とりもげは歴代ポケモンの中でBWないしBW2はトップクラスで好きなんですが、印象に残ったのがゲーチスとNでした。
いつもは登場人物たちとストーリーは漬物なのに、急に主菜になってたからそりゃあインパクトがあるってもの。ポケモンっていう地盤が地盤なだけに奇襲をかけられた気分で、いつもより深い人物たちの描画のほどにうならされたものでした。(城が現れたり、BW2の凍ってしまったソウリュウシティだったり、ファンタジー要素もかなり強かった)
サザンドラもらしいポケモンでしたね。ゲーチスの相棒という路線から考案したんじゃないかって思えるくらい。
というわけでサザンドラの対策ですね。
目次
星6サザンドラ(悪・ドラゴン)の強さについて
ちょうはつ(恒常技)+S98
サザンドラで厄介なのは「ちょうはつ」。恒常技なので常に変化技を封じてきます。
しかもS種族値が98もあり、実数値では209あります。(上昇個体だと229)
腹太鼓アタッカーたちが封殺されるのはもちろん、サポーターに際しても素早さの数値を気にするレイドになっています。
悪両刀+タイプ一致
くわえて両刀で、「かみくだく」と「あくのはどう」の使い手です。
この2つの技はタイプ一致技で、サザンドラの特攻種族値は125、攻撃にしても105あるので結構な威力が出ます。
積み技も「ふるいたてる」と「わるだくみ」の2種類搭載していますし、物理受けにせよ特殊受けにせよ、悪を半減するタイプは最優先ですね。
タイプ一致ドラゴン
それと「りゅうのはどう」の使い手でもあります。
野良の傾向的になぜかドラゴンにはドラゴンを選出する傾向があるので、野良民的には注意するべきポイントですね。
星6サザンドラの技と種族値
あくのはどう
かみくだく
りゅうのはどう
ちょうはつ
固定:ふるいたてる
固定:わるだくみ
特性:ふゆう
「あくのはどう」は威力80の悪特殊技ですね。2割でひるむので、上を取られながらは受けたくないところ。
「かみくだく」は威力80の悪物理技。サザンドラ一族を体現する技ですね。2割で防御が1段階落ちます。「りゅうのはどう」は威力85のドラゴン特殊技。
「ちょうはつ」は3ターン変化技を封じる技ですね。Sも高いので厄介の極み。固定技にもあって残りHP8.5割の時にも使ってきます。対象はランダム。
「ふるいたてる」は攻撃と特攻が1段階上がる技。残り時間7.5割の時に使います。「わるだくみ」は特攻を2段階上げる変化技。残り時間2割の時に使用。
特性の「ふゆう」は地面技が当たらなくなる他、「どくびし」だったりフィールド系の技を受けなくなる特性。ナンジャモも駆使していましたが、電気テラスだと弱点がなくなります。
種族値は以下。
HP | 92 |
---|---|
攻撃 | 105 |
防御 | 90 |
特攻 | 125 |
特防 | 90 |
素早さ | 98 |
合計 | 600 |
技のタイプ相性
悪・特殊:あくのはどう⇒エスパー、ゴースト
悪・物理:かみくだく⇒エスパー、ゴースト
ドラゴン・特殊:りゅうのはどう⇒ドラゴン
タイプ相性の範囲は狭いですが、それなりに数はあります。定番内だとコライドン、ミライドン、ソウブレイズが抜群。
他では、クエスパトラ、テツノイサハ、ラウドボーン、ガブリアス、オノノクス、サザンドラ、ウネルミナモなどが相性不利です。
サザンドラ対策ポケモン
ルガルガン記事でも書きましたが、挑発(恒常技)持ち対策には、
上から挑発をする
そもそも特性で挑発を封じる
挑発されても強いor問題ないポケモン
の3つの策があります。
タイプ相性的には悪に耐性のある格闘、悪、フェアリーの3タイプは選出どころですね。悪を半減できるならあとは特殊耐性を見ればOK。
アタッカー
定番内だと、マリルリ、テツノカイナ、コノヨザル、ハラバリーが抜群をつかれません。
マリルリ(貝殻の鈴)は腹太鼓こそできませんが、悪半減・ドラゴン無効で浮沈艦です。一応「ひやみず」や「ミストフィールド」などの有効技もあるので優秀です。腹太鼓が出来ない分、テラスタイプは一致させて後半に畳みかけたいところ。(一致させないとちょっと辛いかも)
テツノカイナは他のことはできないので「エナジーブースト」を持たせて火力を上げたいところ。コノヨザルは挑発も関係なく、「ふんどのこぶし」をうちこめますね。(一応上昇個体でなければ上から挑発をうちこめます)動画では持たせてませんが貝殻の鈴が◎。
他だと、テツノブジンは主力かつガンメタ択です。素でサザンの上を取って挑発ができる上に、悪1/4・ドラゴン無効とサザンドラの打点もありません。アタッカーをするかサポーターをするかはお好みですが、どっちでも大活躍です。アタッカーならエナジーブーストを持たせたいですね。ニンフィアも後半に火力が出ませんが、こちらも安定択。
次点で同じく相性有利なドドゲザンやデカヌチャン。デカヌチャンは挑発はありませんが速いので上昇個体以外では素でも積めますね。ただ出すのは、攻撃技が2つ以上ある場合に限ります。ルカリオも相性有利組。
▲ 等倍で出てるけど抜群を取れる方がもちろん。
ウェーニバルはサザンドラ対策にできます。S調整が必要なのでそれほどおすすめ拓ではありませんが、調整さえすれば、挑発役かつ「ミストフィールド」が貼れる逸材。ブラッキー戦と同じで、ウェーニバルの数少ないマリルリをしのぐ活躍どころだと思うので育成してみました。
悪半減組では、ドクロッグ、バンギラス、イダイナキバ、チヲハウハネ、ブリガロンなどがいますね。「りゅうのはどう」を等倍でくらうので特殊耐久は見る必要があります。あとは等倍組でエルレイドやテツノワダチ、テツノイバラなど。
サポーター
サポーターもルガルガン記事と似たような感じです。
「上から挑発をする」「挑発をそもそも封じる」「自分への挑発を無効化する」の3タイプから。
バウッツェルでの対策
1匹目はバウッツェルですね。
特性の「アロマベール」で自分・味方は挑発を受けなくなります。無駄ターンを引き出せるし、「とくせいガード」を持たせて立ってるだけでメタ択。
応援防御⇒バークアウト(甘える)⇒ミストフィールドと打ちこんでいくことで封殺します。技選択や順序は味方を見た上で判断するといいですね。「どろかけ」も一応あります。
パフュートンでもいけるとは思いますが、タイプ相性・有効技的にバウッツェルの方が適してます。
ブリムオン(H振り)での対策
2匹目はブリムオン。特性の「マジックミラー」で「ちょうはつ」を跳ね返します。
ただ、「アロマベール」と違ってAIは「マジックミラー」を認識しているようです。かといってまったく来ないわけでもなく。確実に「ちょうはつ」を跳ね返せるわけではないので、その辺は気にせずサポートの役割に徹します。
流れとしてはほっぺすりすり⇒応援防御⇒光の壁・リフレクター⇒マジカルフレイム連打で封殺。開幕に挑発を跳ね返せたら、麻痺と交換ということでおいしく、戦況を勢いづけます。一応ミストフィールドも使えます。
味方は挑発をくらうので、味方のHPの減少具合では早いうちからいけドンを入れます。
オーロンゲ&ブラッキー(S振り)&テツノブジンでの対策
3匹目はオーロンゲですね。特性の「いたずらごころ」で悪タイプ以外・変化技に関して上を取れます。
挑発⇒応援防御⇒光の壁・リフレクター⇒ソウルクラッシュ連打で封殺。後半は挑発がうたれるので、「ひかりのねんど」を持たせて壁を維持したいところ。
ブラッキーも同じ流れでバークアウト。とりもげのブラッキーはみんな最速にしてますが、S振りじゃないとあまり意味ないです。テツノブジンも似たような流れですが、上でも触れましたがアタッカーとサポーターどちらに寄せても活躍できます。(挑発はまず必須)
あと、マイナー枠でこういうポケモンでもサポートいけるよ枠で、ヘルガーやカエンジシがいます。カエンジシの本領が発揮できるのは特性つぶし「も」必要な時ですが、挑発、バークアウト、雄叫びなどの有効技を上からうちこめます。
挑発持ちは犬と豚に弱い(サザンドラは武人にも弱い)
そんな感じでサザンドラ対策でした。
なかなか考えごたえある内容で、楽しかったです。挑発のせいで火力が出ない状況になりがちだったので時間がかかりやすいのがネックではありましたね。ブジンやわんわん出せば万事解決するんですけども。
あとカイナやコノヨにのみ解決案を見出しているのでしょう(それか対戦用)、鋼やエスパーなどが妙に多かったので、別のタイプと戦ってみたかったところ。見かけたら遊んでおこうと思います。