外伝となっている24話も楽しみですが、マンガ版のファンでもある筆者は、今月末――3/29に発売されるマンガ版の転スラ新刊も楽しみです。(`･ω･´)
既刊であるマンガ版の10巻は、ケンヤたち子供たちと戦闘テストをしたところで終わっています。11巻ではラミリスが登場し、魔素を安定させる話が展開されることになるはずですが、アニメでは残念ながら出ることのなかったミュウランとグルーシスが出てくる可能性は極めて高いです。楽しみです！（もちろん楽しみはそれだけじゃないけどね）
アニメと違って、細かい設定や伏線の部分まで描くマンガ版ですので、出そうな頃で終わってしまうかもしれませんけどね。（笑）欲を言えば、リムルが殺戮を繰り広げるシーンも見たいですが、それは12巻の内容でしょうね～。。
転スラのアニメ版が楽しかった人は、ぜひマンガ版をおすすめしておきますが（書籍版ももちろん）、転スラではWEBと書籍ではおおまかな筋は変わっていない作品なので、WEB版を読むだけでもしっかり転スラワールドを堪能することができます。
お金がなくてちょっとな～とか、このキャラの活躍が読みたいけどどの章で活躍しているのかわからない、といった人は参考にしてみてください。（）内に便宜上章数を打っておきます。タブレットやPCで読んでいて読書の進みが遅いという人は、スマホでの読書がおすすめです。ゲーム感覚でちまちま読んでいると、そのうち癖になっていますよ。
目次
序章
とくに説明の必要もありませんね。死ぬ前の三上悟のときの話です。
地味にリアルなアラフォーの心境がつづられています。（悟くんは生涯で3回告白してフラれたらしい）
（1章）地位向上編
ヴェルドラとの対話から、ゴブリンやドワーフたちとの出会い、シズと出会い、そしてシズが亡くなるまでの話です。
アニメでは9話の前半までですね。今となっては懐かしい内容ですが、転生者（それも美少女）と再会し、そして亡くなってしまうという展開は、なかなか鮮烈な印象を与えてくれたのはよく覚えています。あまり鬱っぽくなっていないのは、転スラらしいと言うべきでしょうか。
（2章）森の騒乱編
オーガたちとの出会いから、ガビルなどのリザードマンたちを交えてのオークディザスターの討伐、そしてリムルが盟主になるまでです。
アニメ版では9話の後半から、15話までに相当しています。このオークディザスター戦前後の話がアニメ版では一番盛り上がったという声は、よく見かけます。
（3章）王都生活編
台風とか嵐とか形容される魔王リムルの襲来から、シズさんの願いを成就するためにイングラシアに赴いて、ケンヤたちに精霊をあてがわせるまで。
アニメ版の16話辺りから、本編最終話までですね。アニメは結構駆け足で進んでいたので、この部分はwebや他の原作などで補足として読んでほしいなぁと思うところ。
（4章）魔王誕生編
ここからは、アニメで未放送のエピソードです。
教会の血影狂乱（ブラッドシャドウ）たちの襲撃を受けて、魔王化を決意してファルムスの1万5千の軍勢を殺戮。ヴェルドラを開放し、魔王たちが一堂に介し、そしてリムルが魔王になると、一気に話が面白くなる章です。
十大魔王やディアブロ、ヒナタなどの魅力的なキャラクターも多く、またリムルの魔王化の話は、そこまで長くないながら屈指の緊張感と悲劇性を誇る話でもあって、転スラのなかで一番好きな話だという人も多いエピソードです。
（5章）聖魔対立編
「聖」とは聖騎士団であり、「魔」はリムルたちテンペストの魔物たちを意味しています。
ファルムスの軍勢を王のみを残して殺戮したテンペストを落とすため、ヒナタ率いる騎士団が行軍して、戦いを終えるまでの話です。聖騎士団の面々が活躍すること以外、とくに目立った新しいキャラクターが出るわけではありませんが、ヒナタがかわいくなり、シズが出てくる貴重な章でもあります。
（6章）魔都開国編
国を一つ滅ぼしてしまったと相違ないテンペストに恐れをなしたり、国益を重視したりで、国交が増えるために、アトラクションとして地下迷宮を建設＆公開したり、武闘会を開催したりする章です。
生きるか死ぬかの戦いはひとまず身を潜めて、わいわい楽しく（とくにリムルは大はしゃぎ）、悪意なきトラブルメーカーなラミリスとヴェルドラのコンビや勇者マサユキたちが活躍を始める章でもありますね。
（7章）魔人暗躍編
黒幕がユウキだと分かり、ユウキと対立したヒナタの死と勇者クロエの復活を機に、レオンとルミナス、リムルの3人が停戦、ならびに協力関係を結ぶ章です。
これまでは表立って描かれてこなかった、ユウキの手の者やその裏での手腕などが一気に明かされる章でもあります。レオンやルミナス配下の将たちも登場し、リムルの出番は少ないですが、物語の根幹に迫りつつ別の視点で楽しめる章になっています。
（8章）帝国侵攻編
これまで作品内で秘匿されていた大国――東の大国であるナスカ帝国が、ヴェルドラの消失を機にかつての惨敗を払拭するべく、ついにテンペストに進軍してくる章です。
大規模な戦争ということもあり、ダムラダや近藤中尉、ルドラ王など、東の帝国の面々をはじめ、ヴェルドラの姉であるヴェルグリンド、ディアブロが連れてきた悪魔であるテスタロッサ、ウルティマ、カレラの三人、そして地下迷宮の10傑衆に、結構な数の新しいキャラクターたちが大活躍していて、目が離せない章になっています。
（9章）竜魔激突編
竜とはヴェルドラとヴェルグリンドのこと。魔はテンペストの魔物たちのこと。得てしまった94万の魂でベニマルたちの覚醒魔王化を行うことから始まり、残った帝国軍の軍勢に立ち向かう章です。
魔王のなかでも最古参の一人であり、最強の魔王でもあるギィ・クリムゾンがついにやってきたりしますが、まさかのヴェルドラとの魂の開放を遮断されてリムルがブチギレるなど、帝国侵攻編と同じく、目が離せないのは変わりません。
（10章）天魔対戦編
ユウキの策略により、リムルたちはついに天使とまで戦うことに。そしてユウキとはまた別の最大の敵――ヴェルダが出現し、最終対戦まで突き進んでいく章です。
魔王たちが勢揃いするここまでくると、残念ながらベニマルやシオンなどといったかつての仲間たちの出番は減っていますが、読み応えのある戦いは変わらず。ユウキにヴェルダに、カザリームにヴェルザードに、クロエに。リムルないし「リムルたち」はどうやって勝つのかが記されている章です。
転スラに限らず、最終話をこっそり覗く人は多いと思いますが、転スラにいたってはわけわからないと思います。意外と、と言うか、終盤の転スラは割と描写に容赦がありませんからね。（笑）かなり科学班です。章が3つ分4つ分もある章なので、やはり通して読んでここまで来る方が、楽しむことができるでしょうね。
色々番外編
番外編は二つに分かれていて、どちらも本編最終話より約8年後の世界です。
「リムルの優雅な脱走劇」は、大企業の息子が仕事に嫌気を指して飛び出していくように、リムルがこっそりとテンペストを抜け出て、生徒たちの意識改革をさせる名目で、自らは正体を隠し、魔法も制限されたうえで魔物の跋扈する無人島に行く話です。ディアブロとソウエイが、暗躍組で影で活躍します。
「未知への訪問」は、リムルではなく、ヴェルドラ、ラミリス、ベレッタが主役の物語。三人は文明が現代よりも発達している異世界に行って、やりたい放題します。（笑）空気中の魔素量が少ないので本来の力は出ませんが、転送先にはサイボーグはあってもスキルの概念はない様子で、そこの辺りを「理不尽な力」として描いているのがユニークで、ユーモアにあふれています。
最後の「１９ 再生の日」は、ヴェルドラとラミリス、そしてリムルの最大規模の力が発揮されていて、WEB内ですが、彼らが最終的にどの程度の規模の力を持ったのかが見れる、必見の章です。
オバロ、落第騎士、リゼロなど。
