフォクシーは挑発はありませんが、両壁とマジカルフレイム。(どうでもいいけどカイオーガがかわら割りできるの驚いた。ヒレで?)
サポーター
サポーターは基本特殊対策ですね。
欲を出せば色々とやりたいことはありますが、勝敗自体は防御応援(またはリフレクター)して特攻デバフをしっかり撒いておけば問題ないでしょう。もちろん味方がレベル50台とかの雑っ魚ちゃんである場合は除きます。欲の部分は白い霧くらいです。
壁破壊もやってもいいですが、やはり優先度は低め。トリックルームよりも使わない壁破壊技で技枠を圧迫するよりは、使用率が高頻度の挑発をバリア前に入れることの方が現実的です。
スイクン&B振りミロカロスでの対策

1匹目はスイクンですね。アタッカーでも挙げていますが、スイクンは一応スペック的にサポーターが本懐です。
白い霧⇒応援防御⇒デバフ解除後、バークアウト連打で封殺します。
ミロカロスは這いよる一撃。一応どちらも攻撃デバフ持ち。
HBアメモースでの対策

2匹目はアメモースです。とりもげ的には初出ですね。白い霧優先でピックしました。
流れはスイクン&ミロカロスと同じで、白い霧⇒応援防御⇒デバフ解除後、虫の抵抗連打で封殺。
冷や水と飛びかかるもあります。威嚇があるとはいえ、自身の物理耐久面はそこそこなので、1回うっとくと安心ではあります。(暫定的にHBとしていますが、好みで変えるといいです)
H振りブラッキー、B振りブーピッグ、チリーン+αでの対策

3匹目はブラッキー。こちらは特殊対策&両壁、挑発組。
応援防御⇒リフレクター⇒バークアウト連打で封殺します。バリア前に挑発を使って完封案件。
あとは他の特殊サポーター陣です。サーナイトもたぶん同様の動きでいけるとは思いますが、とりもげのサーナイトのようにSに振ってたりすると物理耐久面が少し不安ではあります。
油断しなければ勝てる
そんな感じで、ジュラルドンのレイド対策でした。
手札の数がかなり多いですし、そういう意味では厄介なレイドですが、難易度の総評としては時間稼ぎレイドという印象もあって打開難易度はそれほど高くないレイドです。難易度ティア―ランクも最下層から1個上あたりにありそう。
最近よく実感しているところですが、ブルベリレイドはややこしい内容が多いです。その実、強さはそこそこだったりします。世の中の縮図を見ているようです。← でもなんだかんだ、ポケモンではややこしいのが一番厄介かもしれないですね。