ロクアカ

ロクアカ/アニメでは描かれそうにないセリカの最強の実力とエピソード その具合は不老不死で“神殺し”【実は天人?】

バトル色が強くても弱くてもアニメなら気になるのが誰が「最強」であるかという点。最強に近くなればなるほど、バトルも見応えたっぷりです。(*´∀`)

ロクでなし魔術講師と禁忌教典ではもちろん既に第七階梯という地位を与えられているセリカがこれに当たります。

ただ、その“真面目な”強さの程は残念ながら、アニメ版では尺の都合で披露されることはなさそうです。

アニメ版は若干システィ寄り

そもそも、セリカメインの話は原作6巻からようやく始まります。原作を準拠とするアニメ化される内容は、OPでグレンの仇敵ジャティスが登場していることからおそらく5巻までです。(テンポの良さのままに3話でしっかり収めてくるんだろうなと思います。)

5巻では表紙にもあるように、システィーナが花嫁衣裳をまといます。メインはもちろんシスティ。


▲ ガンダムシリーズやマクロスを描いた美樹本晴彦氏のシスティの1話エンドカード

よく、システィ推しが強いとは製作陣に対する言及で言われてきたことですが、〆の話がシスティだから、というのもここにはあったのかもしれません。(そういう意味では、アニメ版ロクアカはシスティがメインヒロインだとも言うことができますね。)

数少ないセリカの真面目な強さの程

「すっこんでろ」

「へぇ。断絶結界か。気が利くなセリカ」

セリカの最強の魔術師としての強さは一応アニメでも散見しています。1~2話と、6話辺りですね。

また、グレンには、セリカが伝授した全てを分解する魔術【イクスティンクション・レイ】もありますから、ここからセリカの最強魔術師の程がうかがえもします。

最大火力の魔術を使えるだけならまだしも、伝授もできてしまうわけですからね。

セリカの謎に迫ることはそのままロクアカの最大の謎に迫ること

セリカは個人が使う魔術では最高峰の火力を誇る【イクスティンクション・レイ】の使い手であることはもちろん、時を止めてしまう固有魔術【私の世界】を使うことができます。最強キャラの由緒代々の能力ですね。(笑)剣技にしても、かつて帝国一だった女剣士の剣を使い、その記憶を「魔術的に読み取る」ことで補えてしまえるチートっぷり。

その上、不老不死であり、200年前の戦争で外宇宙から召喚された邪神の眷属を殺害したとまできていて、作中でも屈指のスケールを誇ります。

「リック学院長!あなたはあの魔女を信じているのですか!?」
「魔女…か。言ってくれるじゃないか」

▲ セリカはハーレイの学生時代を見てきた

当然のようにセリカのクローズアップ話は自ずとそのスケールも大きくなっていきます。(その疑いは、メルガリウスの天空城の住人だったあるいは血筋の者、ナムルスから「最も呪われし存在」と言われている辺り、天空城の血筋ではないが何らかの禁忌に触れた者など。

いずれにしても、魔煌刃将アール=カーンに割とあっさりやられてしまい、謎も小出しのまま半ばお預け、まだまだ秘密が解明されることは先のようです。アニメはアニメで楽しいのですが、気になるところですw

セリカの話が気になる人は6巻や、短編集1のロクでなし魔術講師と追想日誌を読んでみて下さいね。普通に考えたらメインヒロインはルミア、システィの両者いずれかなんですけど、ロクアカを“正しい教師もの”や“正しいライトノベル”から外すならメインヒロインはセリカだとも個人的に思います。