先日ティオの記事でも触れましたが、ありふれのアニメ版を盛り上げる要素となったのは、シアとティオと、そして愛ちゃん先生の存在が強かったと筆者は感じてます。
なんだかんだ、大迷宮内の話は5話まで続きましたからね。別に面白くなかったわけではもちろんないのですが、深夜アニメの13話という短い期間の中で、薄暗い洞窟内の話が5話分続くというのは（ダンジョンものはともかく）なかなかのものです。
そこのところの視聴者側の中だるみ的な問題を解決しようとした対策の一つが、ちょくちょく挟み込んできた回想シーンだったのかなと今となっては思いますが、
そんな序盤の頃からコツコツ積み上げてきたありふれの雰囲気は、前話のやりすぎ案件な9話で良い意味で吹っ飛んでしまった気がします。（笑）
「断る」
「予想通りの即答！」
「もちろんただでとは言わん！お主をご主人様と呼び 妾の全てを捧げよう！」
▲ もちろん良い意味で。（ぴょんぴょん跳ねて、ちょっと可愛いしね……ｗ）
10話の概要
ティオからウルの町にまもなく魔物の大群が押し寄せることを知ってしまったハジメたち。
ハジメはもちろん関係ないと一蹴するつもりだったが……愛子の説得、愛子の変わらぬ先生としての姿に、協力を決意した。
ただ、愛子には魔物の大軍を牽引している人物に心当たりがある様子で。
先生であると同時に主人公のような愛ちゃん先生
ハジメが主人公らしい主人公だと言うのは、どう考えても無理な話。
かといって完全なダークヒーローではないのがハジメという主人公であり、そんなハジメがほとんど世界一強い存在であるのがありふれという物語なんですけど、最強系物語には、主人公らしい主人公に見えるキャラの方がいまいち魅力に欠ける風に描かれているのはよくある事例です。
天之河光輝はその一例。彼は勇者としてクラスメイトたちの真ん中に立っていますが、その文武両道であったがゆえの性格の危うさや鬱陶しさとも呼ぶべきものが、主に彼の周りの人物を通してライトではありますが描かれています。（極端なものは、金髪イケメン＋モテモテor小物・情弱キャラとして描かれる）リゼロのラインハルトに近いものですね。
「南雲君が一番苦しい時に力になれなかった先生の言葉など軽いかもしれません…」
「ですが一切を切り捨てて生きるような そんな寂しい生き方はしないでください」
じゃあ誰が本来の“青い正義感”を持ち、その正義を行使するために悩み、そして弱者からも強者からも支持を集めやすい「主人公らしい主人公」をしているんだろうとふと思うと、それは最後まで清水幸利の更生を願っていた愛ちゃん先生なのかもしれません。
ちなみに豊穣の女神と呼ばれているのは、愛ちゃん先生の持つ「作農士」というスキルから来ていますが、このスキルは大変レアなスキルである上に、一国の食糧事情を解決するほどの能力を秘めているスキルです。だから教会はそんな愛ちゃん、もといスキルを手放さないよう、護衛をつけているんですね。
いつも通りなティオ
▲ ハジメに露骨に避けられてさすがに凹んだかと思いきや……これである。これにはシアもドン引き。
そんなありふれの個性派作品としての面白さの一端が、10話を通して垣間見える中で、ティオという変態ヒロインはいつも通りでしたね。（笑）
まだ登場してから1話しか経ってないのに、もうなんかすごくいつも通りと悟れるくらいの通常運転です。愛ちゃん先生が悩む姿が吹き飛んでしまうくらい。
魔物の群れは六万にもなっていて、だいぶ大きな事件だったというのにｗ
もちろんそこには、そんな大事件であっても、重火器をぶっ放し、最後には単身突撃で終わらせてしまうハジメたちの規格外の強さがあったからでもあるんですけれども。アニメに際しては、いいポジションについてるキャラだなぁとしみじみ思います。
「愛子殿の心が折れてしまわぬよう、変わらず先生でいられるように」
もっと楽しむ方法
▲ 今回のエンドカード。
ありふれた職業で世界最強は、動画ストリーミングサービスのサイトで一気見することができます。
動画ストリーミングサイトとはようするに、「月々いくら払ってアニメ見放題できる」というサイトのことですね。（視聴できるアニメは各サイトにより異なります）
ストリーミングサイトはしっかり管理されているサイトですので、動画投稿サイトで投稿された動画を貼りつけているサイトのように、ウイルスに感染したり、キャッシュが異様に溜まったりなどのそういったリスクは伴いませんから安心してみることができますよ♪ もちろん、違法サイトでもありませんから、安心して視聴することができます。
個人的におすすめなのはアニメの作品数が多い「dアニメ」です。なんといってもここは値段が安く、月に400円しかかかりません。OPとED飛ばしもしっかりあり、ほっといても勝手に次の話が視聴もできたり、UI（サイトの使い勝手）も良いです。
アニメだけでなく、映画やテレビドラマの視聴も視野に入れるなら、「U-NEXT」がおすすめです。アニメ数はdアニメほどではありませんが、人気作品はしっかり見ることができます。勘違いされそうですが、日本の会社が運営している動画ストリーミングサイトです。
どちらも初月無料で試せる上、解約の手間もないので、アニメファンにおすすめのサイトです。
一つデメリットを挙げるなら、見すぎてしまうことなので、そこだけは注意してください。（笑）また、見たいアニメが配信しているかどうかあらかじめチェックしておくのも、無駄遣いを防ぐ有効活用の方法ですね。
オバロ、落第騎士、リゼロなど。
