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ポケモンSV/星6メガヤンマレイド対策と攻略法 原始の力ブーストゲーここに爆誕(×炎&飛行)

ポケモンは運の要素が結構絡んでくるゲームですが、それはレイドにも及びますね。

記憶に新しいものだとキングドラのレイドがあります。開幕に気合だめをする内容ですが、確定急所ゲーではありません。攻撃の度に毎回急所率が50%という内容。まったく、レイドでは補助が最重要だというのに。

ポケモンSV/星6キングドラレイド対策と攻略法 急所50%博打ゲームがここに始まってたドラミドロの記事で、とりもげが子供の頃に魚の図鑑をよく眺めていたことは話した通り。 http://torimoge.com/gam...

まあ、キングドラの運用素はまだ可愛いものでした。(とりもげ的には)笑えたものです。

ですが。ですがですが。今回対策するレイドはとりもげ的にはあまり笑えません。キングドラレイドでは誰にでも不運が訪れるんですが、メガヤンマ戦はそうではないからです。絶対ではないですが、おおよそ明確な戦犯が生まれます。

というわけで、メガヤンマのレイド対策ですね。

星6メガヤンマ(虫・飛行)の強さについて

げんしのちから*3

メガヤンマで厄介なのは「げんしのちから」持ちであることですね。これが冒頭の戦犯の元凶。

威力60の岩特殊技なのですが、1割で全ステが1段階上がるという変わった技です。やらしいのは「固定技で3つも設置されている」点。同じ技が3つだよ? レイド設計的に、明らかにこのギャンブルを生かすべく構築していますね。

しかも所持技にもあります。技のタイプも他と被っていません。つまり、「げんしのちから」をうちまくれる状況がメガヤンマは作れてしまいます。

もうお分かりですね? 1人でも「げんしのちから」が優先選出されるタイプならバフの確率が上がるわけです。あとでこの辺は触れますが、だから笑えないんです。

とりもげは3段階上がってるのは見たことあります。とりもげ以外原始の来る炎3匹だったからどうなるんって思いながらの戦いだったんだよね。_(:3 」∠)_

タイプ一致虫のさざめき

また、「むしのさざめき」も所持しています。威力90の虫特殊技ですね。

タイプ一致でくるうえ、メガヤンマの特攻値は116あります。

半減ならともかく、等倍でうけるとなるとそこそこ入ります。バフればきついのは言うまでもありません。

結構素早い

あと、結構素早くて、素早さ種族値が95あります。

「エアスラッシュ」も搭載しているので、原始の力後に3割ひるみの憂き目に逢う可能性も高いです。

素早さの実数値が224以上なら、補整込みでも上を取れます。バフられたら意味ないですけどね。

星6メガヤンマの技と種族値

むしのさざめき
エアスラッシュ
げんしのちから
でんこうせっか
固定:げんしのちから*3 残り体力が9.5割、8.5割、3.5割の時にそれぞれ
特性:おみとおし

「むしのさざめき」は威力90の虫特殊技。1割で特防が落ちます。強いは強いですが、マイナー感があるので、結構あなどられがちかもしれません。

「エアスラッシュ」は威力75命中95の飛行特殊技。3割でひるみます。

「げんしのちから」は威力60の岩特殊技。1割で命中・回避以外の全ステが1段階上がります。残り体力が9.5割、8.5割、3.5割の時にもそれぞれ使います。1割なので固定技で使われる分にはそれほど脅威ではありません。上がっても1段階だろうしね。

「でんこうせっか」は威力40のノーマル物理先制技。とくに言うことはなし。ここがもう少し威力の高い技だったら、難易度がさらに上がってますね。

特性の「おみとおし」は持ち物を知ることができる特性。相手が使う分には自分含めて3人分の様子。味方のへなちょこっぷり、未育成っぷりがばれる瞬間でもあります。

種族値は以下。

HP 86
攻撃 76
防御 86
特攻 116
特防 56
素早さ 95
合計 515

技とタイプ相性

虫・特殊:むしのさざめき⇒草、エスパー、悪
飛行・特殊:エアスラッシュ⇒草、格闘、虫
岩・特殊:げんしのちから⇒炎、氷、飛行、虫
ノーマル・物理:でんこうせっか⇒なし

タイプ範囲は結構広いです。

定番内だと、コライドン、ソウブレイズ、コノヨザルが抜群をつかれます。

定番外だと、ラランテス、ジャローダ、フシギバナ、テツノイサハ、ミュウツー、白馬バドレックス、テツノイワオ、サザンドラ、ダークライ、ジャラランガ、テツノブジン、ハハコモリ、ラウドボーン、ウガツホムラ、オーガポン炎、ハルクジラ、ガラルファイヤー、レックウザなど。

バフ・デバフ解除

バフ解除はありません。デバフ解除は残り体力が5割を切った時。

メガヤンマ(虫・飛行)の対策ポケモン

メガヤンマ戦はまず、虫・飛行から弱点をつかれないポケモンを探ります。

今回はそれにくわえて、炎と飛行タイプは出さないようにします。正確に言うと、「岩が弱点で、虫を半減するタイプは出さない」です。この場合は「げんしのちから」が選出されます。くわえて、エアームド、ヒードラン、アーマーガアあたりも出禁。虫1/4・飛行1/2で「げんしのちから」が来ます。

テラス草などでソウブレイズとラウドボーンで固まった時の運命は決まってます。後半には全ステ3段階とか上がってテラスタルビームを放つトンボの姿があることでしょう。(勝ってたことももちろんあるんだけども)

あとは基本的に特攻デバフを撒いたり光の壁を貼ったりすればOK。所持技に積み技があるレイドよりはやさしいレイドです。

アタッカー

定番内だと、マリルリ、テツノカイナ、ミライドン、ハラバリーがタイプ的に生き残り。

ミライドンはバークアウトがあるし、パラボラもあるしでいい感じですね。使わなければそこそこ、延々と来る「むしのさざめき」が一段階上がると結構痛いので、「かいでんぱ」を持たせるのもあり。他も戦えますが、有効デバフ技がないのでD振りが妥当。運が悪ければ負けるでしょう。


定番外だとまず、ディアルガ、ヒスイヌメルゴン、マギアナ、ザシアン、デカヌチャン、サーフゴー、ブリジュラス、エンペルトなどの鋼陣が浮沈艦拓。ヒスイヌメルゴン、ザシアン、デカヌチャン、ブリジュラスは特攻デバフがあるので使えば安定して勝てるでしょうね。

等倍拓では、ライコウ、スイクン、ミロカロス、カイオーガ、ギラティナ、D振りハッサム、D振りグライオン、ディアルガ、D振りオノノクス、ネクロズマ日、D振りストリンダー、ムゲンダイナ、黒馬バドレックス、D振りドドゲザン、D振りテツノイバラ、ハバタクカミ、ウネルミナモ、タケルライコ、D振りガチグマ赫月などがいます。


▲ 追記:このグライオン、サポの方じゃん。_(:3 」∠)_ ゆとりあったら差し替えておきます。

基本特攻デバフ持ちを選んでいますが、炎や飛行が1匹いた場合はいつもより多めにうっておくと◎。2匹以上いたら抜けていいと思う。勝てなくはないと思いますが、3匹の時は負けたことがあります。上で触れたように、3段階上がっていて。

原始の力によるブースト以外だと特筆する部分はありませんが、「むしのさざめき」はそこそこ痛いのと、エアスラひるみもあるので、D振りポケモンがいるのならしっかりD振りを出した方がいいです。

サポーター

サポーターは特殊対策ですね。

気にする点は固定技以外ではステータスの上昇演出がないこと。急に上を取られ始めたら分かりますが、その辺を踏まえても補助およびデバフはしっかりした方が吉。

耐久力も上がるので防御・特防ダウンも有効ですが、基本的には特攻デバフうちっぱでOK。特攻デバフうちっぱの状態で他のステがあがるので、クリアスモッグはそれほど相性はよくありません。使うとしても序盤やデバフ解除直後になります。

HDデカヌチャンでの対策

1匹目はデカヌチャンですね。もちろんサポーターの方です。

応援防御⇒光の壁⇒這いよる一撃連打して封殺しつつ、早くに特防があがれば嘘なきで打ち消すこともできます。

タイプがいいのはもちろん、無振りでちょうど補整個体の上を取れるのも偉いですね。つるまいとデカハン所持のアタッカーでも、壁と這いよるでサポーターのどちらも役割を遂行できるのも◎。

同じくタイプ有利択で、壁はありませんが、ヒスイヌメルゴンもサポーターは安心してできます。

HDアローラベトベトンでの対策

2匹目はアローラベトベトン。一応クリアスモッグ択です。

応援防御⇒バークアウト連打で封殺しつつ、早期のバフは「クリアスモッグ」で対処でき、「アシッドボム」「どろかけ」などでもフォローができます。

HDヤミラミ(後だし)での対策

3匹目はヤミラミです。ちょっと耐久面が気になりますが、素早さ上がるレイド&ひるみあり&特殊アタッカーということで、唯一無二の戦術の需要が上がります。

スキルスワップ⇒応援防御⇒光の壁⇒バークアウト連打で封殺しながら、ゆとりがあるなら「どろかけ」で命中も落とせます。

特性の「あとだし」を渡すことで確定後攻にして、エアスラのひるみを対策できます。「じごくづき」で「むしのさざめき」を使わせなくすることができたりしますが、今回はメガヤンマの技の選出が鍵なので、使わなくてもOK。

H振りサーナイト、HDオーロンゲ、ミロカロスでの対策

4匹目はサーナイト。

いつものように、応援防御⇒光の壁⇒マジカルフレイム連打で封殺します。

あと、オーロンゲやミロカロスなど。オーロンゲはソウルクラッシュ、ミロカロスは這いよる一撃ですね。

こちらは定番拓の特殊対策サポーター陣。「げんしのちから」が厄介ではありますが、基本的に味方の選出次第の一言なので、じゅうぶん対処は可能です。

最大の敵は味方

そんな感じで、メガヤンマのレイド対策でした。

募集では結構見かけていたレイドで、テラスタイプは分かりやすく虫や草が多かったです。

募集ではたいてい、一般的な野良民にとって選出が難儀なテラスが虫や毒、タイプ一致で地面技があるポケモン、所持技的にタイプ一致で返り討ちに逢うタイプ、そもそも難易度トップクラスなレイドなどが多いですが、今回ほど負けた理由が明確なレイドもないですね。足の引っ張り合いをするレイドです。

野良民が足の引っ張り合いをしたとしても、各々負けた理由が分かってない場合もありそうなのがこのレイドの恐ろしいところ。

そこだけ押さえておけばあとはデバフ撒きつつしっかり削っていくだけなんですが、野良ではティアーランクは結構上にありそうです。