虫ポケモンはいつからか「不遇なタイプ」として扱われるようになってきました。種族値や対戦環境におけるタイプ相性など。ステルスロックが痛いのもきついと言います。
そんな虫ポケモンの中でウルガモスは燦然と輝く虫エースというか特殊界隈全体でもエース級のポケモンですが、今作SVにおいてはかなり強烈なスポットライトを浴びています。
まさかのチヲハウハネとテツノドクガの2種もパラドックスが追加されましたからね。3匹しっかりパーティに入れるなど、ガモスファンはそれはもう喜んだことでしょうね。
というわけで今回はウルガモス対策です。前回の星6対策がファイアローだったので炎タイプが続きますね。
目次
星6ウルガモスの強さについて
日本晴れ+火炎放射
ウルガモスはレイド的には攻守ともに兼ね備えた特殊アタッカーですが、まずは攻撃面から。
「にほんばれ」+「かえんほうしゃ」で確実に削ってきます。日照りになると炎技は1.5倍になり、タイプ一致もあるので、火炎放射の威力は202にまで跳ね上がります。命中率も100%なのでまず外しません。
ウルガモスは星6レイドで一番高い特攻値を持つようなので、まともにくらうのは避けたいところです。
ド忘れ+光の壁
また、ウルガモスは「ドわすれ」で耐久面を固めてきます。
後半には「ひかりのかべ」もあり(1人なので効果は1/2)、高い特殊攻撃を警戒して特殊アタッカーを出したとしてもダメージの通りはかなり悪くなります。
基本的にウルガモスはアタッカー運用が多いと思うので、ちょっと変わってるビルドと言えそうです。かと思えば「ちょうのまい」や「おいかぜ」もあり、多彩の一言。
暴風
あと「ぼうふう」持ち。みんな嫌いな混乱3割の飛行特殊技。
でもウルガモスの暴風はちょっと良心があります。日本晴れをシールド前にしてくるので勝手に命中率を50%に下げてくれます。おちゃめ?
でも抜群をとられると普通にそこそこ痛いです。
星6ウルガモスの技と種族値
むしのさざめき
かえんほうしゃ
ぼうふう
おいかぜ
ちょうのまい
ドわすれ
にほんばれ
ひかりのかべ
特性:むしのしらせ
技の数が多いです、ほんと。技が8個もあるのはウルガモスくらいじゃないでしょうか。
「むしのさざめき」は威力90の特殊虫技ですね。サイキネと同じく1割で特防を下げてきます。火炎放射と合わせてタイプ一致の主力技。
「おいかぜ」は4ターンの間自分や味方の素早さを2倍にする技。ウルガモスは元々結構速いのですが、追い風により基本的に上を取られる戦いに。
「ちょうのまい」は特攻・特防・素早さが1段階上がる技。残り時間2割で使ってきます。恒常技でなくて安心ですね。
ちなみに恒常技は虫のさざめき、火炎放射、暴風、追い風です。HPが減るにつれて、ド忘れ、日本晴れ、光の壁の順で使ってきます。
種族値は以下。
HP | 85 |
---|---|
攻撃 | 60 |
防御 | 65 |
特攻 | 135 |
特防 | 105 |
素早さ | 100 |
合計 | 550 |
技のタイプ相性
虫・特殊:むしのさざめき⇒草、エスパー、悪
炎・特殊:かえんほうしゃ⇒草、氷、虫、鋼
飛行・特殊:ぼうふう⇒草、格闘、虫
定番内だと抜群を取られるのはコノヨザルとコライドンですね。
準必須ポケモンだと、サーフゴー、ドドゲザン、デカヌチャン、クエスパトラ、ヤドラン、サザンドラ、ハルクジラなど。
オリーヴァやテツノイサハは天敵ですね。どちらも特防は高いですが、厳しいでしょうね。
ウルガモス対策ポケモン
アタッカー
定番内だとマリルリ、テツノカイナ、ミライドン、ソウブレイズ、ハラバリーが抜群を取られません。カイナは出すならAD振りですね。(応援防御込みでもまあまあくらうけど)マリルリは雨ごいで対策ができますが、代わりに暴風が必中になります。
ソウブレイズはウルガモス討伐に適任の1人ですね。「もらいび」で炎技は無効ですし、虫技も1/4、本体も特防が高め。多くの人が達人の帯辺りを持たせていると思いますが、隠密マントを持たせたら暴風による混乱もなくなります。
光の壁や挑発などを覚えさせていればサポーターとしても出せるので、等倍でも活躍できますね。
他だとラウドボーン、テツノドクガも相性◎。ただ、ラウドボーンの方は火力が出にくいと思うので抜群以外ではあまり出すべきではないでしょう。
キラフロルはエースクラスで、全ての攻撃が半減以下に抑えられます。こちらも特殊アタッカーなので、なるべく抜群時に出したいですが、安定デバフ技の「アシッドボム」があって浮沈艦の逸材でもあるので、光の壁があるなら等倍でも出してもいいでしょうね。
ミミッキュ、ガブリアス、セグレイブ、テツノイバラ(フォーカスレンズ+エッジ)、スナノケガワ、ハバタクカミ、ウネルミナモなども適性があります。スナノケガワ、ウネルミナモは古代活性が無償で発動できて、ハバタクカミはくわえて挑発とマジカルフレイムが出来るのでサポーターとしても優秀です。
また、コライドンは暴風で抜群を取られますが、「ひひいろのこどう」により事前対策ができるということで出てくるようです。どちらにせよ日本晴れは使ってきますしね。ただ、結構ダメージが出るとはいえ何もしないと暴風2発で沈むのと、日照りで火炎放射の威力も上げてしまうので、総合的にみると微妙な択。
サポーター
サポーターは3匹挙げます。
サーナイトでの対策
1匹目はサーナイト。とりもげ的にはおなじみの特殊向けサポーターですね。
挑発⇒光の壁・応援防御⇒マジカルフレイム連打の流れで完封できます。
とりもげのサーナイトはテラスタイプを炎にしているので、サポーターながらテラスタルを切って浮沈艦になり、遊べたりします。(ただしもちろんあまり戦況に影響はない)
オーロンゲ(HD振り)での対策
2匹目はオーロンゲ。特殊受けの方ですね。
サーナイトと変わりませんが、挑発⇒光の壁・応援防御⇒ソウルクラッシュ連打の流れで完封。
「いたずらごころ」があるので、変化技をうつ限りでは上を取られることもありません。
ハバタクカミでの対策
3匹目はハバタクカミ。
アタッカーでも挙げましたが、ハバタクカミはウルガモス戦ではサポート力も高いのでこちらで。
挑発⇒応援防御⇒マジカルフレイムの流れで有利展開にします。
他だとハピナス、フラージェスなども候補ですね。
特殊アタッカー封殺
最近妙にウルガモスのレイドをよく見かけていたのですが、やはり普通に厳しいのでしょうか、汎用レイドポケモンで対策しづらい特殊アタッカーで、さらに特殊耐久をあげてくるタイプのレイドって。
耐久ばかりかと思えば、日本晴れでしっかりブーストもしてきますしね。努力値無振りは論外気味だろうし。
あまり意識したことはありませんが、特性の「むしのしらせ」も痛い目を見る要因になっていそうです。挑発をしないのなら、固定技なため怒涛の変化技ラッシュで後半強いでしょうからね、星6ウルガモス。(でも対戦環境でもよく使われるポケモンなので、捕獲狙いもありそう)