【12/16更新】代表的なところでは劣等生、ログホラ、オバロ、このすば、リゼロ、そして、転スラ。小説家になろうの作品は、今やライトノベル作品でも人気の最中にありますよね。
アニメ化、原作の売れ行き、劇場版、OVA、スマホゲームに、各種グッズ展開に。異世界ファンタジージャンルに限って結果を見れば、受賞作品よりも成果が出ているんじゃないか、そんな風にも見えます。
さてそんななろう作品、まだアニメ化はされていない+出版物は出ている作品に絞って人気作品を集めてみました。異世界ファンタジー多め。量が多いので、ちまちま更新していきます。※()内は一番古い出版物の刊行日。ジャンル分けはざっくりです。
既にアニメ化がされているなろうないしweb出身の人気作品、またはアニメ化が予定されている作品の方は、下の記事をご覧ください。(こちらも合わせてちびちび更新)
転生系(転移系)
無職転生 ~異世界行ったら本気出す~(2014/4/24)
事故死した34歳無職の男。目覚めればそこは剣と魔法の異世界! 赤ん坊として生まれ変わった彼は、今度こそ後悔なき人生を送ろうと決意する。前世の知識を活かし、魔術の才能を開花させた彼の新たな人生とは!?(作者:理不尽な孫の手)
転生賢者の異世界ライフ(2018/5/12)
ブラック企業で働く社畜・佐野ユージがいつも通りに自宅へ持ち帰った仕事をしていると、突然PCに見慣れないウィンドウが表示された。
――あなたは、異世界に召喚されました!
そして、次にユージが目を覚ましたのは、ステータスやスキルのある異世界だった。
異世界で彼が得た職業は、冒険者になることさえ難しい不遇職『テイマー』。……しかし、ユージにはテイマーの力の他に、圧倒的な魔法使いとしての才能があった。
ユージは仲間にしたスライムと共に、世界で誰も読むことのできなかった魔導書の全てを一晩で読破する。こうしてユージは、無自覚なまま世界最強の魔法使いとなり、第二の職業『賢者』まで得てしまった。(作者:進行諸島)
備考:無自覚系主人公。マンガ版では変化の少ない顔つきが結構ハマってる
失格紋の最強賢者(2017/5/13)
とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。
彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。そうして導き出された結論は、『自分の体は魔法戦闘に向かない』という、あまりにも残酷なもの。
それでも彼は諦めなかった。彼は自らの魂を魔術に封じ、遙か未来に生まれ変わる。
そこで彼が見たものは変わり果てた世界と、信じられないまでに低レベルな魔法理論だった。(作者:進行諸島)
備考:なろうで日間、週間、月間、四半期ランキング1位。マンガ版のマティアスのドヤ顔。もっと強くなりたい系。
転生したら剣でした(2016/7/30)
気がつくと異世界に転生していた。普通の人間としてではなく、剣として。
さらに周りを見渡せば、魔物が闊歩する危険な草原地帯。身の危険を感じた主人公は自分の体を浮かせる能力を駆使して魔物を狩っていく。
そんな折、休憩として地面に刺さった瞬間、能力が発動しなくなり動かなくなってしまう。
途方に暮れる主人公の前に、奴隷姿の猫耳少女が突如として現れるのだが……。(作者:棚架ユウ)
備考:剣は喋るし、ふつうに自分で動くし、頭も撫でるし、次元収納もできる。マンガ版が異様に面白いタイプ。アニメ化が楽しみ。
人狼への転生、魔王の副官(2015/11/15)
人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。
元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔物の気持ちもよくわかる。おかげで周囲からは知勇兼備の名将だと思われているが、実際は苦労の連続だ。
やたらと暴力に訴えがちな魔物たちを従え、すぐに文句を言う人間たちも何とかして、彼は今日も魔王軍の中堅幹部として頑張る。(作者:漂月)
備考:なろう四半期総合ランキングの第1位。チート、ハーレム、勇者、そういったなろう要素が少ない人気作品。最近は魔物の主人公も多いので十分にアニメ化の可能性あり。
Re:Monster(2012/7/1)
ストーカーに刺され、目覚めるとそこは異世界。ふと自分の身体を見れば、緑色の肌、鋭く尖った黒い爪…俺、どうも小鬼になっちゃったらしい。離乳食は洞窟で捕れる芋虫。
そして生後四日目にして初の狩り―とんでもないサバイバルな怪物ライフが始まったが、なにはともあれ、喰えば喰うほど強くなる“吸喰能力”でみるみるうちに進化を遂げた俺は、あっという間に“小鬼の巣窟”のトップに君臨した。(作者:金斬 児狐)
備考:ゴブリンに転生しちゃった系。各設定がかなり細かく練られています。2009年に執筆開始とあり、かなりの古株作品。なろうは削除され、外伝のみ。マンガ版が人気です。
異世界迷宮でハーレムを(2012/12/21)
インターネットの深淵部に紛れ込んだ高校生の加賀道夫。怪しげなウェブサイトから、なぜか異世界に転移してしまった。
一見平和そうな村だが、多数の盗賊が襲ってくる。道夫は、キャラメイクで設定した武器を活用して、盗賊を撃退した。この世界は、キャラメイクで設定した武器やスキルなどが実際に使える現実の世界だったのだ。
道夫は魔物と戦い、迷宮に入って、自分がこの世界でも生きていけることを確認する。そんな道夫が、ロクサーヌという女奴隷を紹介される。地球ではお目にかかれないほどの美しい少女。ロクサーヌを手に入れるため、道夫の活躍が始まる。(作者:蘇我捨恥)
備考:ストレートなタイトルのままの内容。その実、日常から奴隷との触れ合いから戦闘から、武骨に、だが確実に描いている作品。マンガ版が大人気。
くまクマ熊ベアー(2015/5/29)
ゲームは現実より楽しいですか?―YES、現実世界に大事な人はいますか?―NO…
オンラインゲームのアンケートに答えたつもりがまさかの異世界(たぶん)に飛ばされたわたし、ユナ。引きこもり歴3年の筋金入りのゲーマー。最初に着せられてた装備は「クマセット」…ってなんじゃこりゃ―!?でも強いし便利だし、まあいっか。ウルフを倒し、ゴブリンを討伐し、最恐クマ冒険者としていっちょやっていきますか。(作者:くまなの)
備考:クマの着ぐるみ(最強装備)を着た女の子が主人公。女性受けもいいお手軽異世界転生ものとして人気。WEBでの更新量が衰えない。
リアデイルの大地にて(2019/1/30)
事故によって生命維持装置なしには生きていくことができない身体となってしまった少女“各務桂菜”はVRMMORPG『リアデイル』の中でだけ自由になれた。ところがある日、彼女は生命維持装置の停止によって命を落としてしまう。
しかし、ふと目を覚ますとそこは自らがプレイしていた『リアデイル』の世界…の更に200年後の世界!?彼女はハイエルフ“ケーナ”として、200年の間に何が起こったのかを調べつつ、この世界に生きる人々やかつて自らが生み出したNPCたちと交流を深めていくのだが―。(作者:Ceez)
【⇒マンガ版】
備考:人気の面で当時オバロ、ログホラ、無職転生と並び立っていた作品。なろう連載開始から刊行までに実に8年もの月日が流れてます。
最強系(勇者系)
最強勇者はお払い箱→魔王になったらずっと俺の無双ターン(2018/6/1)
至高の恩恵(ギフト)を授かり、勇者となった男ガリウス。彼は魔王を倒し、人の世に平穏をもたらした最大の貢献者――のはずだった。
しかし彼は手柄を王子に横取りされ、お払い箱となる。すっかり人間不信に陥ったガリウスは、ひょんなことからワーキャットを助け、敵対していたはずの”魔族”たちの楽園『最果ての森』を目指すことになった。(作者:澄守彩)
備考:主人公がブサイク系。なろうハイファンタジー部門で1位。
ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。(2019/2/14)
最強魔導士ラックたちのパーティーは、激戦の末、魔神王を次元の向こうに追い返すことに成功した。
――だが、魔神の残党たちの追撃は止まない。
「ここは俺に任せて先に行け!!」
このままでは全滅すると危惧したラックは、仲間二人を先に帰し、一人残って戦い抜くことを決意する。ひたすら戦い続け、ついには再臨した魔神王まで倒したラック。帰還した彼を待っていたのは、いつの間にか10年の歳月が過ぎた世界だった。(作者:えぞぎんぎつね)
LV999の村人(2016/5/30)
ファンタジー世界・アースクリア。この世界に生まれた者には、生き方を決定付ける役割が与えられる。勇者、賢者、戦士、僧侶、魔法使い―そして、最弱の役割“村人”。戦う力を持たない村人は、この世界では守られるだけの存在でしかなかった。―“LV999”へと到達するまでは。極致に辿り着いてしまった村人の青年・鏡浩二(かがみ・こうじ)は、滅ぼすべき人類の敵である魔族の少女・アリスと出逢い、そして運命に抗う過酷な道を歩み始める―。(作者:星月子猫)
備考:起点がシンプルで分かりやすい作品
その者。のちに… ~気がついたらS級最強 !? 勇者ワズの大冒険~(2016/8/15)
幼なじみの恋人を勇者に取られて、家を飛び出したフツーの人・ワズ。
山にこもって魔物相手に闘ううちに、
「STR(攻撃力):我が一撃は星を砕く」
「VIT(防御力):聖剣でも折れます」
と、いつの間にか最強の人に!!強者の冒険者もギルドマスターも龍王ですら、もはやワズの敵ではない。
だけどなぜだか、思いを寄せる美女だけは、空振ってしまう。
どうして~!?(作者:ナハァト)
備考:ちょっと懐かしい感じのする、絵師に恵まれている物語。マンガが素晴らしいの一言。エルフ好きにもおすすめ。
魔王系(王様系)
魔王学院の不適合者(2018/3/10)
人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王アノス。しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは平槇に慣れて弱くなりすぎた子孫たちと、衰退を極めた魔法の数々だった。
魔王の生まれ変わりと目される者を集めた“魔王学院”に入学したアノスだが、学院は彼の力を見抜けず不適合者の烙印を押す始末。誰からも格下と侮られる中、ただひとり親身になってくれる少女ミーシャを配下に加え、不適合者(魔王)が魔族のヒエラルキーを駆け上がる!!(作者:秋)
備考:魔王のブレなさ加減や突き抜け加減は、劣等生達也の優等生っぷりに通じる部分がある。アニメ化待ったなしだろうけど量産系になる可能性も。
現実主義勇者の王国再建記 (2016/5/25)
「おお、勇者よ!」
そんなお決まりのフレーズから異世界に召喚された相馬一也の冒険は――始まらなかった。
自らを守るためにした富国強兵の献策が国王に気に入られてしまったソーマは、なんと王位を譲られてしまう! しかも国王の娘を婚約者とされ、逃れられない状況になってしまい――。
こうしてソーマは冒険に出ることもなく、国を再建するための人材募集を始める。これから出会う人々は、果たしていかなる多種“多才”な能力を持っているのか……!?
備考:現実主義のタイトル通り、経営戦略や国家論をベースにズバズバ英断していく作品。最初から王様なのでサクサク進みます。小説版は絵が内容と合ってなくて残念。なろうの方は削除済み。pixivに移動。
世界でただ一人の魔物使い ~転職したら魔王に間違われました~(2018/5/10)
ノアが天職『勇者』を授かり、五年。魔王討伐という面倒な使命を避け続け、彼は探し求めた「転職の書」の前に立っていた。
―転職して、田舎で嫁でも迎えてのんびり幸せに暮らそう―そう願う彼の次の天職は『魔物使い』。それは、自分より低レベルの魔物を仲間に出来るという“元カンスト勇者”だった彼にとっては最悪の職業で…?僕は魔王じゃありません!隠居したい元勇者は、夢のほのぼのスローライフを実現できる…のか?(作者:筧 千里)
備考:勇者が転職して魔物使いに。戦闘描写が好きな人にはオススメ。
スローライフ系
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました(2018/7/1)
「君は真の仲間ではない――」最前線での戦いについていけなくなってしまった英雄・レッドは、仲間の賢者に戦力外を言い渡され勇者のパーティーから追い出されてしまう。
「はぁ、あんときは辛かったなぁ」レッドが抜けた事で賢者達が大パニックになってるとは露知らず、当の本人は辺境の地で薬草屋を開業しようとワクワクした気分で過ごしていたのだが……「私もこのお店で働いていいかな? 住み込みで!」突如かつての仲間であるお姫様が自宅まで訪ねてきて!? 追い出された英雄は第2の人生で報われる――。お姫様との幸せいっぱいな辺境スローライフ開幕!!(作者:ざっぽん)
俺んちに来た女騎士と田舎暮らしすることになった件(2017/8/5)
佐伯莞爾(さえきかんじ)はど田舎に暮らす独身貴族で、先祖代々の土地で農業を営んで暮らしている。ある日のこと、全身甲冑のコスプレ姿をした金髪の美人がやってきて、一晩泊めてくれと言い出した。最初はそういう”設定”なんだろうと思っていたが、設定どころか本物の異世界人で、おまけに女騎士だった。元の世界に帰れなくなった異世界の女騎士と、自由気ままに暮らす農家がなぜか一緒に暮らすことになってしまった。(作者:裂田(伊織))
備考:第五回ネット小説大賞にて金賞&コミカライズ賞のW受賞。
冒険者ライセンスを剥奪されたおっさんだけど、愛娘ができたのでのんびり人生を謳歌する(2018/8/9)
かつて、伝説の強化魔術師と名を馳せたダグラス。今ではおっさんと言われる歳になり、体は衰えてボロボロに。ダグラスはギルドから冒険者ライセンスを剥奪され、流れ者へと身をやつした。
放浪の途中、呪われた少女ラビと出会ったダグラスは彼女を救うが、自分も呪われていたことが分かり、最強の力を取り戻す。しかしダグラスは実力を隠し、ラビとの気ままな旅を続けることを決意する―。星空の下にテントを張ってスープを飲んだり。稲穂の揺れる街道をてくてく歩いたり。立ち寄った先で人助けをするためうっかり無双したり。仲良し父娘の冒険は今日も続く。(作者:斧名田マニマニ)
備考:おっさん系はともかく子連れ系という珍しいジャンルの作品。おっさん系は職人肌や卑屈な人物像になっていることも多いけど、そうでなく、誠実で謙虚系。
非戦闘系(政治・社会・推理・町作りなど)
理想のヒモ生活(2012/9/28)
月平均残業時間150時間オーバーのブラック企業に勤める山井善治郎は、気がつくと異世界に召喚されていた。善治郎を召喚したのは、善治郎の好みストライクど真ん中な、褐色の爆乳美女。「ようこそ、婿殿」と、いきなり結婚を申し込む異世界の女王様に善治郎の出した結論は……。(作者:渡辺恒彦)
備考:実は政治物に近く貴重。さらにイスラム的な王宮&褐色美女が嫁。総合1位獲得。
若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です!(2017/6/23)
魔法学校が卒業間近にもかかわらず、白魔法での就職先が決まらない青年フランツは焦っていた。
そこで彼はダメ元で、キモイ・キタナイ・キケンの3K魔法業界と言われていて、全然人気のない黒魔法の会社を受けた。
すると、その会社は若者でも快適に働けるように、職場環境を改善しまくっていた。しかも、フランツと黒魔法の相性がよくて、上級使い魔のサキュバスまで召喚してしまう。(作家:森田季節)
備考:アニメ化なしでは有名な方。他の人には練れない一風変わった物語設定が毎回お見事。この作品も同じく。
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~(2015/1/25)
幼い頃から本が大好きな、ある女子大生が事故に巻き込まれ、見知らぬ世界で生まれ変わった。貧しい兵士の家に、病気がちな5歳の女の子、マインとして…。
おまけに、その世界では人々の識字率も低く、書物はほとんど存在しない。いくら読みたくても高価で手に入らない。マインは決意する。ないなら、作ってしまえばいいじゃない!目指すは図書館司書。(作者:香月 美夜)
備考:このライトノベルがすごい2018&2019で1位の世間的にも有名作。ビブリオマニアのためのハイファンタジー。文章のレベルがトップクラス。
薬屋のひとりごと(2014/8/29)
薬草を取りに出かけたら、後宮の女官狩りに遭いました。
花街で薬師をやっていた猫猫は、そんなわけで雅なる場所で下女などやっている。現状に不満を抱きつつも、奉公が明けるまでおとなしくしていようと思うのだが、彼女の好奇心と知識はそうはさせない。
ふとした事件を解決したことから帝の寵妃や宦官に目をつけられることになる。早く市井に戻りたい、猫猫はきょうも洗濯籠を片手にため息をつくのだった。(作者:日向夏)
備考:小説・マンガ共に女性人気の高い人気作品の一つ。練られたミステリーは普通に読み応えがあるので、男性でもオススメ。中国、薬学、後宮というなろう界隈では貴重な三点を突き詰めていて、完成度も高いです。アニメ化は十分に可能性あり。
その他
モンスターがあふれる世界になったので、好きに生きたいと思います(2018/6/14)
ブラック企業で社畜として働くカズトは、ある日の深夜、会社から帰宅途中に謎の大きな犬を轢いてしまう。
その瞬間、彼の頭の中に声が響いた。
≪モンスターの討伐を確認 ―― 経験値を獲得しました≫
≪クドウ カズトのLVが1に上がりました≫
≪カオス・フロンティアにおける世界初の討伐を確認 ―― ボーナススキル『早熟』を獲得しました≫
「なんだよ、スキルって……それに世界初討伐だって……!?」
翌朝、カズトが目にしたのは変わり果てた街並み、そして人々を襲うモンスター達だった!(作者:よっしゃあっ!)
備考:まさかの現実サバイバル系。日間・週間・月間・四半期・年間ランキング全てで1位
おっさん冒険者ケインの善行(2018/3/14)
20年間せっせと山で薬草採取だけに励んできたおっさん冒険者ケインは“薬草狩り”と揶揄されながらも、地味で穏やかな暮らしに満足していた。ある日のこと。日課の薬草狩りをしていたケインは、偶然にも超レアアイテム「蘇生の実」を手に入れる。だが、無欲なケインは、売れば城が建つほど高価な「蘇生の実」を、仲間を救うために奔走していた少女に僅かな銀貨で譲ってしまった。(作者:風来山)
備考:だいぶ良いおっさん系。ケインにお礼をなんとかして返そうと、弱った高ランクモンスターを回してレベルアップを図ったり、高ランク武器を使わせたり“影からのよいしょ”が斬新で、ケインの人物像もブレない良作。
冒険に、ついてこないでお母さん!(2019/7/25)
このお母さん、愛も強さもチート級!!!
もしも、あなたに超絶美人なお母さんがいたらどうしますか?
それも……とびっきり過保護で、とびっきり優しくて、とびっきりの寂しがりや。
しかも、そのうえ彼女は【神をも食らった最強邪竜】で――!?
「小説家になろう」発! 冒険者を夢見る少年・リュージと、超過保護な邪竜お母さん・カルマアビスの最強&規格外”親子”ファンタジー、堂々開幕!(作者:茨木野)
備考:主人公の少年にお母さんがついてきてしまう、という話ですが、母は最強の竜という設定。マンガの絵の質含め、色々と振り切れてる。マンガアプリ「マンガUP!」で人気沸騰中。
万年Dランクの中年冒険者、酔った勢いで伝説の剣を引っこ抜く(2018/6/13)
万年Dランクのしがない中年冒険者ルーカスは、自分よりずっと若いパーティメンバーたちに見下され、扱き使われる毎日を送っていた。
だが「飲まずにやってられっか!」と飲んだくれたある夜のこと、酔った勢いで今まで誰も抜くことができなかった伝説の剣を引き抜いてしまう。
愛と勝利の女神が造ったという神剣の力で、おっさんは(望まぬ)ハーレムを作りながら(望まぬ)英雄の道を駆け上がっていく…!(作者:九頭七尾)
備考:最強系(成り上がり系)だけど、“下”の方なのでここ。下と言っても、諸々の下品な言葉と使い方が、一種の美学のように感じられるほど清々しい。ラノベ・アニメ界隈における寸止めにいつもモヤモヤさせられている人にはおそらく痛快な作品。