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ポケモンSV/星6ケンタロス(格)レイド対策と攻略法 忘れられるサブウェポンと壁破壊技

今作SVでいくつかの既存ポケモンは進化先やリージョンフォームが与えられました。

ケンタロスはそんなリージョンフォームを与えられたポケモンの1匹で、「パルデアケンタロス」という呼称にもなりましたが、3つもリージョンフォームがあります。

今回はその3つの形態のうち、スカーレットとバイオレットのどっちでも出現するベーシックなフォルムのケンタロス(格闘単)ですね。

↓見分け方については以下

星6ケンタロス(格)の強さについて

レイジングブル

ケンタロス(格)で留意すべき点の1つは、「レイジングブル」という専用技持ちであること。とくにサポーターをやる人ですね。

威力90のノーマル物理技で、パルデアケンタロスのフォルムによってタイプが変わる技です。フォルム依存なので、テラスタルタイプは関係ありません。なので格闘タイプですね。

この技は「リフレクター」「ひかりのかべ」「オーロラベール」などのいわゆる壁を破壊する効果があります。追加効果扱いではないので、隠密マントなどは適用外。

壁は、誰かしらがこの技を受けた時に破壊されます。レイド中においては破壊されたかどうかはダメージ量の推移や、Yボタンで状態を見ないと分かりません。

アタッカーはともかくサポーターは壁はよく使う技なので考え所ですね。基本は技威力的にインファイトをうたれると思いますが、壁があると技の優先度が上がるのか、ときどきうたれてるようですしね。

タイプ一致インファイト

また、「インファイト」持ち。

威力120の格闘物理技ですね。防御と特防が1段階下がりますが、命中は100なので外しません。

展開を早めてくれる一方で、威力120かつタイプ一致なので、軽んじていると痛い目が見れる技ですね。

サブウェポン:しねんのずつき、あばれる

あと、サブウェポンに「しねんのずつき」と「あばれる」があります。

「しねんのずつき」は威力80命中90のエスパー物理技で、「あばれる」は威力120のノーマル物理技。

「しねんのずつき」は結構忘れられがちな印象もあり、「あばれる」にしても威力が高いので留意しておきたいところ。ちなみに「しねんのずつき」は2割ひるみです。

星6ケンタロス(格)の技と種族値

インファイト
レイジングブル
あばれる
しねんのずつき
固定:ビルドアップ
固定:いやなおと
特性:はんすう

「インファイト」は威力120の格闘物理技。命中100で外しませんが、攻撃後に防御と特防が1段階下がります。

「レイジングブル」は上でも触れましたが、威力90のノーマル物理技で、パルデアケンタロスのフォルムによってタイプが変わる技。今回は格闘単のベーシックフォルムなので、格闘タイプです。また、壁を破壊する効果もあります。

「あばれる」は威力120のノーマル物理技。「げきりん」などと同じで、2~3ターン後に混乱する技。「しねんのずつき」は威力80の命中90のエスパー物理技。威力はそこそこですが2割でひるみます。

「ビルドアップ」は攻撃と防御を1段階上げる技。残りHPが9割の時に使います。「いやなおと」は防御を2段階下げる技。固定技なので、使うのは1度きりです。残りHPが2.5割のときに使います。

特性の「はんすう」はきのみを食べた次のターン終了時にもう一度同じきのみを食べられる特性ですが、きのみは持ってないので、死に特性ですね。

種族値は以下。

HP 75
攻撃 110
防御 105
特攻 30
特防 70
素早さ 100
合計 490

技のタイプ相性

格闘・物理:インファイト⇒ノーマル、氷、岩、悪、鋼
格闘・物理:レイジングブル⇒ノーマル、氷、岩、悪、鋼
ノーマル・物理:あばれる⇒なし
エスパー・物理:しねんのずつき⇒格闘、毒

タイプ相性の範囲はそれなりですね。

定番内だとテツノカイナ、コライドン、コノヨザルが抜群をつかれます。

定番外だと、ガチグマ、ハルクジラ、ドドゲザン、サザンドラ、ヒードラン、ザマゼンタ、イダイナキバ、テツノブジン、テツノドクガ、ムゲンダイナなどが不利相性。

ケンタロス(格)対策ポケモン

基本は格闘を半減以下に抑えたいですね。格闘とノーマルを無効化できるゴーストは有利です。

壁を破壊する「レイジングブル」持ちでもあるので、サポーターは壁の代用になるサポート内容を考えると◎。ただ、戦況が劇的に変化するほどではないので、必須ではないです。

また序盤の「ビルドアップ」が後に地味に響くので、サポーターではなくともできれば開幕に「ちょうはつ」を使いたいところ。

アタッカー

定番内だと、マリルリ、ミライドン、ソウブレイズ、ハラバリーが弱点をつかれません。

マリルリとソウブレイズは手堅く活躍できますね。どちらもサポート技が使えるアタッカーなので味方を守りつつ、ダメージを稼げます。メタ的な度合いでいうと、ソウブレイズが上です。


▲ 何らかを理由に途中で通信が切れると味方がソロみたいな動き(自分のあとにいっせいに動く)になるけど、テラスタルのいっせい使用は初めて見た。しかも全員3人ともフェアリーという意識の高さ。

マリルリは冷や水、ソウブレイズは挑発・リフレクターですね。ただ、リフレクターは無理して使わなくてもOK。ミライドンは挑発を使いたいところ。

テツノカイナは抜群が取られますが、タイプ不一致で威力もそこそこなのでいけるでしょうね。ただ、2割ひるみもありますし、それほどおすすめはしません。コライドンも挑発+ワイドブレイカー持ちだとgood。

定番外だと、まずサーフゴーと黒馬バドレックスのゴースト2者が相性有利で、ケンタロスの攻撃をすべて半減以下に抑える浮沈艦。サーフゴーは壁を貼る以外では攻撃あるのみですが、バドレックスは挑発を使いたいところ。

同じくゴーストタイプのラウドボーン、ギラティナ、B振りヒスイゾロアーク、ヒスイバクフーンも有利相性です。ヒスイゾロアークは挑発+恨み辛み、ギラティナはタフなのでメトロノームがおすすめ。

他にはB振りエルレイド、ミュウツー、オノノクス、ハッサム、ガブリアス、グラードン、レックウザ、リーフィア、ザシアン、カイオーガ、白馬バドなど。エルレイド、ミュウツー、オノノクス、白馬バドは挑発持ちなので◎。オノノクスは例によってワイドブレイカーを使いたいですね。

サポーター

サポーターは3組。前述したように、壁破壊対策も考えてみました。

ユキメノコ(HB)での対策

1匹目はユキメノコ。氷タイプですが、ゴーストを持ってるので格闘には強いサポーターです。素で上を取れるのも◎。

挑発⇒リフレクター⇒応援防御⇒冷や水連打で完封案件。

絶対ではありませんが壁は破壊されることがあるので、時々Yボタンで状態を見るといいですね。

オーロンゲ(HB)&ヤレユータン(HB)&ブーピッグ(HB)での対策

2匹目はオーロンゲですね。ケンタロスは素早さが高めですが、テラスが悪以外で、変化技に関しては上を取られません。

ユキメノコと同じですが、挑発⇒リフレクター⇒応援防御⇒冷や水連打で完封します。こちらもユキメノコと同じで、ダメージ量や壁の破壊の有無は留意しておくと◎。

ヤレユータンとブーピッグも同じ流れ。どちらも上を取る場合はビルド調整が必要です。

プリン(HB)での対策

3匹目はプリン。もちろん、「しんかのきせき」+防御上げ性格です。

とりもげは「しんかのきせき」はあまり好きなアイテムではなかったりするのですが(進化前は弱くていい)、今回は壁の代用になる「フレンドガード」があるので採用しました。

挑発⇒リフレクター・応援防御⇒冷や水連打で完封します。+「フレンドガード」で味方のダメージを3/4に抑えつつ。

気になるのはプリンの耐久面ですが、HP434の進化の軌跡(輝石?)で防御が実数値228になり、元タイプ一致のインファイトやテラス一致あばれるも普通に耐えます。持ち物が埋まるのがネックですが、晴れ・雨も覚えますし、対物理では結構汎用性の高いサポーターです。(サケブシッポ……)

あとは、壁の代用ということで焦点を当てたのはヒーラーで、クレセリアやブリムオンですが、両者ともに壁こそあれ貫通攻撃デバフ技などは持たないので、上記のサポーターに比べると能動的には有利展開にしにくいです。

デバフ解除の1回目が早く、威嚇はすぐに消されてしまいますが、ハリーセンやハリーマンも拓です。

忘れられるサブウェポン

そんな感じで、ケンタロス(格)の対策でした。

結構サブウェポンが忘れられてる印象です。とくに「しねんのずつき」ですね。デバフ解除も2回あって、1回目は早く、その辺も忘れがち。

また、ケンタロス(格)自体の打開難易度は真ん中より少し下くらいだと思いますが、ケンタロス界隈には見た目の区別のつきにくさからくる勘違いがあります。同時進行で別のフォルムとも戦ってはいますが、水の方では炎をばりばり出していたこともありました。油断もあるでしょうけど、ケンタロス界隈は味方の選出はちょっと気にするべきレイドの部類かもしれませんね。