ポケモン

ポケモンSV/星6バサギリレイド対策と攻略法 ハッサム以上にハリーセン一味に弱いらしい

レジェンズアルセウスは江戸~明治的な日本を舞台にした作品です。

ポケモンという摩訶不思議な生物と彼らを捕獲できるボールの存在がある以上、時代考証は無理があるのですが、実際に見てみれば結構大胆に当時に寄せてきなと感心したものでした。公式サイトのデザインをはじめ、街並みとか風土とか顔つきとか各種UIとか。

その辺の大胆さは、レジェンズアルセウスのポケモンたちにも反映されていて。

当時のスタイルであるちょんまげと毛深さ・垢抜けなさを踏襲した侍のような顔のつくりと、“まさかり”を両手にしたバサギリはその筆頭でもありますね。

「あえて垢抜けなくさせる」なんて通例のポケモンだとまず敬遠されるデザイニングでしょうが、それだけに新鮮です。この辺の感性はパラドックスポケモンたち(とくに古代)にも影響があるように思います。GOOD JOBです。

というわけでバサギリのレイド対策です。

星6バサギリ(虫・岩)の強さについて

フルアタ+なんちゃって両刀

バサギリが強いのはフルアタであることですね。虫、格闘、飛行、悪の4タイプの技を持ってます。

あれ? 岩は? と思うところですが、固定技で早めのうちにしっかり「がんせきアックス」があります。岩をメインに持ってこなかった辺り変わってるタイプのフルアタですが、両刀でもあります。

フルアタ両刀なんて面倒の極みですが、特攻種族値45なので、抜群をつかれても怖くないなんちゃって両刀ですけどね。(笑)

攻撃が高い

あとバサギリは物理攻撃力が高いです。攻撃種族値が135もあります。ドリュウズと同じですね。

なので、物理耐性が低いポケモンがきつめの相手になることは言うまでもありません。

切れ味

それと特性に「きれあじ」持ち。切る技の対象技を1.5倍にする特性ですね。地味ですが良特性です。

もちろん対象技は持っていて、「シザークロス」と「つじぎり」を持ってます。

前者はタイプ一致技でもあるので、虫で抜群をつかれるポケモンはまず出せませんね。終盤には「つるぎのまい」もあるしね。

「インファイト」も持ってるので、エルレイドやハッサムに近い、火力に寄らせた相手ですね。

星6バサギリの技と種族値

シザークロス
インファイト
エアカッター
つじぎり
固定:がんせきアックス
固定:つるぎのまい
特性:きれあじ

「シザークロス」は威力80の虫物理技ですね。追加効果はありません。ただし「きれあじ」対象技なので、威力120です。

「インファイト」は威力120命中100の格闘物理技。強い技ですが、攻撃後に防御と特防が1段階落ちます。ハッサムやコノヨザルと同じように、この技があるために早く終わることもあります。なのである意味くらいたい技です。

「エアカッター」は威力60命中95の飛行特殊技。急所+1内蔵技。「きれあじ」の対象技ですが、上で書いたようにバサギリの特攻はお察しなので怖くはないでしょう。抜群でもなんとかなるレベル。

ただ、イダイナキバのような物理には強いけど特殊には弱い分かりやすいポケモンはちょっと厳しいかもしれませんね。

「つじぎり」は威力70の悪物理技。急所+1内蔵技であり、「きれあじ」対象技でもあります。

「がんせきアックス」は威力65命中90の岩物理技。攻撃後に、ステルスロック状態にします。つまり死んで復活すると微ダメージ。バサギリ専用技で、タイプ一致技ですが、残りHP9.5割の早いうちの1回のみ。

「つるぎのまい」は攻撃を2段階上げる変化技。残りHPが3.5割の時に使います。

特性の「きれあじ」は対象の技の威力を1.5倍にする特性。対象技は斬撃系の技で、例えば地獄突きとかの刺突系は対象外です。シンプルに強い特性であり、1.5倍の倍率はバカにならないので、特性変更技の採用も考慮に入ります。

種族値は以下。

HP 70
攻撃 135
防御 95
特攻 45
特防 70
素早さ 85
合計 500

技のタイプ相性

虫・物理:シザークロス⇒草、エスパー、悪
格闘・物理:インファイト⇒ノーマル、氷、岩、鋼
飛行・特殊:エアカッター⇒草、格闘、虫
悪・物理:つじぎり⇒エスパー、ゴースト
岩・物理:がんせきアックス⇒炎、氷、飛行、虫

タイプ相性は実情はどうであれさすがに広めですね。ここでは当たると痛くはあるのですが、1回限りなので岩は省きます。また、前述のとおり、飛行は怖くないです。

定番内だと、コライドン、コノヨザルが抜群。

定番外では、ラランテス、ジャローダ、テツノイサハ、カミツオロチ、ミュウツー、ミュウ、ダークライ、サザンドラ、ハルクジラ、白馬黒馬バドレックス、オーガポン岩、ザマゼンタ、テツノブジン、サーフゴーなど。

バサギリ(虫・岩)対策ポケモン

バサギリはまず、虫から抜群を取られない選出をします。サブウェポンですが格闘も。

それと覚えておくといいのはデバフ解除がないこと。なので、先に解答めいたことを言ってしまうと、硬めのポケモンで攻撃デバフをかけ続けていれば勝てる戦いです。

逆にバフ解除は2回あるので、腹太鼓組はやりづらいですね。欠陥ありのレイド感はありますが、ここは偉い。

アタッカー

定番内だと、マリルリ、テツノカイナ、ミライドン、ハラバリーが抜群をつかれません。コライドンやコノヨザルは飛行で抜群をつかれますが、問題ないです。

定番外だと、バサギリの攻撃を岩以外すべて半減できる浮沈艦拓はデデンネ(電気・フェアリー)だけです。バサギリの攻撃力の地力は高いのでサポーター用途になりますが、「あまえる」を3回入れ終わったらそのうち終わるでしょうね。とりもげ的にはピックは実にボーマンダ戦以来。

虫と格闘に耐性のあるレックウザ、グライオン、B振りトルネロス、B振りニンフィア、ムゲンダイナ、B振りアシレーヌなども戦いやすい択。

ムゲンダイナ以外は攻撃デバフ持ちなので戦いやすい&勝ちやすい択ですね。ニンフィアやアシレーヌは甘えるを入れてリフレクターを使えば安全に戦えるでしょう。


他では、マギアナ、キラフロル、タケルライコ、ハッサム、カイオーガ、グラードン、ガブリアス、オノノクス、レシラム、ウネルミナモ、ウガツホムラなど。タケルライコはミライドンと被りますが、物理の相手ができるので差別化が図れます。ハッサムは同種対決なので、是非戦わせてください。インファイトも誘導できます。

攻撃デバフ持ちはかなり勝率が高まりますが、攻撃力は高く、急所もやや怖いということで、ウガツホムラも選出優先度が上がります。ウガツホムラはおなじみの確定火傷の「かえんのまもり」にくわえてワイドブレイカーもあるので、等倍でもサポーター以上の活躍ができるという優良拓です。(一度きりの岩石アックスはそこそこ入る)

対戦だと「かえんのまもり」は読まれ過ぎて逆に使いづらいというか、読まれた後のことを想定して動かさないといけないくらいだと思いますが、レイドではそんな心配は杞憂ですね。火傷は直接攻撃のみっていうのを気にしておくことくらい。(どうでもいいけど、巨体+尻尾が邪魔でサムネ撮影苦労した)

ちなみにウガツホムラが出せるならということで、同タイプのレシラムも出せます。B振りすると伝説の両受けできる優秀な種族値がもったいないので、性格補整でBをあげるくらいでいいと思う。

サポーター

サポーターは物理受けですね。拓は少ないです。

カラマネロ戦では火炎玉を投げつけたりしましたが、バサギリ戦ではそこまでしなくてもいいでしょう。火傷は入ればいつでも頼もしいけどね。

ハリーセン(HB)&ハリーマン(HB)での対策

1匹目はハリーセンですね。奇しくもハッサムと同じです。今回はデバフ解除がないので、さらに苦手相手になってます。

(威嚇)応援防御⇒冷や水連打で完封案件。シールド前に挑発を入れて剣の舞を入れられたら完璧ですが、簡単なお仕事。

特殊の味方がいたらアシッドボムでフォローもできます。ハリーマンも同じですね。

ママンボウ(BS)での対策

2匹目はママンボウ。水単なので出せる機会は多かったのですが、久しぶりの出動になりました。

応援防御⇒スキルスワップ⇒冷や水連打で封殺。冷や水と切れ味の奪取用途ですね。言ってなかった気もしますが、ママンボウはBSで素早さを上げておくと使いやすいです。

あとはサポータービルドのアシレーヌとかですね。

デバフを打ち込めばOK

▲ 優雅な尻尾振り。メトロノーム持たせてるけど、バサギリ戦は早めに終わることが多い。

そんな感じでバサギリの対策でした。

インファイトと急所があるので、ハッサム同様、結構ムラのある戦況だと思いますが、攻撃デバフを入れれば恒久的に楽になります。

とりもげはたいていデバフを撒いているのでそれで見かけないのかもしれませんが、野良では基本的にデバフ撒く人はいませんからね。自分で率先して撒くことで勝てる戦いです。