今作の対戦環境で一番猛威を振るっているドラゴンポケモンはカイリューらしいのですが、SV以前ではガブリアスと答える人は多いのかもしれません。
「素早さでガブリアスを抜けるかどうか」という話はよく小耳に挟んでいましたし、少なくとも環境ポケモンではあったのでしょう。
で、そんなガブリアスは星6レイドでもコノヨザルほどではないにしてもなかなか厄介なポケモンとして君臨しています。(人によってはコノヨザル以上かも)
というわけで今回はガブリアスにスポット。
目次
星6ガブリアスの強さについて
攻撃が痛い
ガブリアスは物理アタッカーなのですが、まずシンプルに攻撃力が高いです。
攻撃種族値130ありますからね。素早さ値も高く、600族なので総合力も高いです。ビルド的にもその辺は反映されています。
主力は「げきりん」と「じしん」なのですが、まともにくらっていては戦闘が辛くなります。
4種タイプ
あと、攻撃技のタイプが4種類あります。ドラゴン、地面、炎、岩の4つ。
ヌメルゴンの記事でも触れたところですが、これも辛い。
抜群を取られないように選出するわけですが、やりづらくなりますからね。
特性さめはだ
ガブリアスではこれが一番厄介かもしれませんね。
特性「さめはだ」持ちで、直接攻撃を受けると1/8ダメージを受けます。
レイドボス自身には割合ダメージは意味がなくなりますが、こちらが受ける分にはこの仕様は通ります。ずるい。
毒もそうなのですが、相手の攻撃以外でダメージを受けるというのはレイド界隈では厄介な戦法です。(とくに日本勢の)アタッカーの主力は腹太鼓組ですからね。
星6ガブリアスの技と種族値
げきりん
じしん
いわなだれ
かえんほうしゃ
つるぎのまい
一番くらいたくないのは「げきりん」と「じしん」ですね。「げきりん」は威力120のドラゴン物理技で、「じしん」は威力100の地面物理技です。どちらも命中100%なので外すことは基本的にありません。
逆鱗は一度使うと2~3ターン使い続けるので、そこが穴と言えば穴です。フェアリーは無駄ターンを引き出しやすくなります。
「つるぎのまい」はHP減少率(残り3~4割くらい)によって使う固定技なので何度も使われることはありませんが、鮫肌もあるので後半にまくられやすいです。
種族値は以下。
HP | 108 |
---|---|
攻撃 | 130 |
防御 | 95 |
特攻 | 80 |
特防 | 85 |
素早さ | 102 |
合計 | 600 |
技のタイプ相性
ドラゴン・物理:げきりん⇒ドラゴン
地面・物理:じしん⇒炎、電気、毒、岩、鋼
岩・物理:いわなだれ⇒炎、氷、飛行、虫
炎・特殊:かえんほうしゃ⇒草、氷、虫、鋼
4種もあるということで、範囲は広いです。
定番ポケモンでもコライドン、ミライドンはもちろんのこと、テツノカイナ、ソウブレイズ、ラウドボーン、ハラバリーなども出せません。(主力ポケモンたちガブに弱すぎ?)
ハルクジラにドドゲザンに、ハッサム、ガブリアス、サーフゴーまでもが抜群を取られ、選出はかなり絞られてしまいます。多すぎない? 炎特殊は穴のはずですが、ハッサムじゃあね~……。
では対策ポケモンです。
ガブリアス対策ポケモン
アタッカー
前述したように、アタッカーはよく見かけるポケモン内ではかなり絞られます。
主力は抜群を取られないマリルリですね。逆鱗も通らず、無駄ターンが結構引き出せるので生存力が高いです。
等倍でも活躍してくれるでしょうけど(等倍では「あまごい」でブーストするのが◎)、ただ「かいがらのすず」を持たせたマリルリ限定です。でなければ鮫肌でがんがんHPが削られるでしょう。コノヨザルも生き残り組。
テツノブジンもサポーター兼アタッカーとしていい感じ。リフレクターが貼れるのはもちろん逆鱗は通りませんし、ドレパンもあるので生存力も高いです。「スキルスワップ」もやったらだいぶ楽になりそうです。
バンバドロ・イダイナキバでの対策
他ではバンバドロやイダイナキバがよさそうです。「かいがらのすず」を持たせ、早めに攻撃を重ねていってテラスタル状態で削っていきます。積み技ないですからね。
ガブが出せないことも多々あるのでバンバドロは新規に育成して使ってみましたが(AB振りです)、防御を自動で積める上「どろかけ」もありますし、他の物理相手でもかなりいい感じです。あと、「どろかけ」「じしん」「じならし」どれも鮫肌の対象外なのも◎。
天然ヘイラッシャも悪くないです。「ひやみず」を覚えるので、他のレイドポケモンでも使えるでしょうね。ただ、味方に火力がある時限定。
サポーター
サポーターはいくつか拓がありますが、アタッカーに比べると安泰です。
オーロンゲでの対策
というのも、オーロンゲが君臨できるから。フェアリーなので逆鱗もスカせます。
もちろん物理型のオーロンゲです。「リフレクター」を貼り、応援防御して、「ひやみず」を連打すればOK。つるまいはHPがだいぶ減った時に固定なので、開幕に挑発はうちません。
ガブリアス戦では「ひやみず」は重要なので、ないと勝率は結構落ちるかと思います。次点はヤレユータン。こちらはオーロンゲとは違ってスキスワが出来ますね。冷や水などの攻撃デバフ技、リフレクター、スキスワ辺りは重要技です。
ゴルダック、ヤドラン、シロデスナでの対策
拓があるというのはオーロンゲ以外です。(オーロンゲが解答ではあるんですけど)
ゴルダック、ヤドラン、シロデスナを挙げますが、彼らに共通しているのは、
なげつける
スキルスワップ
ひやみず
を覚えるという点。もちろん抜群は取られませんし、3匹とも水準以上の硬さがあります。
「なげつける」は「かえんだま」を投げて火傷にする戦法ですね。開幕にします。デバフ解除までの時間稼ぎですが、初手から物理ダメージを半減できます。
次いで「スキルスワップ」で「さめはだ」をつぶし、あとは防御応援を挟みつつ「ひやみず」連打。リフレクターがないのは残念ですが、結構安定するかと思います。ヤドランはアシパ用をいじればOK。残り一枠は鉄壁辺りかな。
ヒーラー
ヒーラーも悪くないです。ブリムオンは逆鱗をかわしつつ壁を貼ってスキスワができます。
とりもげは育成していませんが、フラージェス(HB振り)も、冷や水、スキスワ、花粉団子、ミストフィールドなどを覚えるので活躍してくれそうです。
アタッカーがあまり安定しない
ガブリアス戦はオーロンゲでしかまともに戦ったことなかったのでとくに難儀だとは思ってなかったのですが、フタを開けてみればだいぶ厄介でした。
よくレイド用で使われるアタッカーが軒並み抜群を取られるならそうもなる。( 一一)テツノカイナの選出率はマリルリ並みに高いですが、その場合は死なないように動かないとですね~。(よく死んでますけど)
なんにせよ、結構やり応えのある部類のレイドだと思うので、ぜひ戦ってみてください。